«  2018年10月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2017年4月11日



  先日のモーニングショーでは歯磨きのし方(ブラッシング方法)が紹介されたので早速患者さんから反応が有りました。
モーニングショー(旧モーニングバード)は以前から歯科関係の話題を取り上げています。

ところで,今回の番組では東京医科歯科大学歯学部の助教のコメントが紹介され、オーラルケアに関して「歯ブラシの正しい磨き方の手順としてはどういう仕方で磨き始めることが正しいのか?」といった事が話題になりました。

実は、この番組の提供がサンスターなので、歯磨き粉と歯科関連商品が売れるように意図して説明がなされているという事実を知り商品を売ろうとする思惑が番組自体の誇張を産む点を知って聞いて下さい。

とにかくサンスターは歯ブラシと歯磨き粉を沢山売れるように番組でも宣伝しているので、沢山歯磨き粉のペーストを歯ブラシ上に乗せている場面が出てきます。あれだけ沢山歯磨きのペーストを出せば、指で歯ブラシに擦り付けなければ流しに全て落ちてしまうのは当たり前です。  わざわざ歯磨き粉のペーストを歯ブラシに指で擦り付けるようにすべきだと紹介されていました。またブラシを水で濡らすとペースが薄まるので水で濡らさないようにすべきだともわざわざ説明もされていました。これは少し笑えます。


私のフィスでは,成人を中心に治療していますが,番組でやったようには歯磨きペーストを沢山使用するような指導はしていません。
あくまでも う蝕の原因論を知れば、歯垢除去が第一ですからフッ素の補助的薬理効果を過大評価しなければペーストレス(磨きペースト無し)でブラッシングしても良いと思います。


ところで,メディアでも,つい最近まで「歯磨き粉を余り沢山使うと磨いたような気になって充分に磨けていないうちにブラッシングを止めてしまうので、歯磨粉のペーストはほんの少しにしてブラッシングしましょう」とサンスターやライオンなどの宣伝でも言及されていたはずなので、今回のブラッシング時に歯磨き粉を沢山使い指でブラシに擦り付けるという妙な磨き方は、変だと思った方が多くいただろうと私は想像しています。 

このようにブラッシング方法自体が変わったような印象を受けるのは当然です。その背景には昨今は市販の歯磨き粉に薬理効果を期待して、フッ素が添加されるようになったため、その効果を利用するために磨き方まで少し変えた指導をし始めたというのが大まかな理由です。 

特にイイ歳の中年以降の成人なら口腔内を磨き粉だらけにする必要は特にありません。
う蝕傾向が強い方や根面う蝕がある患者さん以外には既に大人は充分フッ素他ミネラルをエナメル質に含有してエナメル質の結晶が成熟しています。よって歯表面には既に耐酸性が充分備わっているので、敢えてこのようにフッ素を積極的に染み込ませる方法を採る絶対的必要性はありません。

一方,私のオフィスでは患者さんの口腔内の状態に適したブラッシング方法やケアの工夫をテーラーメイドで指導しています。
TVのような紋切り型の説明(今回のTVのように)をすることは一切ありません。 

個人的に薬理効果を充分に期待したい方は番組のような磨き方で、どうかご自由に磨いて下さい。 

さらに、サンスターは誇張したCFを最近テレビで流しています。

私がいつも言及するように歯ブラシでは歯周ポケット内が原則的に磨けませんが、サンスターの細い毛なら充分磨けるような誇張する表現をしています。
そして自社製品の歯ブラシを売りたいがために誇張CFを流し続けます.

誇張CF.jpg





○最近の歯科界でのコンセンサスとサンスターの商業ベースの目線

最近では日本国内でも歯磨き粉に微量ですが厚労省に認可されて抗菌剤やフッ素を添加出来るようになりました。これにより,その薬理学的効果を期待して使用すべきだとする歯科界の方針が強くなりました。
しかし、あくまでもそれ等は補足的な効果の域を出ていないので過大評価してはいけないと私は考えています。
しかし逆に、年少者に対するう蝕減少にはある程度意味があります。
 

日本では,従来アレルギーなど心配される症状を考慮してはそれ等の歯磨剤への添加が躊躇されていた経緯があります。
その延長上で未だに世界標準より低い濃度で含有しています。効果的至的濃度に至らないレベルに控えられていて世界標準の有効濃度以下である事実を考慮すれば、余りその薬理効果自体を過大評価しない方が良いとも思えます。

上の様な事を考慮しF(フッ化ナトリウム)は歯ブラシ後に歯表面に長い時間留まるようにすべきと考える様な考え方が出始めたわけです
すなわち,充分量の歯磨き粉のペーストを歯ブラシに付けて歯全体に長く行き渡るように薬理効果を期待できるようにペーストを歯表面にとどめるべく水で余りゆすがない方が良いだろうとも考えた訳です。


ハッキリ言って口を余り濯がないで歯磨き粉だらけのまま就寝する事を意味していて、私的には気持ちが悪くまともな人間では殆ど不可能な方法だと考えています。

 世界でも日本でも、もし数百円で購入可能な市販歯磨きペーストでう蝕や歯周病を効果的に抑制できるならば最もコストパフォーマンスが良く国家レベルで医療費節約になるので、敢えてこういった方法論を歯科業界でも啓蒙し始めためたという背景があります。

ただ、中年以降の成人では、う蝕傾向が高い方や根面う蝕が出来やすい方以外には、無理に行う必要は全くありません。

成人では特にう蝕になり易い方がこのようなブラッシング方法の対象と考えて良いでしょう。




○最後に一言:

歯科の情報は商業的思惑や歯科保険制度などを背景にして妙な情報が国内には溢れているので注意深くそれ等を認識すべきです。

これからも私達 麹町アベニューデンタルオフィスでは、患者本位で皆さんが誤りやすい歯科情報を適切に解説してゆきます。




















































Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。