«  2018年10月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

« 何故治療し直しは自費治療になるのか?お答えします | メイン | ハゲタカジャーナルって、何だ?:宣伝での論文のお墨付きにも要注意! »

2018年10月 8日

 
   

  この数年,インレーなど補綴物が脱落し来院する患者が益々増加しています。
特にインレーの場合多くは、窩洞の形成量(窩洞の深さ)が浅く、インレーの金属を窩洞内に摩擦をもって維持出来ず脱落している場合が殆どです。
これ等インレーは厚みが無く金属が極端に節約された事が明白です。ケチな歯科医が金属代をケチって窩洞を意図的に余り深く形成しないで、インレーの金属代を節約したことが明白です。

歯科の保険治療ではどの先生が治療しようとも全国一定の診療報酬になるため出来るだけ金属代を節約できれば歯科医院の粗利がその分だけ増えます。
たぶん金属代が年々高騰しているので  金属代金を節約して粗利を得ようとするケチな信条の歯科医が増えているのだと想像できます。

 例えば,1g 1,000円の合金では適正に形成して0.5g使うべきケースでは窩洞を浅く形成して0.4gで済むように出来れば0.1gの節約で0.1g分の金属代の100円分だけ粗利が増えるわけです。  極めてケチで,嫌な歯科医院です.
もちろん、窩洞形成が浅いので金属と窩洞との間に生じる摩擦が少ないために、それだけ金属インレーが脱落し易くなります。
たぶん、このような方法で粗利を増やせてもわずか数円~100円程度です。このようなケチな歯科医の思惑で患者のインレーが脱落し易くなって不良な補綴物に成り得ます。
本来患者の歯科治療が安全で長持ちできるものを提供することが臨床医の使命であるはずですが、この程度の臨床倫理も無いのが歯科医院を経営する多くの歯科医師の標準的な姿になりつつあるようです。
全く情けない現状ですが、私は浅い不良な窩洞形成により脱落したインレーを毎日のように発見して情けない状況に呆れ果てています。

更に浅く窩洞形成するために、底に感染歯質を取り残すケースも増えています。


インレーが脱落して来院された患者さんには、極端に窩洞が浅い不良なインレーを観て頂き、歯科界の医原性疾患を作る現状を認識して頂きます。そしてアブナイ歯科医院を回避して頂けるように毎度説明しています。
 インレーが脱落する医院へは二度と行かないようにすべきなのは言うまでもありません。




○ インレーの維持に関わるファクター:
 インレーは基本的には歯質と金属の間に生じる摩擦力によって維持されています.
セメントによる維持力は物理的な維持力を補助する作用と考えることが基本です。特殊な意図で行う治療以外はセメントの接着力のみに依存する維持力だけで補綴物をセットすることはありません。


インレー模式図.jpg


  ・インレー窩洞の深さ; インレーは深いほど歯質と金属の間に摩擦が大きく生じ深さに比例します.歯質を削りたくないと思うかも知れませんが、 インレーでは適切な深さが必ず必要です。

 ・インレー窩洞のテーパー ;インレー窩洞は窩壁が平行に近いほど歯質と金属に摩擦が大きく生じますが、窩壁が並行では摩擦が強すぎて臨床では金属がセット出来ないので,僅かに外開きにします(図では外開きのテーパーを強調して大きく表現していますが,実際はもう少し並行に近い状態です).

・ 歯科用セメントは基本的には上のような摩擦が設定されたインレー金属と歯質の間を埋める補助的役割を持ちます。基本的には接着力に大きく依存する治療は通常行いません.
また窩壁と金属の間に隙間が大きすぎれば摩擦がないために維持出来ませんし、セメントも厚くなり後日,溶け出せば脱落原因になります。

  *歯科用セメントの多くは口腔内で溶解します。適切なセメント層の厚みであれば問題有りませんが、妙にセメント層が大きすぎる場合にはセメントの溶解で脱落や二次的なう蝕形成を起こします。

以前にもブログ記事で紹介しましたが、このように歯質と金属の間に大きな空間を作る例は元々精度が悪く大きな空間が生じ易かった事を表し内部で二次う蝕(二次カリエス)を生じている可能性が高いと言えます。

特にう窩(虫歯の穴)を充分に形成しない歯科医の治療は感染歯質を取り残す可能性が高いと言えます。現在インレーが外れた患者の場合は8割以上に変色した感染歯質が窩洞に観察されます。



以前,この記事にも書きましたが、上の画像のように紙のように薄いインレーが多く、窩洞の底には変色したう蝕の感染歯質が残されてるのが典型です。

インレー1003.jpg

上のような窩洞ならば大臼歯の裂溝部から派生したう蝕ですから、金属インレーではなくむしろ歯質色のコンポジットレジンで綺麗に充填処置して高い接着力で隙間も生じないで長い年月の使用に耐える患者さんのメリットも大きい歯科治療も可能です。(この症例は保険治療でコンポジットレジン充填しています*)   *金属が外れて来院された手間がかからない場合には、原則的に保険でコンポジットレジン充填しています.

しかし巷の一般の臨床医は保険治療ならコンポジットレジンよりも金属インレーが診療報酬が高いために金属インレーで治療しがちです。こうして結果的に不良な治療をすれば医原性疾患を作って患者さんに害を及ぼします。



○当オフィスでは、上のような巷の歯科医院での医原性疾患疾患を治療し直すことをル-ティンのように日常的に沢山手がけています。

上のような金属インレーの治療し直しや自費治療でも価値のない不良な治療を受けたケースや全顎的に大がかりな不良治療を受けた例まで対応可能な範囲で治療し直しを行っています。

お困りの際は、カウンセリングも有ります。治療に先立って説明だけに充分に時間を費やして正しい治療の概念を説明しますので、より良い歯科治療の選択肢を理解して安全で長持ちする歯科治療をお受けになって下さい。また,充分時間を予約で割くために必ず来院できるように無駄のない当オフィスの診療にご協力下さるように御願い致します。

 我々のオフィスは予約は全て電話予約制です。ネットでは承っていません 是非,ご予約下さい。


















Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。