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2017年10月31日

 


今日は朝から、保険適応薬剤であるヘパリン類似物質のヒルドイドクリームなどを医院で保険治療費を払って美容目的で使用する無知な人間が増えている事が報じられていた。


ヒルドイド.jpg

問題は副作用等でその人間が障害を被るといった事ではなく、 貴重な健康保険財源をこのような無駄な治療費の浪費で費やし大切な治療等に使われるべき財源を枯渇させてしまう事態です。数十億円もこういった美容目的の無駄な保険財源の浪費で消えていると言われます。

健康保険の被保険者である我々自身が病気に罹患した時のことを想像すらしない想像力の欠如と倫理観の欠如には驚きます。

一方では、 内科医や皮膚科医の安易な処方も更に大きな責任があります。
医師自体も自分の財布に関係ないから、むしろ診療報酬として小銭稼ぎのように美容目的のような使途を知っていながら処方するのでしょう。

こういった無責任な医師が多い現状が日本の健康保険制度の極めて残念な一面です。
家族が使うとか、見当違いのシワがとれるとか患者の臨床症状では必要の無い使用目的が怪しいケースでは、「保険は使えませんよ  ヘパリン類似物質含有クリームが市販薬でも有りますよ」と断るのが医師としての真っ当な筋のはずです。

患者に嫌われないように合わせるような医師は全く良い医者ではありません。街中にこのような迎合型の医師が溢れている現状は絶望的です。

この頃,医療と美容の区別が付かない頭が悪いいい歳の人間が多くて心配になります。
歯科でもホワイトニングや審美歯科といった美容偏重主義で産まれた歯科分野へ無批判に治療希望をする様な傾向が高いのも現状です。また、そういった安易な姿勢で診療する歯科医師の不完全で雑な保存治療や精度管理ができていない補綴治療の横行も眼に止まることが多いので私は同業者と思えないそういった歯科医には呆れ果てています。



歯でお困りの方はご予約下さい

当院では、巷の認識が低い患者の美容的ニーズで歯科治療を行い本来必要な基本的な治療を蔑ろにする歯科医院とは対極になるポリシーで日常的に診療しています。歯科保存治療(う蝕治療・歯内療法・歯周病治療)と精度ある歯周病を考慮した補綴治療を日常的に行っています。審美歯科・ホワイトニング・インプラントを看板に掲げるような安易な方針の歯科医院を不安に思ったら是非当オフィスに電話予約して下さい。













2017年10月24日

「河村たかし氏の姿勢に歯科医師としても見習うべきところが多い」


河村たかし.<pg

昨日,愛知県名古屋市の市長選が行われて、河村たかし氏が四選を達成しました

河村氏は以前からリコールを行ったり,市民までが「無理だ無駄だ」と信じて疑わなかったことを実行させた愚直に泥臭い手段ででも世の中の困難に挑戦する気骨有る政治家です。

実際に不可能と思われたリコール署名を開始し始めた河村氏を観て、現在では忘れ去られてしまった政治家の愚直な姿を私は彼の中に見つけて嬉しく思ったのを今でも克明に覚えています。

彼のような政治家は本当に珍しいと思います。現代では,市民や政治家は初めから無理だと決めつけて何も行動を起こさないで現状を放置して安住する傾向が極端に強いと思います。
これが最近の政界だけでなく世の中の改革が出来ない情けない社会的核心である風潮です。

また一方では深い考えも無い一般市民に安易にウケが良ければ危険性さえある事でも票を獲得するためになるなら、よしとするような いわゆる"ポピュリズム"といわれる大衆迎合主義もトランプ大統領の選挙選では利用していたように思います。

米国大統領選が本当に安易な方法論を採ったのか否かは結果論でしか解りませんが、時として政治家がトランプ氏のように"ポピュリズム"を利用する事は多いと思います。

  一方,河村氏に限っては正論を実現するために真摯に実行しているのでいわゆる市民の安易な目線だけに迎合するポピュリズムを利用してはいません。

すなわち,大多数の市民の根拠ある希望を厳密に代弁して行動を採るのが河村たかし氏の政治手法であると私は換言したいと思います。そういう彼の実行力ある姿勢を私は本当に尊敬しています。

河村氏のように皆から「馬鹿だ」と揶揄されてでも信念を遂行出来る政治家は本当の意味で改革を進められる真の政治家だと私は思います。

それしても、現代は一所懸命で真面目で愚直に行動できる人間をむしろ笑い者にするような"嫌な風潮"が世間に溢れているように思います。

  子供のような青臭いことを言うようでも私は本当にそう思っています。




「歯科界でのポピュリズムとは?」


上には,河村たかし氏の話に関連しその政治姿勢に共鳴できる事を書きましたが、ここでは歯科界の情けない実態を検証してゆきます。



○患者の傾向

   善し悪しは別として歯科界でも最近の患者の一般的傾向に沿って商売をしてゆくのことが無難で儲かるはずです。

患者さんの一般的に好むことは→痛くない・削らない・1日で終わる・1回で終わる・クスリで治る 等々と言えます。

すなわち歯科治療を安易に捉えて簡単に治療できることを好む傾向が強いと言えます。
これ自体は知識に乏しい素人の患者さんなら不思議ではないと思います。

そういった患者が安易に簡単な治療を好んでいることは歯科医師側も十分に知っているので、その思惑に沿って行えば患者が飛び付くと我々歯科医師は考えています。
こういった患者の希望を実現できるものなら、例えば根拠が怪しい治療や日常臨床で行い続けるには不適切な治療方法でも行ってしまいます。
またそういった治療方法を安易に宣伝するような事が歯科界での迎合主義の"ポピュリズム"の下では大変に多く,患者さんに後で迷惑をかけるような危険性があると思います。




○誇張や妙な宣伝に騙されてオフィスへ来院する患者さん達


  最近でも未だに患者さんに多いことは、特殊な治療という歯科治療を受けて、その治療がおかしい事に後で気が付いて来院する方が多いことです。

今まで、治療自体が色々な学会や歯科医歯科医師会などの各webサイトを通じて注意喚起されているような悪名が高い3MiXーmp法や抗真菌剤による歯周病治療やう蝕治療のような科学的根拠がおかしい方法等々。。。

また、スケーリング・ルートプレーニング(SRP)を1日で全顎に超音波スケーラー等で安易に行うモノや特殊に調整されたパウダーや洗浄水で洗浄する事を併用する方法などを受けて口中の歯肉が腫れ,熱が出て困り果てた等々(*)で来院される事例が,この2年間に数例もありました。

*歯周オペで無くともSRPでも広い範囲に同時に行えば全顎に傷害的な侵襲が加わって生体は炎症性反応等が現れて腫れますし、発熱も生じ得ます。

また実際には、治療を受けたにもかかわらず、これ等患者さんの根面には取り残しの歯石も存在していることが多い状況でした。手でキュレットを使わない時間もかけないSRPだから当然の結果です。

そもそも時間を掛けて完全に治療するために敢えて従来からキュレットを手指で使いSRPを時間を掛けて丁寧に行っていますが、これは徹底的に歯石を除去するために必須だからです。


それらの臨床的手間がかかる歯周病治療の常識を覆し得るような画期的で簡単にできる治療方法は未だにありません。 ← これが重要!?


一日で全顎的なSRPを行う様な治療をしている先生はある種の論文を参照されていると思いますが、研究機関でのリサーチ(研究論文がある方法論)で行われている科学的根拠がある治療方法は存在しても、臨床で一般的に行っても良い治療方法であるか否かは全く別問題です。

その部分が歯科医師の一部でさえ解っていないので患者さんに迷惑を掛ける事もあるようです。

*日本では大学の頭が悪い教授でさえ解っていないので、そういった教授の下で学んだということをプロフィールに書いている先生(*)の場合には、やはり弟子も同じだと妙に納得してしまいます。歯科界で有名な教授で大学と裁判沙汰で辞めたブラックで有名な某先生ですから...

至極く簡単で短時間に終わる歯周病治療の方法は無いと考えて下さい。  簡単だと宣伝された方法論には安易に誤っても目を向けないように

是非患者さんは  うまい話には何かワケ(変なところ)があることを疑ってみて下さい。  


元来,世界標準の歯周病治療は敢えて未だにキュレット(手用器具)を使い患者さんの個別の解剖学的な特徴がある複雑な形状のポケット内歯根面や分岐部の形状を知ってその微少な局所環境に応じてSRPすべきなので、ある程度、そのように繊細な感覚でSRPを行う時間を掛ける丁寧な処置が必要だからです。
もちろん、完璧に歯石除去を行うためには6分割で毎回1時間以上も掛けるのは解剖学形態に沿ったSRPが繊細な技量を要して手間が掛かるためなのです。=もちろん時間をかけて丁寧に行う必要があります。

現在でもなお、歯周病治療では日常臨床でルーティンに簡単に行える方法で世界的コンセンサスを得たモノはありません。 (安易な宣伝に騙されないで下さい)

ただ、一応は1回で全顎を治療する方法論は世界的に有名な学会誌Journal of Clinical Periodontorogy 等ではもう10年以上前にいわゆる"one step full-mouth disinfection"と呼ばれる1日で全顎のSRPを行って1回で終える方法に関する有名な論文が掲載されていました。

ただし,これ↑はあくまでも研究用の手法で、研究機関で極く厳密な条件下のケアで行われた研究手技であって、論文にもクリニックで日常臨床で行うことは全く推奨されてはいません。そして被験者に発熱する者もいた事など重要な副反応の数々もキチンと銘記されていました。

すなわち,街のクリニックで安易に行うべきではないことくらいはベテラン臨床家なら解る常識です。

科学論文を臨床的に正しく合理的解釈で理解出来ない臨床家が多く、日本の現状は臨床家の頭が悪いと言われても仕方がありません(←実はこれは欧米では有名なことです)。

先日の患者が不審に思って私のオフィスのカウンセリングに助けを求めて来院する状況が起きるような配慮が無い臨床環境では、けして1回で全顎をSRPする様な治療を行ってはいけません。


特に何度も言うように,"特別な治療"というのは、もし画期的な治療方法があるのなら日本全国で多くの先生達が他でも行っているはずです。ですから逆に一部の先生達の怪しい○○研究会や自称○○学会所属の先生でしか行われていないのは怪しい治療方法だと考えるべきです。

これくらいの理屈が解らない"怪しさ"を感じる懐疑心さえ患者さんに育っていない日本の現状は絶望的です。

どうか、世界標準の真っ当な歯科治療を厳密に行う姿勢の歯科医に受診して下さい。

◎良い歯科医を選ぶ事は大変難しいので、まずは怪しい治療を挙げている"歯科医を除外して、大きなトラブルを被らないようにして下さい。


一生後悔するような傷害やトラブルを負った患者さんが日々カウンセリングに来院していて大変気の毒に思っています。そういった歯科界の状況を本当に私は残念に思っています。よって敢えて私はここでこのような注意喚起を目的にして述べています。


以上。


麴町アベニューデンタルオフィス・院長










2017年10月 2日



昨日の患者さんは、虫歯が無いのに下の前歯が痛いという主訴で来院された。

i.jpg
左下の智歯が横に埋伏し前方の歯を押しています。


以前にもブログ記事に書いた事がありますが、智歯(親知らず)が最後臼歯部から押して前方の歯が痛むことがあります。

今回もそういった典型例で、皆さんには是非知っておいて頂きたい歯科知識です。

今回の症例では、上のレントゲン写真のように下顎左側最後臼歯部の埋伏知歯が明らかに第二大臼歯など前の歯を押していました。これによって下顎前歯部は少し歯列が乱れています。今回は反対側の側切歯(2番目の歯)が痛みを感じていました。同様にこのような場合には前歯が窮屈で押される感じがすることも有りますが、時には今回と同様に痛みを感じることも多いので気を付けて下さい。

今日の患者さんには"このような理由"で歯痛を感じたので心配が無い旨を説明したらご理解いただき、安心されてお帰りになりました。

こういった臨床ケースを知らない歯科医が多いようで、"歯が痛むはずが無い"と患者さんの精神まで疑う歯科医がいたり、根拠無く歯を削り出す先生もいます。 そのような無知な歯科医が巷に多い危険な現実を知って下さい。


 歯科でも臨床医の知識と見識(頭が良いか馬鹿か)によって患者さんへ迷惑をかけることもある現実も知って下さい。























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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。