«  2018年11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

« 当たり前の歯周病治療とは?:70代の良く管理された歯周病患者さんから学ぶこと | メイン | 不良なインレーは危険です。再治療は必須! まずは知性から磨くこと »

2014年2月13日

先日来院された初診患者さんです。

上顎中切歯2本の周囲が歯肉炎で赤く腫れただれています。
補綴物が装着されてからしばらく経っているようですが、装着後に現在みられる辺縁部の歯肉炎は生じたようです。

正面観.JPG

*上の状態は第二来院時の状態で、初診日にある程度歯周組織をエアスケーラーで清掃して、最悪の状態から少し改善した状況です(初診日の画像はなし)。
*臨床の片手間でポケットカメラで簡単に私1人で撮影したので画像が見づらいことをお詫びします。(・_・)(._.)



マージン不一致.JPG

歯周治療に使うプローブという歯周ポケットを診査する器具で、補綴物の辺縁(マージン)をチェックしたら補綴物マージンと歯の形成された部分とは1ミリ以上の不一致がある状態を示しています。

一致していれば、このように横からプローブが入りません。
すなわちデタラメな補綴物です。
形成した歯とフィットしない補綴物が装着されていた事になります。

すなわちこういった不一致な場所は歯肉に食い込み、更に細菌の温床になるために歯肉炎や歯周炎を生じます。

ハッキリとこの症例は歯科医師が治療という名目で作ってしまった歯科医原性疾患です。

除去した冠.JPG


患者さんが歯周組織の改善を強く希望されたので、必然的に補綴物を除去することになりました。:上の写真は除去した補綴物です。 貧弱な硬質レジン前装冠でした。(もちろん除去後は仮の歯(テック)を装着しています。この後、歯周治療を一から行いました)






冠除去後.JPG

冠を除去したら↑のような状態でした。
気の毒に歯周組織はマージンの不一致により長い間歯周組織は傷害を受けていたことになります。

歯科医ならよく解ることですが、歯周組織を全く治療しないままイイ加減な印象を採得して
それを基にイイ加減な作業模型で冠が作られたので、こういったマージン不一致の補綴物が
作製されてしまったのでしょう。


すなわち、補綴物の印象をする前に歯周病治療もしていなかったし、必要なマージン部の適切な印象も採れないような歯周組織のコンディションのまま、極めていい加減な印象が採得された事が予想されます(実は巷にはこういったケースが沢山あります)。

更に,不適切な補綴物を装着されて歯肉炎を持続的に惹起され続けていた訳です。

これは氷山の一角で、日本の歯科医療では同様にイイ加減な医原性疾患を頻繁に見かけます。
補綴物を装着する前に歯周組織の治療もしない歯科医療では当然のことです。

そして、歯周組織の健全な維持にも補綴物の高い精度は必須です。

極言は、歯科治療の選択は歯科医院や歯科医師の選択で全て決まります。



















Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。