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2011年2月 2日


今朝、ネット上で平沢進というミュージシャンが語る"物質X"の話が話題に挙がっていたので早速読んでみました。

(平沢氏と同様に、ミュージシャンという職業柄でしょうか、精神世界のような部分に興味があるのでしょうか?独自の健康論を持つ私の出身高校の先輩でもあるサンプラザ中野氏も、代替医療として問題になっている ホメオパシーといった怪しい響きのあるモノに傾向していることは、かなり有名です。)

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◎平沢氏の言及は、彼の一意見として私は受け取っています。ですから、彼が悪いと言っているのではありません。皆さんも勘違いしないようにして下さい。ただし、こういったことを考える良い機会として受け取って下さい。


平沢氏が言及していることは、簡単に言えば、一般的にはその効果や安全性が証明されていないsubstanceX(物質X)と仮に名付けられた物質を使うと、あらゆる疾患が治癒するといったことです(ちなみに現在、平沢氏のオリジナルBlogの問題部分は閲覧できません。)物質Xは、そのメカニズムも安全性も証明されていません。そのため、これを治療に応用することは、代替医療にあたります。

私も以前のブログ記事で、代替医療と標準医療(通常医療)に関して少し書いています。詳しくはそちらを参照して下さい。

一般に多くの方が、代替医療に関して大きな間違った認識をしているようです。
歯科医師という医療人である私の立場としては、代替医療その存在自体を否定する訳では有りませんが、その取り扱いを間違えるなと常々言ってきたのです。

しかし、 多くの方が明確な効果と安全性が証明されていないモノに対して、それを実際に使用して治療するような間違った取り扱いをしているように思います。そういった方法(療法)の効果があるといったこと自体も、科学的な手続きにより証明されていない曖昧な(実際には効果がないような)モノがほとんどです。

例えば、健康雑誌に掲載されている自然食品による療法などは、例え効果が無くとも死亡に至るような重篤な副作用は極めて希だろうと思いますが、時として全く科学的に未知の療法によって、死亡事故や疾患の重症化が起きることさえ有ります。
例えば、南方の原始林から採られたある種のキノコがガンに効くといわれて服用した結果、肝炎の患者さんが症状が悪化して後日亡くなったといった事件もありました。

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ですから、 簡単に言えば、安易に明確な効果も安全性も証明されていない"代替医療"を信じて実際に薬なり療法を採用することは止めるべきだということです。ただそのレベルのことが守られていないので、私は大変に問題だと考えています。

「NATROMの日記」などでも書かれているように、例え効果のメカニズムは解明されていなくとも、症例数が集積され臨床効果が明確に判定されれば、臨床応用されても良いと考える考え方は、副作用など安全性が明確ならば一種の正論です。 

この良い例が、漢方薬の臨床応用です。 ほとんどの漢方薬が、科学的に薬効のメカニズムが解明されるのは、かなり後になってからです。ですが、決して科学的なメカニズムが解明されていないことを理由に漢方薬の使用ができないといったコトにはなりません。

しかし、 通常の薬剤や治療法の臨床応用に関しては、確固たる臨床治験が然るべき医療機関で科学的手続きに基づき行われた結果、効果や安全性が証明された時に、臨床に応用されるべきです。「臨床治験」は、科学的プロトコールも厳格に守られていない中で、治験参加できるような知識も見識も無いような臨床家によって行われるような低レベルなモノでは、倫理的に大きな問題になります。

 そういった場合には、俗に言う「患者をモルモットにしている」ことになります。
実は、こう言ったことが、歯科界で問題になっている"3MiX-MP法" にも当てはまるように思います。

麹町に来てから、歯痛を主訴に来院された何人もの患者さんに、この方法が試みられた形跡が有りました。これら多くの患者さんは3MiX-MP法を希望してどこかの歯科医院で治療されたそうです。

残念なことに、麹町周辺でこの方法を自費治療として行っている歯科医院が数軒あるようです。そういったケースでは、窩洞に、黄ばんだ自家製抗生物質の三剤混合パウダー(3mix)*の下から茶褐色の軟化象牙質が沢山残っている状態を発見します。それを治療した先生は、数万円の自費治療費を患者さんから頂いて全くの医原性疾患を作ってしまった訳です。
一般的な業種で言えば、これは明らかに詐欺行為だと思います。なぜか?歯科医療ではそうは呼ばれないようですが....

こういった馬鹿げた治療方法とは知らずに、自費を払って歯牙を失活(ダメに)させてしまう患者さんがいるのです。今まで、何回も私はブログなどで取り上げてきたにもかかわらず、一向にそういった歯科医師は反省していないようです。

安易に「痛くない・削らない・虫歯は薬で治す」といった怪しい文句に騙されることなく、真摯に歯科治療をする先生に治療してもらって下さい。

歯科疾患には、原因除去(細菌感染の除去)の方法論(=治療方法)が確立しているので、初めから代替医療を使う必要はなく、正しく治療すれば治癒します。

歯科医師も含めて、ココに書かれたことは、良くお読み頂きたいと思います。

 ◎ここで私の語っていることは、科学と言うよりむしろ、極く簡単な思考回路における論理学的・初歩的なアルゴリズムの問題です。この程度の理屈ががわからないようでは、詐欺師に容易に騙されてしまいますから、要注意!


三剤混合の自家製剤を使用することは、薬事法に違反するという見解が、何年も前から、歯科医師会などで通達文により、警告されています。


麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。