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2016年11月22日

1,2年前に高校時代の同級生K君の奥さんがカウンセリングを受けるために来院されました。
相談の主旨は、「ご主人がセラミックの歯が10万円もするはずがないので、それぐらいする治療なのか聞いてこいと言われた」といった事でした。過去25年間にこのような主旨で来院された患者さんはありませんでした。

その奥さんも半分旦那さんの非常識な価値観には呆れていたようですが、一応カウンセリング料を払ってまで説明を聞きに来院されました。
ある意味では同級生のK君は大変に正直な方なのかも知れません。多くの患者さんはなぜそのような金額になるのか?もっと安くならないのか...と心ではそのように思っている方が多いはずですが本心を言ったらいい大人がみっともないと考えて黙っているのが本当のところだろうと思います。

K君は,たった一本だけ保険治療を受けた歯(私が治療したコンポジットレジン充填歯)が有るだけで極めて歯が健康で歯科治療を自費で受けた事など全くなく、K君の実家のご両親も2名とも歯が良く歯科治療に治療費が掛かることが全く体験的に理解出来ない環境とのことでした。一方,奥さんのご両親は歯が悪くかなり自費治療費をかけて治した経験があるといったことで、夫婦間に歯科自費治療に関する認識の隔たりが大きかったとハッキリ断言できます。

日常的に来院される患者さんでも以前に自費治療を一本も受けた経験がない患者さんの場合にセラミック冠やセラミック系のインレーで治療する際には、治療費の価値が解りづらいケースもあるようです。いつもお伝えすることですが、我々の治療費は業界の相場であって、常識外の数字では全くありません。他院でも同等の金額になります。ネット等で調べてもらえば解ります。また、金額にはある程度の幅もあり使用材料や技工料に因って2,3割の巾があることも知っておきましょう。

セラモメタルクラウン(セラミック冠)による綺麗な治療例と共に、その作製過程もご覧下さい。,このようにラボで丹念に作られる技工物の価値を解って下さい。


○自費治療費は根拠が有る数字です:


都内23区のセラミック冠(この場合、金属焼き付け陶材冠=セラモメタルクラウン)の治療費の相場は10万〜15万円です。敢えて23区と断ったのは都下や地方では経費が都内中心部とは異なり余り掛からないところが多いので、地方などでは更に少し安価な金額が相場になるからです。

すなわち、治療費は経費に依存して決定されることを認識して頂きたいと思います。
そして、そういった金額は経費などの根拠が有って決定されるものなので、"言い値"のような根拠が曖昧なモノではありません。開業医の殆どは顧問の税理士がいるのでそういったプロの目で健全な利潤が得られる適正額といわれるもので、充分に根拠がある数字といえます。


○寿司屋の業界内統一価格制と保険治療費は同じです:

余談ですが、バブル期以前の一時期は、首都圏の寿司屋の業界で統一価格が定められていた時代がありました。すなわち、握り寿司の並と上、チラシ寿司の並と上、にぎり寿司一桶の並と上...といったモノがみな横並びで同一値段でした。
そういった各店舗の立地や諸経費に大きな差がある中で決定された極めて社会主義的統一価格制を採っていた妙な時代があったのは今では不思議なように思えますが、実は現在の健康保険制度の治療費が実はそれと同じです。

歯科界では都内23区や地価が高い場所で開業されている臨床家や開業場所に因らず保険治療では治療費が治療対価としての価値を大きく下回って無理があると認識された場合には、我々臨床家は自費治療を行う自由が公的に認められています。

保険制度の下では、卒業したての若い歯科医も感染歯質を窩洞底に残したまま雑な金属インレーを平気でセメントでセットするような先生も歯内療法でラバーダムすら使用しないような不良歯科医もキュレットでスケーリング&ルートプレーニング(SRP)すら出来ないのにSRPしたように保険請求するような歯科医師法違反の歯科医も全て書面のみでしか判断されない保険治療では平等に扱われています。
患者さんはそういった恐ろしい保険歯科治療の実態を認識しないで、治療してもらって有り難がっているような気の毒な患者さんすら多い実態があります。


寿司は平等.jpg



○自費治療費は対価であるべきです:


私の医院は治療し直しを沢山手がけています。
治療し直しを希望して来院される患者さんは、以前保険治療を受けたモノを治療し直したい場合や以前高額な自費治療を受けたが思わしくなく治療のし直しを希望する場合もあります。こういったモノでは特に、後者の自費治療を受けたモノの治療し直しがかなり多い事が事実です。自費治療の治療し直しについては私は過去のブログで幾つも書いてきましたが,これ等多くが歯内療法や歯周病治療さえ行っていないような不良な治療や根拠がないまま行われているモノが殆どである実態は我々臨床家が反省すべき点です。


昨日も審美歯科の看板を掲げた歯科医院で上顎6前歯を治療された患者さんがセラミック冠の歯茎から出血する事を訴えて来院されました。
歯周病の治療もしないままセラミック冠を装着してしまった馬鹿な歯科医が患者さんに負わせた医原性疾患です。
私が何を言いたいのかと言えば巷には自費治療費をもらっていながらそれに価しない、むしろ治療費を頂きながら歯をダメにするような詐欺治療が平然と行われ続けています。
この実態は患者さん全てに注意喚起すべき事です。警察が"オレオレ詐欺"に注意するよう警告している事と同様に巷の歯科医の治療には注意するように注意を促しています。
素性や実際の治療を確認出来た信用できる歯科医を探して受診するようにしましょう! 



最後にK君へ一言:


話題はK君の話ですが、K君は一流大学を卒業してある会社に就職し海外勤務も行ったかなりエリート筋の会社員でした。そして世間から叩かれる麹町の怪しい(?)独立行政法人(独法)に努める○○室長というかなり偉い管理職で、高額給与をもらう社会人で,通常は億単位の公的事業を監視する役割の方です。

ですからK君には「世話になった嫁さんにはケチらないで、10万円くらいの前歯の治療費ぐらい出してあげなさい」と高校時代の同級生の1人として常識的なコメントをさせて頂きます。 




















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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。