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2017年9月16日

       

今朝のモーニングショーの歯科の特集を見て余りに歯科に対する正しい見識もないので、この番組の製作会社へ怒りすら感じました。

以前も街のサイトウ歯科医院とかいうところの歯科医が登場して訳のわからないウソを話していたので驚きましたが、今回も"痛くない歯科治療" などという典型的な視聴者迎合主義のトピックを出して、しかも今回紹介された3MiXは歯科界で問題視されて学会や各地歯科医歯会ではその治療方法を薬事法に抵触する治療法との見解で会員へ安易に行うことを避けるように釘を刺した曰く付きの治療方法です。   少なくとも歯科大教授や学会長に意見を聞けば公共の電波には乗せられないはずです。   すなわち今回の番組は「TV朝日」と製作会社の姿勢の怪しさを現す愚行です。

SNSで今朝、私は早々と「モーニングショーの歯科特集は信じるな」   とツイートしています。特にTVの特集は視聴率に依存して内容を設定するので、視聴者迎合主義で不確かな情報が電波になり易いので TVで放送されたからと安易にその内容を信じないようにしましょう!

今回の歯科の特集では、比較的新しい機器を使った治療方法が紹介されていましたが、各々は一応は厚労省に認可されたモノ故に歯科医は責任を持てば利用出来ますが、それはう蝕などの歯科治療を行う方法論に過ぎません。
実は臨床ではその次にいかに歯科的治療として妥当なカタチで治療を仕上げるのかが問題になります。実は次に行う処置も含めて正しいカタチで終わらせる能力が無い先生が多いので今の歯科界では"最新の治療方法をウリにする歯科治療"は大きな問題をはらんでいます。また、数年経てから治療の本当の予後が解るので、新しい歯科治療は一般的に良い予後にコンセンサスを得られてから行う ことこそ安全だろうと思います。  


また、痛くない治療、最新の歯科治療云々を強調して自費治療を行う歯科医を周囲にも沢山知っていますが,概ね深い科学的な歯学の勉強をした経験がなく学生時代には成績が悪かった連中が意外に多いので歯科医として中身が無い人間が多くお世辞にも受診を奨められない人格が多いのが現状です。
その典型は留年ばかりして国試も落ちたような頭が悪かった歯科医が「○○インプラントセンター」などという大それて偉そうな名称の歯科医院でインプラント治療を連発している現状も同じです。こういった現状なら真っ当な患者さんなら怪しいと解るはずです。見識が高く技量が有る歯科医ほど、上部の虚勢をはるような詐欺詐欺まがいの歯科治療は行いません。ただ実際は一般患者の半数がそういった言葉巧みな詐欺のような怪しい歯科医に騙されているのです。

正しい歯科治療を受けて歯科治療を成功させるためにはまずアナタの知性を磨く必要があります。
私のオフィスにカウンセリングに来院される患者さんの中には自分の主訴も明確で無く常識さえ解らない人が沢山いるので驚いてるのが現状です。頭が聡明な方は良い治療を理解してくれるので我々は治療し易く有りがたいと思うのが臨床家の日常です。
























   

2017年6月 1日

  

    
  昨日,ネットを観ていたら歯科関連の記事が眼に入りました。
 一般人的視点では良く書かれています。さほど否定的なコメントはありませんが一般的勘違いがあるので歯科医師として以下のように記事を書かせていただきました。

  いわゆる銀歯=12%金銀パラジウム合金(俗称・金パラ:以下金パラと略す)の合金の物理的特性に注意が必要です。

保険歯科治療で歯科医がう蝕治療として"インレー"と呼ばれる歯の一部に詰め物をする治療方法では金パラが物理的に硬いために辺縁不適合や辺縁部で隙間を生じ易い特徴が有ります。

そもそも歯科医学の常識ではインレーに使用する合金は適合性が良く辺縁封鎖性が良い材料以外は禁忌です。

ですから適切な治療を励行する歯科医は18K〜20K程度の軟らかい物性の金含有率が高いものを使用しています.世界的に見たら日本の金パラのように硬い合金を使用するのは異様です。

しかし日本では保険適応できる合金としてコストパフォーマンス上,仕方なく金パラを使用しています。

私は常々,ブログや医院webで皆さんへ保険の金パラインレーで雑に治療する歯科治療=街の歯科医院で疑いも無く金パラインレーの治療を受けたら歯がダメになるので絶対にそのような不良な治療を受けてはいけないと警告をしています。

特に、お子さんには絶対に不適切な歯科治療されないように、う蝕予防を徹底的にして馬鹿な歯科医に金属インレーのような悪い歯科治療を受けないで済むように言い続けています。

しかし金パラでもクラウン作製で精度を高く行えば適切な材料として使用出来ます:


 12%金銀パラジウムは歯科用金属材料として全く劣った金属では有りません。

金パラという金属が悪いといった誤った観念が患者さんには多いようですが,むしろ形成や印象採得が雑すぎて患者さんに迷惑をかけているのが現実です。
視点を誤ると材料が悪いといった見当違いの認識を持つようです。

他院では保険治療の印象採得(寒天+アルジネート連合印象)が余りにも雑に行うので驚きます。
適切な印象採得など殆どされていません、しかもいい加減に石膏を流して適切な保湿等々の精度管理の常識を守って行われていないのが街の標準的歯科医院のスタンダードです。

私はこの20年、シリコン系印象材しか利用していませんが、保険中心の短時間診療の歯科医院ではコストを理由にこういった精密印象を使わないのが普通で、よく技工士があのような汚い精度が狂った石膏模型で技工物を作れるものだと妙に感心することさえあります。

それぐらい雑で精度が狂った技工物が口腔内に保険治療だからといって装着されて、後年二次う蝕や歯周病を助長して、そのような医原性疾患で歯をダメにしている現実を知って下さい。



私は患者さんの再治療を毎日オフィスで行っていますが、ハッキリ解るのは余りに常識外の雑な処置が多いことです。
たぶん、出来高払いの保険治療の制度が作り出した日本の雑な歯科診療の副産物ばかり患者さんも観ているので本来の正しい歯科治療を全く受けた経験も無いし理解出来なくなっているようです。


インレーのように外形が比較的複雑な充填物では不適切な材料と言えますが、金属冠(クラウン)では形成と印象を精度よく行えば、リング状で一線のマージン形成が出来るので、形成された歯質マージン部が充分にクラウンとフィットすれば適合性や口腔内安定性を得られる良い材料になります。


また、黒変する事が嫌な場合には20%ほど金をブレンドした金パラ合金(保険非適応金属)を使用すれば黒変することを免れます(自費治療で可能)。

またパラジウム単体は10年ほど前に世界的に"貴金属"(precious metal)に分類された高価な金属ですから、金属アレルギー(*)が無い患者さんには特に嫌がられる根拠は無い金属です。パラジウムはswiss有名時計メイカーでは時計ケースに使用する高価なモデルも発売されています。

金含有率が20%以上の金パラでは貴金属用語では"ホワイトゴールド"に分類されます。

昨今は金合金は黄金色(イエローゴールド)は嫌われる事が多いので、大臼歯の冠には白金色の金の含有率が少し多いホワイトゴールドを使用する事が臨床では多くなりました。

*金属アレルギー:時々金属アレルギーであると患者が訴えることがありますが、殆どは既に保険の金属インレーやクラウンが装着されていることさえ多く、臨床的に顕著なアレルギー症状を呈する例はむしろ希です。


むしろ、患者さんが金属アレルギーと語った時には多くの場合は不適切なクラウン形状や不適切な支台歯の形成や雑な印象採得で出来た不良なクラウンによって二次的に歯周疾患が惹起され助長され、また二次う蝕も生じて、それ等が為害性を生じる医原性疾患になっています。


このように金属製クラウンに利用するなら保険仕様の12%金銀パラジウム合金が悪いという事ではありません。
ただしインレーに利用するのは不適切だと明確に言えます。
 

私は歯科治療で20年間以上、数例の例外を除き保険の12%金銀パラジウム合金のインレーは二次う蝕を誘発する可能性が高い故に行っていません。 
また金属インレーでも良いとする方には20K以上の軟らかい金合金インレーを装着しています(自費治療で可能)。

また一方、金属が嫌な患者さんにはセラミック系インレー(自費で可能)を装着して解決しています。

また特に,窩洞が小さいときにはコンポジットレジンで充填して、不必要な健全歯質を削除する事無しにミニマルインターベンション(MI)などの機械的侵襲の少ない治療方法を行っています。
私のオフィスではコンポジットレジンによる充填処置はこのMIの概念に則って治療しています。

う蝕の基本的知識はこのう蝕治療の記事を参照して下さい。


例え、う蝕治療1本でも、いい加減な治療が横行する巷の雑な歯科治療を避けて当オフィスの丁寧なう蝕治療をお受けになり歯を健全で確実に保存して下さい。

治療方法にはケースバイケースの方法があります。充分な説明をお受けになりたい方はカウンセリングをお受け下さい。

電話予約をお待ちしています。

















2017年4月11日

色々な歯科的事柄を沢山述べてみたところで実際に行っている臨床家の仕事は基本を無視した酷いものが多いのが日本の歯科事情の実態です。
日本では基本的なう蝕治療さえ街の歯科医院では行われていないのは、もし例えばアナタの口の中に金属インレーが装着されていればその治療を見れば、歯科医の実態がそういった粗末な診療に集約されていると考えて過言ではありません。欧米の大学の先生方にお会いして1番恥ずかしいのが日本では歯科医の基本的仕事であるう蝕治療がデタラメだという点です。

私は既にそういった金属インレーの隙間だらけで窩洞底に感染歯質を残したまま金属充填している実態を皆さんにブログ上で観て頂いていますが、絶対に歯科医のそのような雑な治療を受けないように私は前々から主張しています。


齲蝕の細菌学・その基本:


う蝕の発生は歯質面例えば,エナメル質に歯垢という粘着性の塊を形成して付着すれば、歯垢中に存在するう蝕原性菌によって一種の酸が放出されて、その酸によってカルシウムを97%含む石灰化物のエナメル質はボロボロに脱灰し始めます。酸によりエナメル質の最小の結晶単位であるアパタイト結晶が崩壊して穴が空く状態が臨床的に見えるう蝕の実態です。

Kayes circle 3.jpg
細菌(Bacteria)・食餌(Diets:砂糖など)・歯質(Tooth)の3要素が存在して齲蝕が形成されます。

エナメル質脱灰.jpg
歯の歯冠部のエナメル質に歯垢が付着して細菌が出す酸でエナメル質は脱灰されます。

*エナメル質脱灰部はノコギリ状を呈します。このエナメル質の脱灰された組織学的形状を利用すれば、接着時にこの脱灰されたノコギリ状の構造にレジンタグが陥入すれば接着力が得られます。この性質を使用してコンポジットレジンなどのエナメル質との接着に利用しています。  




人間の歯の歯冠部は主に組織学的にエナメル質と象牙質という2つの全く異なる組織によって構成されています。すなわち下の図に示すような2層により構成されています。


歯の解剖学.jpg


カルシウムを多く含む石灰化物のエナメル質と異なり、象牙質はカルシウムのような無機的物質ではなく主にコラーゲン線維などの有機質により構成されています。また組織学的にはエナメル-象牙境から歯髄方向へ放射状に細い管状の象牙細管と呼ばれる中空の管のような形態がカタチ作られています。実は歯痛が感じられるのはこの象牙細管を介して歯髄側に存在する末端受容器により刺激を感知しているからです。

二次象牙質:知覚過敏や外部刺激が慢性的に続くと歯髄腔側に象牙細管を封鎖するために石灰化層を形成して象牙質末端で外的刺激をブロックします(図  )。この層を二次象牙質 と呼びます。



また,細菌がエナメル質を破壊しエナメル-象牙境を越えて象牙質へ広く拡散します。また象牙細管に細菌が侵入すると象牙細管を介して進行することもあります。このような2つの拡散で象牙質の有機質が細菌の感染で大きく腐敗してしまいます.
臨床的に医院で遭遇する齲蝕の多くは、既に象牙質に細菌が拡散した後です。 このステージのう蝕は象牙細管に潜んでいる細菌も含めて、感染歯質の完全な除去が治療のキーポイントになります。

 臨床では細菌感染で象牙質のコラーゲン骨格が崩れて軟化した状態を"軟化象牙質"と呼びます。
時として金属インレーの下が軟化象牙質で埋め尽くされている例にも遭遇します。


インレーと窩洞2.jpg
インレーを除去したら、そこには茶色い腐敗した象牙質=軟化象牙質が沢山存在していた。
軟化象牙質は可能な限り除去すべき部分です。


細菌が象牙質へ入り込むといわゆるこのような一般的なう蝕になります。
象牙質に残る取り残された変色した歯質には細菌が沢山潜んでいる可能性があります。齲蝕の再発はこうした感染歯質の取り残しに主に原因があると思われます。よって,もしエナメル質内に限局している時点でう蝕を発見して適切に表面処理して接着性が良いコンポジットレジン等で充填封鎖できれば確実でう蝕再発が起きづらい理想的なう蝕治療が可能です(当オフィスのミニマルインターベンションを意識した接着歯学に基づくコンポジットレジン修復は、エナメル質と象牙質の性質を熟知して行われています)。


根面う蝕:エナメル質はpH5.5で脱灰を始めてう蝕を作り始めます。セメント質やセメント質が剥離した後の露出歯根面の象牙質上に生じるう蝕は 根面う蝕と呼ばれてpH5.5よりももって弱い酸でも脱灰し始めます。

根面う蝕2JPG.JPG

画像の黄色矢印が根面う蝕部です。


以前にもブログに記載しましたが、実はう蝕の中では根面う蝕がよりタチが悪いモノと言えます。
歯根の途中で出来るために治療の仕方が難しく予防も難しいことから、特に比較的高齢の方や歯周病治療した患者さんでは重要な予防対策が肝要になります。

*一般的に,根面う蝕は口腔内の細菌叢に依存して生じ易い方とそうでない患者さんに大別されます。 比較的口腔清掃が良好の患者さんにも生じ易いことが知られています。よって,歯質を強化することが効果的と考えます。臨床的には定期的なフッ素剤の根面塗布が行われます。


















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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。