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2017年11月 2日



私も20年程前までは、高齢者の生活実情を想定した歯科治療への考慮がまだ足りなかったように思います。


以下の画像(ある高齢者の臨床写真)をご覧下さい。
この患者さんは高齢者ですが、非常に口腔清掃が良い優等生タイプの患者さんです。

この方の歯科治療は主にう蝕には封鎖性が良く歯垢の付着が抑制されるアマルガム充填によって綺麗に研磨しう蝕を治療しました。この患者さんは歯の清掃時には補助器具(歯間ブラシ)も使って歯垢のコントロールが高齢者とは思えないほど良好な方でした。


高齢優良患者.jpg


ところが口腔清掃が優等生の患者さんが数年経って来院された時には、下の画像のように酷い状態に口腔清掃が悪化していました。
たぶん転倒などして前歯部をぶつけたような経緯もあったように思わせる前歯部の脱離も気になりました(高齢者の転倒は致命傷になるので用心しています)。

認知症後.jpg


とにかく、高齢になれば、それまで頭脳や生活がシッカリとしていた患者であっても、認知症で口腔清掃が極めて悪化する事があります。またその他転倒など偶発事故も起きて口腔内に異変を生じることが有り得るという悪い典型例のように思います。


この症例に遭遇した頃から、私自身の臨床が変わったように記憶しています。

正に高齢化社会日本での私自身の歯科臨床のパラダイムシフトと換言できます。


すなわち必要なことは特に高齢者やお年寄りを診察する時にはあらゆるケースで今すぐにでも"認知症や肢体不自由になる可能性を想定すべきだといった心得"を持つことです


○高齢者歯科治療での留意点:


以前、「週刊朝日」でインプラント治療の問題点を特集した際に私も臨床家としての視点でブログ記事を書きました。そのブログには今でも多くのアクセスが有ります。

とかく、現代の歯科医院過剰化時代で儲けどころとしてインプラント治療をする歯科医が多い状況では歯科医がマイナスの印象を与えるようなインプラントの欠点を解説をすることが歯科界に極めて都合の悪い事になっているようです

初診患者さんにも「先生のブログぐらいしかインプラントの欠点を語る歯医者のブログはありませんよ」などと言われることが未だに多いのが反省の無い日本での現状です。

しかし、安倍一強のいかがわしい日本の政界のように真実が語られない政治では国民の疑念や政治不信は払拭できませんが、それと同様で正しく現実を認めて真っ当な歯科治療を歯科界が行っていない現状では歯科界や個々の歯科医師が患者さんから信用されないのは至極当然です。

もちろん、インプラントの欠点や特性、特にインプラント周囲炎が起き得る事実を丁寧に説明しない歯科医師の治療を 信用して受ける事は馬鹿げていることは言うまでもありません。


   ・インプラントの特性や欠点を正しく患者に説明して"説明と同意"を成立させる事がインンプラント治療に際しての最低限の条件です.

  まずインプラントの周囲は口腔清掃不良でインプラント周囲炎が起きる事があります。

このインプラント周囲炎は現在でもその進行を止めることだけでも難しく、歯周病のように完治させる治療方法は学問的に確立されていません. よってインプラント周囲炎が進行すれば歯を失う危険性があります。

一方、人工歯根(インプラント)とは違って局部床義歯義歯などでは鉤歯(義歯を固定し支える歯)はもし歯周病になっても従来の歯周病治療で充分治療できます。入れ歯は化徹性故に清掃もし易く従来型の義歯(いわゆる入れ歯)は正に高齢者向きだと私は硬く信じています。

もちろん一切インプラント周囲に歯垢を付着させないようにケア出来るなら理論上はインプラント周囲炎は起きないはずですが、実際の患者口腔内で特に高齢者や認知症患者になった方や入院患者になった際に質が高い口腔ケア出来るのか?   アナタはこのような不都合な事態を考えたことがありますか? 


*日本では病院で口腔ケアを看護師が患者に替わって行う丁寧なケアを実践する医療機関は滅多に無いと思います。インプラントは歯垢が付着したまま放置されればインプラント周囲炎は生じ得ると考えるのが現代の歯科常識です

ところで、どのような高齢者にも患者が希望すれば無批判にインプラント治療を行ってよいのでしょうか? 例えば基礎疾患が有り、もし身体が弱く入院するケースが想像出来るのにインプラント治療を勧める事が歯科医として患者本位の良心的視点の判断でしょうか?


歯科医師は個々の患者にある治療(補綴、歯周病治療等々)を行った後、将来どのようなことが起きるのか?馬鹿で無ければある程度予後が想像出来ます。例えば,私は患者がいい加減でブラッシングしないようなヒトには時間や治療費をかけてまで全顎にスケーリング&ルートプレーニング(SRP)することを敢えて奨めません。それは全て行った治療(SRP)がプラークコントロールが悪いため無駄になるからです。

そして高齢でインプラントを希望する患者なら、入院や認知症など自分で口腔ケアができなくなった際に代わりにケアしてくれるようなサポートが担保されていなければ、インプラント周囲炎になり悲惨な末路が待っていることも必ず正確に説明して、それでもなおインプラント治療を希望するのか聞く事にしています。

最近ではインプラントのネガティブな情報が溢れているので手放しでインプラントを安全な治療だと必ずしも歓迎しない方が増えつつある事がむしろ私にとっては多少救われた気がしています。


○まずは従来型の可徹性の義歯を奨めます:


  従来型の可徹性義歯(いわゆる入れ歯)ならばインプラント治療に派生するような致命的な問題は生じません
そうした簡単で明解な理由により、多くの患者さんには従来型の可撤性義歯(局部床義歯・総義歯など)の使用を選択肢に入れて考えるようにして頂いています。


パーシャルデンチャー1'.jpg この画像は可徹性局部床義歯を装着して快適に暮らしている患者さんの一例です.
下顎の左側臼歯部が欠損しているので金属フレームの義歯を装着しています。


もちろんインプラントの長短所やその科学的特性を十分理解して受け入れた方にはインプラントを選択してもらって良いと思いますが,充分な臨床的情報を歯科医師から説明された後の選択として正当な姿勢と言えるのであって、日本ではこの前提が存在しないことが多いので、そのような場合には患者にインプラント治療することが法的にも問題(説明と同意の不在ゆえ)になり得ます。

若い歯科医は 私が通常作製している遊離端 可徹性 局部床義歯義歯 が作製出来ないのでインプラントを行うと言い張る者もいて私は全くその馬鹿さ加減に呆れ果てます。

とかく歯科医は自分の勉強不足を棚に上げてどんな場合にでもインプラント治療のような高額治療を最新歯科医療だと正当化するので問題があります。


口腔ケアが出来ない状態でインプラントが口腔内に埋入されている患者さんはどういったことが起こり得るのか、もし歯科医が想像出来ないとするなら全く患者の視点が無い自分等の都合だけで治療する身勝手な存在としか患者からは思われないでしょう。我々の業界はいつになったら反省が出る真っ当な職業人になれるのでしょうか?


 口腔内に入れた補綴物が壊れず長持ちするような安全な治療を優先的に行うことが当オフィスの姿勢です。すなわちこれが特に高齢者の方には喜ばれる歯科医療の要だと確信しています。


 ○まとめ:

  歯科界は患者本位の良心的な歯科医の視点が欠如しています。
患者さんは歯科医が行っている臨床を実際に確認出来る確かな医院の選択肢から良心的で確かな視点がある歯科医師を彼等とじっくり話をして判別する事をオススメします。

もし、歯科医が真っ当なコミュニケーションができないなら危険ですから真っ当な他院へ転院すべきです。

歯科医が自身の臨床を提示し説明できない先生は日常的に説明すらしない人間で一方的に治療のみしているようなトンデモない人間ですから即座にそこを止めて良い歯科医院へ転院しましょう。

多くの巷の歯科医は患者と必要な話さえろくにしないで,もちろん治療の説明もしないし説明する能力すら無いトンデモない人間です。歯科医(院長)と話せばそういった簡単な観点で直ぐに無能な歯科医が鑑別できるはずです。

患者から聞いて最近多いことはメニューのような自費治療費表を見せてインプラント治療をいきなりススメ出す先生が多いという事です。
そういった極端な歯科医院が恐ろしくて私のオフィスに逃げ込んでくる患者が多いようです。

    
    

   信用できない歯科治療に困惑したら、  当オフィス  へ是非電話予約して下さい。
 

























 

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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。