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2017年7月28日

  
先日のブログはSNS等でかなり反響があり「注射の痕が残る理由がわかりました」とリツイートやメッセージを頂きました。ネットでも有益な情報を共有出来ることをご理解頂けて何よりです.


今回の記事でも更年期に特有な歯肉について書かせて頂きます。
中高年の方々にも解り易いように平易で解り易い解説を書かせていただきます。


下の臨床画像のような特徴的な歯肉性状を呈する患者さんが一部にいます。

たぶん5%弱だろうと思いますが中高年の女性の患者さんを診ていると時々遭遇する症状です。

今回、このような臨床写真を探し出しましたが、私自身の撮影した臨床写真アーカイブにも明瞭な症状を現した臨床写真が見つからず、このような比較的不明瞭な画像を例に挙げざるを得ませんでした。本当はもっと広い範囲に完熟トマト様の歯肉が拡がる例もありますが、今回はこのような画像でご理解下さい。

この疾患は  慢性剥離性歯肉炎 と専門的には呼んでいます。
余り歯科界でも話題になることが少ない疾患ですが,高齢化時代のQOLを考慮して、更年期疾患の一例としてここに記事を書きました。

トマト.jpg

ちょうど 歯肉が完熟トマトの皮の様な状態と言えば解り易いと思います。
これは特に更年期の女性患者さんに顕著にみられます。歯周病の治療をしても完全には治らず、遺伝的に決定されているようです。また通常の治療ではほとんど改善されずに難治性といえます

この症状は歯肉の最表層の角化層が形成不充分のようです・普通よりも薄くこのように完熟トマトの様です。また剥離したような像である事から慢性剥離性歯肉炎と呼ばれるのでしょう。

角化層が薄く上皮が剥離したような非常に歯肉が傷付きやすいので、適切に歯肉を傷付けないように,時には軟らかいブラシを用いてブラッシングする事も肝要です。とにかく基本は歯周疾患をコントロールしていることが症状を抑えるためには必須です。主な症状は疼痛です。


また、同一患者でも若い頃はこの症状が明確に出ることは希で女性ホルモンの減少度合いに依存して発症し易いことから、婦人科領域のホルモン補充療法でこの症状は改善される可能性も考えられます。

婦人科医がこういった歯科領域に興味を持って治療方法を考えてもらえれば患者さんに朗報になるだろうと歯科医の私は期待しています。

また、確かに角化層が薄く不充分な状態故に、傷付きやすいと言えますが、今までこういった歯肉の患者さんはこの状態に派生して口腔内に大きな問題が起きていないことから、患者さんへは必要以上にこの歯肉症状で心配をする必要が無いことを私は歯科医として強調しておきたいと思います。

専門の研究者は最近では男性にも同様の症状が出る事から、女性ホルモンだけに因る原因だけでなく原因は多因子であることを報告しています。原因や治療法など専門家の簡単な説明をご参照下さい


○我々のオフィスのポリシー:


当オフィスの臨床姿勢では患者さんへの正しい歯科的知識を提供すると同時に歯科の正しい知識を啓蒙してゆくことを信条としています。


私は大学の臨床教育の欠点を補完する意味でも当院のブログ記事などの情報は重要な意味を患者さんにとっては持つと考えています


周囲に歯科治療を任せられる歯科医がいないとお考えの方々、当オフィスへ電話予約して是非おいで下さい。

また、治療する前に治療概念や治療の選択肢に関わる詳しい説明が充分時間を割いて行われるカウンセリングを行っていますので、治療する前に説明や相談して下さい.































2017年7月 2日

  

先日、宝塚市から新幹線で来院された患者さんと治療前の問診を兼ねた話をゆっくりとしていた時に、
この患者さんは「注射すると口内炎のような痕が残ります」と仰っていました。
それ対して私は「中年の女性患者の一部で注射した部位にそのような痕が残る方がいます」と答えました。


○女性ホルモンと歯周疾患の密接な関係:

例えば、妊娠性の歯肉炎と呼ばれる歯周疾患もあります。
妊婦の場合,女性ホルモンがある種の歯周病菌とリンクして歯周病菌が活性化され歯肉炎を生じる病態です。

妊娠前に歯周病治療を受けることをオススメしています。また妊娠中も定期検査のチェックを受けて頂くようにしています。





○更年期と歯科治療:

長く臨床をしていると極く一部の
来院女性患者さんに歯科治療の痲酔の後で口内炎様の注射の痕を認める事があります。

これは女性だけに生じる症状で、今まで男性に起きた事例はありません。

また、20才ぐらいの若い女性に生じたことは無く,殆どが中高年の女性のみに発症しています。

すなわち、麻酔の注射痕は女性ホルモンが欠乏する更年期に特有な症状です

歯科治療の痲酔注射では、注射の刺入点付近で極く小さなダメージを歯肉組織内に被りますが、通常は痲酔後そういったダメージはキレイに修復されて表にダメージの痕を残すことがありませんが、組織修復が上手くゆかないと口内炎のような痕が残ることがあります。この日に来院された患者さんもその典型的なケースだと思います。


このように,女性ホルモンは歯肉の治癒や歯肉の性状に関係しているので注意深く観察する必要があります。


また、臨床では希に、更年期障害の精神症状を随伴する方もいて、些細な事で怒り.治療に執拗に文句ばかり言い続ける方もいます。
こういったケースでは我々も治療が上手くできずに大変に困るケースにも遭遇します。

以前、ある女性患者の方で歯肉に口内炎様の注射痕の出来たので、更年期が理由だと私が指摘したら、レディースクリニックへ受診して重い更年期障害が緩解された方がいました。

   この方のように 積極的に特有の全身的疾患を治す姿勢は女性には特に重要です。

   このような更年期と歯科治療の関わりは若い臨床家にも是非知ってもらいたい歯科常識です。






2017年7月 1日

    

osada.jpg


この症例は、私のオフィスへ来院される患者さんに多い医原性疾患の典型のような例です。
私のオフィスでは,治療し直しを沢山手がけているのでこのようなやり直しが出来無い症例の患者さんも沢山来院されます。

X選画像から明白に補綴物の土台(金属コア)が異常に太く長いので、それによって歯根残存歯質部は皮一枚なほど巾が薄く破折や腐敗を呈している様な状態です。


昔の先生でも今の若い先生でも、どういう訳か支台築造(コア)を過剰に太くもしくは長く大きなモノを根管充填された歯根に装着して歯根を壊してしまう先生が多い事実があります。
この事実は患者さんにしてみれば全くの脅威です。

 何も知識が無い患者さんは無知な歯科医に受診すればこのようにまともだった歯でさえも壊されてダメにされてしまうのですから傷害行為を治療費を払って被っていることになります。

たぶん,患者さんの中には傷害罪で歯科医を訴えたい気持ちの方もいることでしょう。

太く大きなコアを根拠無く抜髄し根管充填した無髄の歯根へ装着する事が当たり前だと考える不見識な歯科医が未だに沢山街には開業しています。

このような傷害行為を日常的に"治療と称して"患者さんへ歯科医が加えている事を知って下さい。



○臨床家のレベルは支台築造に現れる:


若い先生でも"審美歯科"などという看板を掲げる歯科医にも特に前歯は根拠無く健全歯でも抜髄してコアを装着しセラミック冠をセットする馬鹿な先生が未だに沢山います。抜髄して根管充填した歯に冠などを装着するために歯冠部のカタチ(金属,レジンなどによって)を作る事を支台築造と呼びます。抜髄された歯は基本的にこの支台築造をして印象し冠など補綴物を装着します.

そもそも、有髄歯は1番耐久性がある事も解らない歯科医は危険なので免許を取り上げた方が良い位です。
そのような不見識な歯科医が無髄なら後になって歯が痛まないので好都合だと真っ先に抜髄して審美補綴物(そういった連中が語る妙な名称の補綴物)を装着して、むしろ後々トラブルを生じることが多いので悲惨です。

歯科医でも生物学的な人間の歯の学問的特性とそれに合わせて行う歯科治療への配慮を全く知らない無知な人間が多いのが日本の歯科界の実態です。

抜髄時にラバーダムすら使用しないでファイルもオートクレブ滅菌したモノを使用しないから根尖病巣が出来ても当たり前です(これはなんと9割近くの日本の臨床医の実態です)。


上に挙げたX線画像の患者さんは全顎的に歯周病治療を終えて、 治療し直しができない状態故に現状のまま補綴物がこのまま脱落しないように維持してゆくことを私は提案しました

これは消極的で妥協的な方針ですが、これが精一杯です。

いくつかの歯冠は指で動くような状態です。すなわち残存歯根が既に一部破折していたり、歯根の残存象牙質が大きく腐敗している状態だと明白に解ります。
むしろ歯冠補綴物が脱落していないのが不思議なくらいです。

とにかく、この症例は私の治療ではありませんが患者さんへは馬鹿な歯科医が口腔内を破壊してしまった事実、医原性疾患を作った事を歯科界を代表してこの患者さんへお詫びしました。

最後に一言付け加えれば   歯科医院選びで歯科治療の成功は決まります。

実際に行っている歯科医のレベルや症例を確認して受診すべきでしょう。



  当院では生物学的特性を考慮して臨床的考慮を優先して歯科治療を行っています。

治療し直しで困難な場合でもは妥当な方針を立てて適切に歯科治療を行うように努力します。

歯でお困りの方は、カウンセリングもありますので、電話予約御願いします。


















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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。