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2018年10月 8日

 
   

  この数年,インレーなど補綴物が脱落し来院する患者が益々増加しています。
特にインレーの場合多くは、窩洞の形成量(窩洞の深さ)が浅く、インレーの金属を窩洞内に摩擦をもって維持出来ず脱落している場合が殆どです。
これ等インレーは厚みが無く金属が極端に節約された事が明白です。ケチな歯科医が金属代をケチって窩洞を意図的に余り深く形成しないで、インレーの金属代を節約したことが明白です。

歯科の保険治療ではどの先生が治療しようとも全国一定の診療報酬になるため出来るだけ金属代を節約できれば歯科医院の粗利がその分だけ増えます。
たぶん金属代が年々高騰しているので  金属代金を節約して粗利を得ようとするケチな信条の歯科医が増えているのだと想像できます。

 例えば,1g 1,000円の合金では適正に形成して0.5g使うべきケースでは窩洞を浅く形成して0.4gで済むように出来れば0.1gの節約で0.1g分の金属代の100円分だけ粗利が増えるわけです。  極めてケチで,嫌な歯科医院です.
もちろん、窩洞形成が浅いので金属と窩洞との間に生じる摩擦が少ないために、それだけ金属インレーが脱落し易くなります。
たぶん、このような方法で粗利を増やせてもわずか数円~100円程度です。このようなケチな歯科医の思惑で患者のインレーが脱落し易くなって不良な補綴物に成り得ます。
本来患者の歯科治療が安全で長持ちできるものを提供することが臨床医の使命であるはずですが、この程度の臨床倫理も無いのが歯科医院を経営する多くの歯科医師の標準的な姿になりつつあるようです。
全く情けない現状ですが、私は浅い不良な窩洞形成により脱落したインレーを毎日のように発見して情けない状況に呆れ果てています。

更に浅く窩洞形成するために、底に感染歯質を取り残すケースも増えています。


インレーが脱落して来院された患者さんには、極端に窩洞が浅い不良なインレーを観て頂き、歯科界の医原性疾患を作る現状を認識して頂きます。そしてアブナイ歯科医院を回避して頂けるように毎度説明しています。
 インレーが脱落する医院へは二度と行かないようにすべきなのは言うまでもありません。




○ インレーの維持に関わるファクター:
 インレーは基本的には歯質と金属の間に生じる摩擦力によって維持されています.
セメントによる維持力は物理的な維持力を補助する作用と考えることが基本です。特殊な意図で行う治療以外はセメントの接着力のみに依存する維持力だけで補綴物をセットすることはありません。


インレー模式図.jpg


  ・インレー窩洞の深さ; インレーは深いほど歯質と金属の間に摩擦が大きく生じ深さに比例します.歯質を削りたくないと思うかも知れませんが、 インレーでは適切な深さが必ず必要です。

 ・インレー窩洞のテーパー ;インレー窩洞は窩壁が平行に近いほど歯質と金属に摩擦が大きく生じますが、窩壁が並行では摩擦が強すぎて臨床では金属がセット出来ないので,僅かに外開きにします(図では外開きのテーパーを強調して大きく表現していますが,実際はもう少し並行に近い状態です).

・ 歯科用セメントは基本的には上のような摩擦が設定されたインレー金属と歯質の間を埋める補助的役割を持ちます。基本的には接着力に大きく依存する治療は通常行いません.
また窩壁と金属の間に隙間が大きすぎれば摩擦がないために維持出来ませんし、セメントも厚くなり後日,溶け出せば脱落原因になります。

  *歯科用セメントの多くは口腔内で溶解します。適切なセメント層の厚みであれば問題有りませんが、妙にセメント層が大きすぎる場合にはセメントの溶解で脱落や二次的なう蝕形成を起こします。

以前にもブログ記事で紹介しましたが、このように歯質と金属の間に大きな空間を作る例は元々精度が悪く大きな空間が生じ易かった事を表し内部で二次う蝕(二次カリエス)を生じている可能性が高いと言えます。

特にう窩(虫歯の穴)を充分に形成しない歯科医の治療は感染歯質を取り残す可能性が高いと言えます。現在インレーが外れた患者の場合は8割以上に変色した感染歯質が窩洞に観察されます。



以前,この記事にも書きましたが、上の画像のように紙のように薄いインレーが多く、窩洞の底には変色したう蝕の感染歯質が残されてるのが典型です。

インレー1003.jpg

上のような窩洞ならば大臼歯の裂溝部から派生したう蝕ですから、金属インレーではなくむしろ歯質色のコンポジットレジンで綺麗に充填処置して高い接着力で隙間も生じないで長い年月の使用に耐える患者さんのメリットも大きい歯科治療も可能です。(この症例は保険治療でコンポジットレジン充填しています*)   *金属が外れて来院された手間がかからない場合には、原則的に保険でコンポジットレジン充填しています.

しかし巷の一般の臨床医は保険治療ならコンポジットレジンよりも金属インレーが診療報酬が高いために金属インレーで治療しがちです。こうして結果的に不良な治療をすれば医原性疾患を作って患者さんに害を及ぼします。



○当オフィスでは、上のような巷の歯科医院での医原性疾患疾患を治療し直すことをル-ティンのように日常的に沢山手がけています。

上のような金属インレーの治療し直しや自費治療でも価値のない不良な治療を受けたケースや全顎的に大がかりな不良治療を受けた例まで対応可能な範囲で治療し直しを行っています。

お困りの際は、カウンセリングも有ります。治療に先立って説明だけに充分に時間を費やして正しい治療の概念を説明しますので、より良い歯科治療の選択肢を理解して安全で長持ちする歯科治療をお受けになって下さい。また,充分時間を予約で割くために必ず来院できるように無駄のない当オフィスの診療にご協力下さるように御願い致します。

 我々のオフィスは予約は全て電話予約制です。ネットでは承っていません 是非,ご予約下さい。


















2018年9月20日

  

  

  以前もブログ記事に書いたように、根管治療後の再発が最近再び顕著になってきました。
こういった症状の流行はなぜか短期間に沢山観られることが多いのは、疾患の発症が統計学的に有名なポアソン分布に基づく発症の特徴といえます。

歯科疾患の再発は,ほぼ不完全な治療に因るところが大きく、病巣局所に原因因子の細菌や根管治療なら根管の清掃不良により歯髄由来の変性タンパク質を放置した事が原因の可能性は大です。いずれにせよ、歯科医師が患者の治療を不完全なまま終了させた医原性疾患と言える可能性も大きいと言えます。もちろん,術者には責任はあっても、患者さんには全く責任はありません。

  このように歯科治療の再発は病巣だった箇所の局所に原因が放置されて残っているから生じますが、患者の免疫力など抵抗力が低下していることが再発発症の前提には大きく関与しています。
最近では麻疹(はしか)が日本国内で流行しはじめているのも、国民が概ね抵抗力が低下している証しだと言えます。またこういった感染症が流行する背景の抵抗力低下は、同時に歯科疾患の再発も起こし易い状況と言えます。

患者さんは、より完全な歯科治療を受ける必要性があることは言うに及ばず.たとえば,歯科治療の中で最もセンシティブな根管治療の良否が、再発リスクを左右します。例えば,以下のレントゲン画像では、一応は根管充填されてはいても、根尖部3mmは根充材が入っていずいわゆる死腔(根充材が充填されていない空の状態の根管)状態で、しかも歯冠開口部から根尖に向っては根管充填材が殆ど充填されていない、空に近い空間を形成して、いわゆる根冠開口部から根尖に向けて細菌が自由に移動できる大きすぎる程の通路が残されて、呆れ返るようなコロナルリーケージが形成されています。口腔内細菌がいつでも自由に根尖へ移動できる状態を放置して、根尖病巣の治癒どころか、根尖病巣を成長させ拡大をさせています(=病巣治癒と真逆です)。

k m 3.jpg

この例とは逆に私が他院から来院した患者の前歯部根管治療の治療し直しと補綴治療をし直した例を参照すれば,根管清掃を適切に行い正しく緊密に根管充填すれば根尖病巣は縮小治癒して消失する事がご理解いただけると思います(=典型的な良い根管充填の状態とはこのようなものです・参照して下さい)。

dd196e8c.jpg
上の2枚のレントゲンに見える根尖病巣は各々、下の2枚のレントゲン写真では治癒し消失・治癒しています. 根管治療し直しにより適切に治癒した例と考え下さい。


先日、他院で歯周病治療のトンネリング形成の外科的治療を受けても歯肉の腫脹・排膿が治らないので来院された方のブログ記事を書きましたが 以下の画像のように、根尖病巣があるために歯肉腫脹と排膿を起こしています(歯周病に因る問題ではなく根尖病巣がある事が問題です)。

トンネル1-1.jpg

根管充填は一応されていますが、根尖部3mmほどの根管の清掃が成されないまま放置されています。 ⇒ 根尖部近くの根管清掃は、根尖まで貫通させないで根管清掃されていないようです。⇒根尖から3mmほどの根管腔に残る細菌や死んだ歯髄の変性タンパク質が根尖から出て⇒体内ではこれ等は抗原として白血球他、免疫を担当する細胞に認識されて根尖病巣を作ります。


これは、術者が根尖に近い数mmの根管を根尖まで拡大して充分に根管清掃する基本手技を怠ってしまった事が原因だろうと思います.
我々は、こういった根管が狭窄や閉塞に近い状態になっていることを "根管が開かないと表現しますが、このように根管が"開かない"ままに放置して終わった不充分な治療によく臨床では遭遇します。
短時間診療体制の歯科医院では、通常10分、15分で根管治療している医院の場合には開かない根管を更に10分以上も細いファイルで丁寧に開けてゆく歯科治療を無駄な努力と思うのかも知れません。⇒こういったところに歯科医院の誠実さの無さが現れます。(誠実な歯科医院を選びましょう!)

支台築造後.jpg

上のイラストのように根尖まで根管治療し緊密に根充した後 支台築造を適切に行えば及第点だったはずです。

私は、開かない根管を放置すれば、後で根尖病巣を形成することが解っているので,1根管に30分程度の努力は通常当たり前と考えています。これ等は術者の能力と努力に依存する治療結果なので、技量が無い先生ほど空かない根管を放置して医原性疾患を作る確率が高くなると思います。
>こういった開かない根管を放置する歯科医は技量と誠実さが無いダメ先生と換言できます。

よく根管治療し直しが余りに時間が掛かり過ぎて儲けにならないということを同業者から聞きますが、そういった治療し直しは対価としての自費診療にして、患者へより良い治療を提供する事がむしろ真っ当な歯科医療の誠実なカタチだと私は思います。
よって私は手間や技術が必要な治療し直しは原則的に自費治療で行っています。

治療費を充分頂かないから医原性疾患を作ることになるような実態は、患者目線では迷惑でしかありません。
多くの同業者にも対価としての治療費を請求できるだけの技量を持てるように臨床手技をより研ぎ澄ましてもらいたいと一歯科医師として私は願っています。

患者さんへ一言:

 根尖病巣の再発が多発するのは、多くはダメ歯科医の不良な治療が原因です。
  臨床例を提示して解説しているような実際の臨床での誠実な姿勢が理解出来る歯科医や歯科医院を選択して受診して下さい。

根管治療でラバーダム防湿法さえも使用しない危険な歯科医院の治療は全く予後の保証が無いだけでなく、医療事故さえも心配なので絶対に受診しないようにしましょう。

我々のオフィスへの電話予約はこちらから。






















2018年4月15日



昨日,新幹線で西の地域から来院された患者さんは、歯科医の不注意な治療でセラミック冠が破損して困惑しています。

Sjpg.jpg

これ↑が口腔内全体のレントゲン画像ですが,かなり歯周病が進んだ箇所があります。
長い期間通院していながら適切な治療が殆どされていなかったようです。巷に多い口だけで治療したと語る不良な歯科治療を延々と受けていた気の毒な患者さんです。


SI.jpg
今回のもう一つの問題点は、左側のセラミックアンレーが割れて脱落し歯質がむき出しになっている事です(第一大臼歯は歯冠部が欠けて無くなった事が解ります)。

左側下顎第一大臼歯には以前、セラミック製のアンレー(大きな詰め物)が装着されていましたが,噛み合う上顎第一大臼歯の金属インレーと強く噛み合っていたために割れて脱落してしまいました。


日本の歯科医療で奇妙で危険な事は、セラミック冠と金属冠(や金属インレーなど)を咬ませるような治療を平気でする歯科医が巷に多い事です。
かなり前から私は患者さんへ呼びかけている事ですが、昨今の審美志向が強い状況の中,審美修復を希望する患者の意向に合わせて白く自然観があるセラミック冠や詰め物で治療しても咬み合う歯に金属(金属冠や金属インレー)が装着されている時には、同質のセラミック製修復物に交換してセラミック冠同士が噛み合う様に治療するべきということです。
全てこれは歯科医の常識です・歯科医が患者へ噛み合う歯も治療し直す必要性を提案することが歯科治療では正しい道理のはずです。

もしくはそれが出来ないのなら噛み合うポイントだけでも金属にする必要があります。審美性を特に要求しない方の場合には、セラミックなど審美的材料を使わない金属冠で補綴する事が最も破折の危険性が無く安全な治療方法です。
私は臼歯部の場合には審美性の要求が無い方には普通の金属冠をオススメしています。


とにかく金属とセラミックなど白い修復材が噛み合うことは禁忌だと説明する必要があります。
臼歯部にまで一切金属を出さない治療を好む傾向が強いだけに、このような安全な咬合の組み合わせの鉄則を厳守して長く安全に補綴物が機能出来るような補綴治療をする事は現代の歯科常識のはずです。

私は日頃、初診の患者さんの口の中を観察しているとこの鉄則を無視した治療が多く驚きます。
この程度の歯科常識が解らない歯科医院は非常に危険ですから受診すべきでないでしょう





○治療の概要とこれから注意すべき事:


この日の治療は危険な金属と審美性材料が噛み合う状態を改善して噛める状態にするために、上(大臼歯2本)の金属インレーを除去し下(第一大臼歯)にコンポジットレジンを充填して一応の機能的咬合状態を回復しました。これはこの日の応急処置として妥当な方法論ですが、あくまでもこれは最終的なセラミック冠を装着する一過程でこれからそれ等3本を歯冠形成して各々にセラモメタル冠(金属冠にセラミックを焼き付けた冠)を装着する予定です。

一応の機能的咬合を回復できていますが、この状態では下顎の第一大臼歯の歯冠部が長期の咬合圧には耐えられないので、可能な限り早い時期にセラモメタル冠の最終補綴をする必要があります。


昨今,痛い云々と子供のような文句を言って通院を止める患者が多いので、この患者さんも要注意だと思っています。

この患者さんがもし通院しなくなれば、こういった安全な治療は不可能で歯冠破折は、今の状態でも起き得ます。可能ならば早期に特に下顎第一大臼歯の歯冠に最終補綴物を装着することが是非必要です。
この患者さんへは「治療は最後までやり終えないと歯がダメになります」と私は繰り返し説明をしていますが、もし通院を止めたら歯周病が進行するだけでなく,せっかく着手した左の歯までダメになってしまいます。

さて、キチンとこの患者さんはこの道理を理解してくれるでしょうか??



日本は歯科医が歯科常識を無視して平気で治療する様な残念な三流国です。患者さんは最低限の歯科的トラブルの事例だけでも知り不良歯科医から身を守って下さい。
歯科医院へ一度受診してしまったらその歯科医に疑問や不信感を言っても通りませんから、事前に真摯なポリシーや技量を持った確かな歯科医師を探し出して、そこへ受診することしか自分の身を守る手段は無いと言えます。  

*優良な歯科医師探しには、歯科医師の治療方針を文章や臨床写真等で確認する事が最低限必要です。
私がブログを書いているのは、そういった私の臨床を皆さんに開示するためです。



○当院は良い歯科治療を求めるアナタをお待ちしています

  我々、麹町アベニューデンタルオフィスでは院長の私がインターネット上で書いているようなポリシーを実践するオフィスです。  アナタが探していた良い歯科治療を、もし我々の姿勢に見出したなら当オフィスへご受診下さい。
この記事の患者さんのように少し遠くから来院される方も喜んで歓迎致します。
当院は巷の短時間診療の心の無い歯科医院とは異なり重要な説明やお話を充分することから治療を始める事を信条としています。

    遠方からお越しになる方はその旨時間的問題を含めて予約電話時にご相談下さい。


 















2018年1月10日

 
   

  この数年,インレーなど補綴物が脱落し来院する患者が益々増加しています。
特にインレーの場合多くは、窩洞の形成量(窩洞の深さ)が浅く、インレーの金属を窩洞内に摩擦をもって維持出来ず脱落している場合が殆どです。
これ等インレーは厚みが無く金属が極端に節約された事が明白です。ケチな歯科医が金属代をケチって窩洞を意図的に余り深く形成しないで、インレーの金属代を節約したことが明白です。

歯科の保険治療ではどの先生が治療しようとも全国一定の診療報酬になるため出来るだけ金属代を節約できれば歯科医院の粗利がその分だけ増えます。
たぶん金属代が年々高騰しているので  金属代金を節約して粗利を得ようとするケチな信条の歯科医が増えているのだと想像できます。

 例えば,1g 1,000円の合金では適正に形成して0.5g使うべきケースでは窩洞を浅く形成して0.4gで済むように出来れば0.1gの節約で0.1g分の金属代の100円分だけ粗利が増えるわけです。  極めてケチで,嫌な歯科医院です.
もちろん、窩洞形成が浅いので金属と窩洞との間に生じる摩擦が少ないために、それだけ金属インレーが脱落し易くなります。
たぶん、このような方法で粗利を増やせてもわずか数円〜100円程度です。このようなケチな歯科医の思惑で患者のインレーが脱落し易くなって不良な補綴物に成り得ます。
本来患者の歯科治療が安全で長持ちできるものを提供することが臨床医の使命であるはずですが、この程度の臨床倫理も無いのが歯科医院を経営する多くの歯科医師の標準的な姿になりつつあるようです。
全く情けない現状ですが、私は浅い不良な窩洞形成により脱落したインレーを毎日のように発見して情けない状況に呆れ果てています。

インレーが脱落して来院された患者さんには、極端に窩洞が浅い不良なインレーを観て頂き、歯科界の医原性疾患を作る現状を認識して頂きます。そしてアブナイ歯科医院を回避して頂けるように毎度説明しています。
 インレーが脱落する医院へは二度と行かないようにすべきなのは言うまでもありません。




○ インレーの維持に関わるファクター:
 インレーは基本的には歯質と金属の間に生じる摩擦力によって維持されています.
セメントによる維持力は物理的な維持力を補助する作用と考えることが基本です。特殊な意図で行う治療以外はセメントの接着力のみに依存する維持力だけで補綴物をセットすることはありません。


インレー模式図.jpg


  ・インレー窩洞の深さ; インレーは深いほど歯質と金属の間に摩擦が大きく生じ深さに比例します.歯質を削りたくないと思うかも知れませんが、 インレーでは適切な深さが必ず必要です。

 ・インレー窩洞のテーパー ;インレー窩洞は窩壁が平行に近いほど歯質と金属に摩擦が大きく生じますが、窩壁が並行では摩擦が強すぎて臨床では金属がセット出来ないので,僅かに外開きにします(図では外開きのテーパーを強調して大きく表現していますが,実際はもう少し並行に近い状態です).

・ 歯科用セメントは基本的には上のような摩擦が設定されたインレー金属と歯質の間を埋める補助的役割を持ちます。基本的には接着力に大きく依存する治療は通常行いません.
また窩壁と金属の間に隙間が大きすぎれば摩擦がないために維持出来ませんし、セメントも厚くなり後日,溶け出せば脱落原因になります。

  *歯科用セメントの多くは口腔内で溶解します。適切なセメント層の厚みであれば問題有りませんが、妙にセメント層が厚すぎる場合にはセメントの溶解で脱落や二次的なう蝕形成を起こします。

以前にもブログ記事で紹介しましたが、このように歯質と金属の間に大きな空間を作る例は元々精度が悪く大きな空間が生じ易かった事を表し、内部で二次う蝕(二次カリエス)を生じている可能性が高いと言えます。

特にう窩(虫歯の穴)を充分に形成しない歯科医の治療は感染歯質を取り残す可能性が高いと言えます。現在インレーが外れた患者の場合は8割以上に変色した感染歯質が窩洞に観察されます。



以前,この記事にも書きましたが、上の画像のように紙のように厚みが無く薄いインレーが多く、窩洞の底には変色したう蝕の感染歯質が残されてるのが典型です。

インレー1003.jpg

上のような窩洞ならば大臼歯の裂溝部から派生したう蝕ですから、金属インレーではなくむしろ歯質色のコンポジットレジンで綺麗に充填処置して高い接着力で隙間も生じないで長い年月の使用に耐える患者のメリットも大きい歯科治療も可能です。

しかし巷の一般の臨床医は保険治療ならコンポジットレジンよりも金属インレーが診療報酬が高いために金属インレーで治療しがちです。こうして結果的に不良な治療として医原性疾患を作って患者さんに害を及ぼします。



○当オフィスでは、上のような巷の歯科医院での医原性疾患疾患を治療し直すことをル-ティンのように日常的に沢山手がけています。

上のような金属インレーの治療し直しや自費治療でも価値のない不良な治療を受けたケースや全顎的に大がかりな不良治療を受けた例まで対応可能な範囲で治療し直しを行っています。

お困りの際は、カウンセリングも有ります。治療に先立って説明だけに充分に時間を費やして正しい治療の概念を説明しますので、より良い歯科治療の選択肢を理解して安全で長持ちする歯科治療をお受けになって下さい。また,充分な時間を割くために必ず来院できるように無駄のない当オフィスの診療にご協力下さるように御願い致します。

 我々のオフィスは予約は全て電話予約制です。ネットでは承っていません 是非,ご予約下さい。

















2017年7月 1日

    

osada.jpg


この症例は、私のオフィスへ来院される患者さんに多い医原性疾患の典型のような例です。
私のオフィスでは,治療し直しを沢山手がけているのでこのようなやり直しが出来無い症例の患者さんも沢山来院されます。

X選画像から明白に補綴物の土台(金属コア)が異常に太く長いので、それによって歯根残存歯質部は皮一枚なほど巾が薄く破折や腐敗を呈している様な状態です。


昔の先生でも今の若い先生でも、どういう訳か支台築造(コア)を過剰に太くもしくは長く大きなモノを根管充填された歯根に装着して歯根を壊してしまう先生が多い事実があります。
この事実は患者さんにしてみれば全くの脅威です。

 何も知識が無い患者さんは無知な歯科医に受診すればこのようにまともだった歯でさえも壊されてダメにされてしまうのですから傷害行為を治療費を払って被っていることになります。

たぶん,患者さんの中には傷害罪で歯科医を訴えたい気持ちの方もいることでしょう。

太く大きなコアを根拠無く抜髄し根管充填した無髄の歯根へ装着する事が当たり前だと考える不見識な歯科医が未だに沢山街には開業しています。

このような傷害行為を日常的に"治療と称して"患者さんへ歯科医が加えている事を知って下さい。



○臨床家のレベルは支台築造に現れる:


若い先生でも"審美歯科"などという看板を掲げる歯科医にも特に前歯は根拠無く健全歯でも抜髄してコアを装着しセラミック冠をセットする馬鹿な先生が未だに沢山います。抜髄して根管充填した歯に冠などを装着するために歯冠部のカタチ(金属,レジンなどによって)を作る事を支台築造と呼びます。抜髄された歯は基本的にこの支台築造をして印象し冠など補綴物を装着します.

そもそも、有髄歯は1番耐久性がある事も解らない歯科医は危険なので免許を取り上げた方が良い位です。
そのような不見識な歯科医が無髄なら後になって歯が痛まないので好都合だと真っ先に抜髄して審美補綴物(そういった連中が語る妙な名称の補綴物)を装着して、むしろ後々トラブルを生じることが多いので悲惨です。

歯科医でも生物学的な人間の歯の学問的特性とそれに合わせて行う歯科治療への配慮を全く知らない無知な人間が多いのが日本の歯科界の実態です。

抜髄時にラバーダムすら使用しないでファイルもオートクレブ滅菌したモノを使用しないから根尖病巣が出来ても当たり前です(これはなんと9割近くの日本の臨床医の実態です)。


上に挙げたX線画像の患者さんは全顎的に歯周病治療を終えて、 治療し直しができない状態故に現状のまま補綴物がこのまま脱落しないように維持してゆくことを私は提案しました

これは消極的で妥協的な方針ですが、これが精一杯です。

いくつかの歯冠は指で動くような状態です。すなわち残存歯根が既に一部破折していたり、歯根の残存象牙質が大きく腐敗している状態だと明白に解ります。
むしろ歯冠補綴物が脱落していないのが不思議なくらいです。

とにかく、この症例は私の治療ではありませんが患者さんへは馬鹿な歯科医が口腔内を破壊してしまった事実、医原性疾患を作った事を歯科界を代表してこの患者さんへお詫びしました。

最後に一言付け加えれば   歯科医院選びで歯科治療の成功は決まります。

実際に行っている歯科医のレベルや症例を確認して受診すべきでしょう。



  当院では生物学的特性を考慮して臨床的考慮を優先して歯科治療を行っています。

治療し直しで困難な場合でもは妥当な方針を立てて適切に歯科治療を行うように努力します。

歯でお困りの方は、カウンセリングもありますので、電話予約御願いします。


















2015年10月23日

    

先日、来院された患者さんの保険の金属インレーの下に発達したう蝕が酷かったので、画像で記録しておきました。

日常的によくある事なのでこの頃こういったものは敢えて画像に撮りませんが、街の歯科医が雑に行うう蝕治療の金属インレーの問題を多くのヒトに知ってもらうためにも、ここにブログ記事として今更ながら書かせて頂きます。

巷の歯科医のう蝕治療が不良なために毎日のように保険の金属インレーが脱落して患者さんが来院します。
殆どがインレーが外れた窩洞には茶褐色に変色した感染歯質と軟化象牙質が認められます。
私が幾たびもブログ上でこういった話を書いてきたことですが、殆どのケースではインレーで治療した時に感染歯質を歯科医師が取り残したまま充填しているので後でその中の細菌が活動し出します。そして歯痛が起きたり詰め物(インレーなど)が脱落します。


この症例では、歯痛によって異常感を感じて患者さんが来院されました。

画像:右は保険の金属インレーが歯に収まった状況です。
外面的にはその下がどのような状態か解りません。
一般的に、インレーが脱落していない限りは患者さんはどれほどう蝕にヤラれているのか解りません。

しかし左の画像をご覧になれば歯質が侵されていることがお解りになるでしょう。
細菌感染で象牙質が軟らかく軟化した状態(軟化象牙質と呼ぶ)が解ります。

歯冠部を覆う無機質が97%のエナメル質と違って、その下の象牙質は有機質の塊です。
よって細菌感染すれば腐敗します。
この画像はインレーの下で放置されて腐敗が進んだ危険な状態を表しています。

インレーと窩洞.jpg






下の画像はある程度の軟化象牙質を除去した後、コンポジットレジン充填のためのマトリックス(金属製の囲い)を装着した状態です。
まだ変質した歯質は残っています。う蝕検知液には殆ど染まらない程度に細菌が侵入している歯質は除去出来ていますが、まだ変色した歯質は残存しているので更に歯髄間際まで歯質を除去してから充填します。

*学問的にう蝕検知液(赤色)で染まる歯質は細菌が存在する歯質です。
また臨床ではう蝕検知液で染まる部分は細菌感染層と判断します。しかし慢性病巣では細菌感染していない(う蝕検知液に赤く染まらない層)でも一部に変色した層が存在します。私は露髄する間際まで安全のために出来るだけ変色層は除去するように努力しています。

臼歯部の狭く視野が悪い場所で器具操作をするために、このような治療し直しには長時間を要するケースが多いので治療をお受けになった方々には再治療の困難性や価値をご理解頂けると思います。

不良インレー2.JPG





下の画像は、光重合型コンポジットレジンと呼ばれる歯質色の充填材料で一応充填処置が終わった状態です。

 *この状態で様子を見て問題がなければ、希望に応じて補綴(セラミックやハイブリット冠による自費治療など)できます。


不良インレー3.JPG

 


 

 


下の画像は金属製マトリックスを除去して処置が終わった状態です。
歯痛の原因除去が出来て咀嚼出来る状況になりました。
この状態で一応は治療終了です。


不良インレー4.JPG

更にこの状態を歯冠形成して後希望に応じて歯冠部にセラミック冠などで修復する場合もあります。


ここまで治療を終えれば患者さんのご希望により
セラミック冠など歯質色のキレイな補綴物での治療が可能です。

ここで重要な事は,歯髄(神経組織)を保存して生物学的状態で歯を保存するために上に書いた様な徹底した適切なう蝕治療が大前提だと言えます。
すなわち感染源を除去することがう蝕治療には必須です。

その先に正しい補綴治療も存在します。
画像の例のように歯の局所に病原因子である細菌を放置したままでは正しい治療は行えません。




◎まとめ

重要な事:当院では上に描いた様な治療し直しや窩洞を修整して印象採得しセラミックなどでの再治療も頻繁に行っています。
他院で治療し直して来院された方の中には精度不良の保険インレーで再び雑な治療を受けて以前同様に脱落や歯痛を併発して来院される方もいます。

そういった前医はう蝕治療の基本が理解出来ていないので再び雑なう蝕治療で患者さんを苦しめているのです。不良な治療を日常的に行い続ける多くの歯科医には正しい治療し直しはできません。
実は治療し直しは1番難しい治療分野です。

見識ある良医へ治療し直しを依頼しない限り再び同じ轍を踏むことになります。


☆☆☆
ご家庭にお子さんがいる方は、お子さんにこのような不良な金属インレーを街の歯科医に何のことわりも無く治療されないように、くれぐれも気を付け下さい。
一度削られた歯は戻りません。絶対に可愛いお子さんにはこのような不良治療の危険性を回避して下さい。

危険な歯科治療を避けて是非、治療し直しや正しいう蝕治療は麴町アベニューデンタルオフィスへ!

お問い合わせ下さい。
*当院は電話予約のみです。ネット経由ではお受けしていません。


*治療の詳細は診察をしていない状況ではお答えできません、まずはご来院下さい。
自費カウンセリング(歯科治療相談と説明)も行っていますのでご利用下さい。









2015年10月15日


先日、カウンセリングにある医療関係者(医師)Nさんが来院された。私のオフィスをSNSで知って私の医院webや院長ブログをお読みになり当オフィスの姿勢に共鳴されて来院した方です。

Nさんは学生時代に歯科矯正を受けた経験があったそうですが、そのため歯列は比較的きれいです。

しかし全顎のレントゲン写真(パノラマ画像)を撮影して、その治療内容に驚きました。


N.MBlog.jpg

全顎のパノラマ画像:歯科的問題が沢山存在する口腔内です。




◎大きなエンドーペリオ病変(下顎右側第一小臼歯部):


今回の症例でたまたまEndo-perio病変に遭遇したので、それについて説明します。
歯周病と歯内療法の両方が上手くいかないとこのような厄介な病変に進展することを知っておくのも歯科医として必要なことです。

Endo-perioーfig1.jpg

上の図をご覧下さい(左:模式図は犬歯側から見た際の像としてご覧下さい)。

下顎右側第一小臼歯部には根尖から拡大する大きな病巣が存在します(右:レントゲン像参照)。

ただの病巣では無く口腔内の診査で歯周ポケットから根尖病巣まで連続して破壊が連結している事が確認できました。

第一小臼歯(4番)は隣の第二小臼歯(5番)や第一大臼歯(6番)も含めてセラモメタルクラウン(金属焼き付け陶材冠)の連結冠が装着されていますが根管充填されていて根管治療の形跡があります。
歯内療法の感染根管治療で根尖病巣が治らなかったのか、もしくは不完全な抜髄で二次的に根尖病巣を作り併せて歯周病治療を行わなかったために深いポケットを形成し根尖病巣と連続してしまったらしいと想像できます。

すなわち、いわゆる"エンドーペリオ病変"という根管由来の病巣と歯周病の病巣とが交通してしまった難治性の状況を作っています(模式図参照)。

とにかくNさんの言では一度も歯周病治療を受けていなかったようで全顎的に易出血性で一部には排膿もある全顎的に中等度歯周炎に罹患しています。







◎上顎前歯部は何故抜髄されたのか:
    〜根拠無く抜髄して補綴する日本の臨床医の危険な典型例


抜髄.jpg

レントゲン像で解るように上顎前歯部は一様に抜髄され、根管充填された後に歯冠がセラモメタルクラウンで補綴されています。

とにかく日本では歯科保存学(歯周病学,歯内療法学やう蝕治療学など)を正しく勉強していない歯科医は前歯部補綴の際は根拠無く抜髄して補綴する先生が21世紀になっても多いようです。

更にこの症例では歯質が割れるほど大きな築造物(レジン系コアか?)を挿入し実際に歯が割れている箇所もありそうです。
何故か歯科保存学が解らない先生ほど補綴で必要以上に太い築造(土台)を装着し歯を割ってしまう傾向があります。これは審美歯科などという造語を医院の看板にしている安易な先生方にも多い過ちです。

Nさんを治療した前医は治療の仕方(治療法のノウハウ)だけは色々学んでいるような形跡があります。
しかし全体的な臨床的かつ学問的正当性などのバランスが尽く悪いと言えます。
実は現在の日本の歯科医はそういった表面的治療方法のノウハウを講習会で得て、やたらに根拠無く歯に侵襲性の大きい治療を行って歯を壊すような治療を行い続けている先生が多い。
そのような危険な自費治療で高額な自費治療費を得ているのが恐ろしい歯科界の一部の傾向です。

歯の寿命を縮めるのはこういった歯科医の臨床的思慮深さの欠如に因ります。
たぶん上顎前歯も抜髄しなければ安全でより長持ちすることでしょう。

抜髄して無髄にしなければ歯冠補綴物装着後に失活(神経が死ぬ)して困ると先生方が考えているフシもありますが、歯髄へダメージがあるような精度が悪い補綴物しか治療した経験がない先生方の勘違いです(=日本では治療精度の重要性の認識が無さ過ぎます)。

確かに希に有髄のまま歯冠形成する際に露髄し抜髄を余儀なくされることはありますが、多くの場合には、このNさんのように矯正で歯軸がそろった症例では有髄(歯髄がある状態)で形成して補綴治療できるはずです。

cf.ここで比較のために、私が歯周補綴で多くの歯を有髄のまま歯冠補綴した全顎症例を参照して下さい。このケースでは有髄のまま保存して歯周病専門医の世界標準のオーセンティックで安全な方法論を採れました。

Nさんにお聞きしても歯科医からの根拠の説明も無くラバーダム防湿法も使わないで術野の清潔性の確保も無い状態で全て抜髄と根管充填など歯内療法の処置を受けたそうです。

レントゲンを良くご覧になれば根尖に既に根尖病巣が出来ている箇所も解ると思います。
これは典型的な根拠が不明な抜髄で根管を感染させた事に因る医原性疾患だと換言できます。

先に言及したエンドーペリオ病変も根拠が無い抜髄で根尖病巣を作ったという同様(医原性疾患)の問題が存在すると思います。



◎残存歯に歯周病治療しないでのインプラント埋入は絶対禁忌:
〜日本の歯科医の典型的過失事例とインプラント周囲炎

peri-implantitisBlog-Fig.jpg

下顎左側第一大臼歯相当部のインプラント周囲にはインプラント周囲炎が併発しています。
周囲から排膿をして深い歯槽骨の欠損(白ライン部=欠損)が生じています。

歯周病やう蝕病巣等の感染叢を放置したままで口腔内にインプラントを埋入する事は絶対に許されない程の禁忌症です。

口腔内はもちろん細菌が沢山棲息していますが歯周病の病巣が存在すれば、そのポケットから歯周病原性菌が唾液を介してインプラント周囲へも移動してゆきます。
よって容易にインプラント周囲でインプラント周囲炎が発症する事は想像できます。
これはインプラントトロジーにおける学問的常識です。

すなわちこの症例のように歯周病治療を終えないでインプラントを同一口腔へ埋入する事は歯科医の重大な過失です。
米国なら数万ドルの慰謝料がとれる法的意味合いでの過失事項です。
しかし皆さんに注意して頂きたいのは、日本では多くのインプラント症例で歯周病治療がなされないもしくは、不完全なままインプラントが埋入されているのが現状です。
私のオフィスに来院する患者さんも歯周治療されていないままインプラント治療されている方が多い傾向があります。



まとめ:

このNさんは現役医師ですから充分に歯内療法でのラバーダム防湿法さえ使用しない術野の清潔性の不確実性や根拠無き治療に知的判断ができる方ですが、このように医原性疾患の多重債務のような治療を受けてしまったわけです。

患者が知識有る医師でも平気でそういった医原性疾患を歯科医が負わせるのだからこの歯科医は頭がどうかしています。
いわんや、素人の患者さんではどれだけの不誠実な治療を被っているかと想像するだけで恐ろしい気がします。

ここで私が言いたいことは、私のブログや医院webで書いているようなチェックポイントを知り
ある程度の知識を持ち良い歯科医療を受けられるような知的勘を養っていただきたいといった事です。日本では患者側で身を守らなければトンデモナイ医原性疾患を被ってしまいます。

この症例のように倫理的真っ当な臨床をしていない危険な状況に騙されないようにして下さい。多くの歯科医が残念ながら患者の歯の予後や患者の事を全くといってよいほど考えていないのです。

全て、歯科治療の成功は医院選択(歯科医の選択)で決まります。


以上。
麴町アベニューデンタルオフィス院長


インプラントが埋入されていて歯周病治療を受けていないで,特にメインテナンスさえしていない方
また過去に受けた治療に不審な点がある方、治療し直しをお考えの方、歯科治療関連の相談(カウンセリング)一般やセカンドオピニオンもお請けしています。
お問い合わせ下さい。











2014年8月 1日


【不良歯科医に受診する事が命取り】




最近、次々と過去に歯内療法を受けた歯の再発で来院される患者さんが増えています。
そういったケースでは元々の歯科治療が不良だったと考えられます。

現在気候の急変が続き,体調を崩し免疫力低下を起こ酢方が増えています.

 すなわち色々な疾患が発症し易く基礎疾患があれば重篤化します。
口腔内に不良な治療があればそれが再発し易くなります。


以下に挙げる例と同様に1本でも歯内療法治療(歯の神経などの治療)を受けた経験があれば、根尖病巣の再発などトラブル発生の可能性があります。

根尖病巣は必ずしも歯根端切除術などで完全に治療出来るとは限りません。
歯冠部に装着された陶材冠など高価な自費治療も除去を余儀なくされてダメになる可能性があります。全く全てが無駄になって悲惨です。

私は以前から言及していることですが、日本では歯内療法に9割の臨床医がラバーダム防湿法すら使用していません。

しかもリーマーやファイル(針状の治療器具)の滅菌が不完全かほぼ全く行っていない状態で不衛生極まりない状況で根管治療が行われていれば予後不良は当然です。

このような必要な安全対策もしない歯科医師法に抵触するような不良歯科医師に多くの患者さんが受診しているのが現状です。健康を担保して生き残るために歯科医療の現実を良く認識して下さい。





【 悲惨な1症例 】

ココにあげる症例は昨日来院された香川県の患者さんです。
ロクデモナイ治療をお受けになった一種の犠牲者といってもよいでしょう。

白矢印で示す部位に根尖病巣が確認できます。
たぶん歯内療法を受けた部位には全て再発が生じる可能性が大です。
*同じ歯科医の治療らしいので同様に酷い治療でしょう。
雑な根管治療でさらに精度の悪い補綴物が装着されているのでコロナルリーケージで根尖へは口腔内細菌が継続的に移動しているでしょう。


↓こんな不良な治療はこの方に例外的なケースではなく。日常的に初診患者さんに見かける典型例です(根管治療でラバーダムも使用しない治療をして、臨床の心がけが悪い歯科医は徹底した根管治療が出来ません⇒根尖病巣の再発を起こします)。

N2.jpg

根尖病巣を作る部位は、全く根管充填されていない箇所もあります。
これは完全な過失行為です。
このように日頃、イイ加減な治療をしている臨床医は根充さえしないで冠を装着する様な馬鹿な治療をしていることがあります(よく見かけます)。


◎歯科治療は歯科医院選択で決まります。
   
受診する歯科医院を間違えたらこのような悲惨な不幸に遭遇してしまいます。
数パーセントの良い歯科医院や先生を探して受診して下さい。















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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。