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2018年9月15日

  

先日来院された方のパノラマX線画像です。

この頃多い殆ど適切で長持ちしそうな治療が存在しない口腔内の患者さんです。
この方は,3回ほどカウンセリングしましたが、まだ私の方針には説明が要りそうです。

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MS1-1.jpg

これは、左下顎大臼歯ですが、大きなコア状の部分と咬合面を含む歯冠部が一体型になっているようです(一見、外観上はアンレーやクラウンに見えます)。すなわちこれは歯質へのストレス過多で悪名高い継続歯と同様です。

更に根管は根管充填されていないままです.たぶん根管が根尖付近1/2で見えないので根管治療を全くしていなかったと想像出来ます(根管が汚染物質のまま放置されている)。とにかく現時点で根尖病巣が出来ています.


一般的には根管治療のし直しをすべきと思いますが、大きな金属の塊であるコア状の金属を除去出来るか否かが問題です。

更に、除去できたとしても残存歯質が破折するリスクを考慮すべきです。歯質が破折するば、歯自体を保存出来ませんから急発症状が出ていない現時点では触らないで観察すべきと思います。

再度根尖部に違和感が起きた時点で、抗生剤の投薬をする事にします。敢えて除去しないで予後観察する予定です。

根尖病巣があっても、症状が出ないままならば、予後観察状態にする方が無難な場合も多いと思います。

更に、下顎中切歯が2本とも根尖病巣がうっすら観察(画像ではボケています)されています。
違和感を感じた時期があったそうですが、根尖腫脹など急発は未だに起きていません。

MS1-3.jpg

出来れば、根管に挿入されたコアを除去したいと思いますが、これも残存歯質への影響を考慮し直ぐに除去しないで予後観察して根尖病巣の発作の可能性が出た時点で投薬してから状況に応じて対処を選択する予定です。

特に下顎前歯部の無髄歯でコアが装着されている場合には、除去して歯根破折する可能性がある場合には、除去の可否を慎重に判断します。


私は下顎前歯は可能な限りコアを必要とする補綴処理は避けるようにしています。
その理由はコア装着時から歯冠へ内圧が掛かり過ぎて歯根破折を助長するからです。
下顎前歯は必ずしもコアを挿入しない方が良い場合もあります。

出来るだけ、下顎前歯のコアを使う歯冠補綴は行わないようにすることは、私の臨床経験からの重要な臨床上の方針です。 
 更に、下顎前歯部に限らず、歯根の大きさや巾に応じて可能な限り歯根内に圧を欠けないように破折リスクを与えないことを最優先に考慮します。

今回は上の3箇所の治療し直しを敢えてしないで、要観察としたわけです。

歯冠補綴物と根管にある金属コアなどを除去する事で歯根破折する事があれば、歯が保存出来なくなって治療したこと自体の意義がなくなるからです。


このように,コアの入った補綴物の治療し直しでは。敢えて積極的に除去しないで,状態を観察して模試異常があれば、投薬などにより対症療法を行う・妥協的な処置が選択されざるを得ない事も多いので知っておきましょう。 

すなわち、敢えて 治療し直ししない選択が妥当だと言えるケースが多い事は臨床家は沢山遭遇するケースです。


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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

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