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2017年4月11日

色々な歯科的事柄を沢山述べてみたところで実際に行っている臨床家の仕事は基本を無視した酷いものが多いのが日本の歯科事情の実態です。
日本では基本的なう蝕治療さえ街の歯科医院では行われていないのは、もし例えばアナタの口の中に金属インレーが装着されていればその治療を見れば、歯科医の実態がそういった粗末な診療に集約されていると考えて過言ではありません。欧米の大学の先生方にお会いして1番恥ずかしいのが日本では歯科医の基本的仕事であるう蝕治療がデタラメだという点です。

私は既にそういった金属インレーの隙間だらけで窩洞底に感染歯質を残したまま金属充填している実態を皆さんにブログ上で観て頂いていますが、絶対に歯科医のそのような雑な治療を受けないように私は前々から主張しています。


齲蝕の細菌学・その基本:


う蝕の発生は歯質面例えば,エナメル質に歯垢という粘着性の塊を形成して付着すれば、歯垢中に存在するう蝕原性菌によって一種の酸が放出されて、その酸によってカルシウムを97%含む石灰化物のエナメル質はボロボロに脱灰し始めます。酸によりエナメル質の最小の結晶単位であるアパタイト結晶が崩壊して穴が空く状態が臨床的に見えるう蝕の実態です。

Kayes circle 3.jpg
細菌(Bacteria)・食餌(Diets:砂糖など)・歯質(Tooth)の3要素が存在して齲蝕が形成されます。

エナメル質脱灰.jpg
歯の歯冠部のエナメル質に歯垢が付着して細菌が出す酸でエナメル質は脱灰されます。

*エナメル質脱灰部はノコギリ状を呈します。このエナメル質の脱灰された組織学的形状を利用すれば、接着時にこの脱灰されたノコギリ状の構造にレジンタグが陥入すれば接着力が得られます。この性質を使用してコンポジットレジンなどのエナメル質との接着に利用しています。  




人間の歯の歯冠部は主に組織学的にエナメル質と象牙質という2つの全く異なる組織によって構成されています。すなわち下の図に示すような2層により構成されています。


歯の解剖学.jpg


カルシウムを多く含む石灰化物のエナメル質と異なり、象牙質はカルシウムのような無機的物質ではなく主にコラーゲン線維などの有機質により構成されています。また組織学的にはエナメル-象牙境から歯髄方向へ放射状に細い管状の象牙細管と呼ばれる中空の管のような形態がカタチ作られています。実は歯痛が感じられるのはこの象牙細管を介して歯髄側に存在する末端受容器により刺激を感知しているからです。

二次象牙質:知覚過敏や外部刺激が慢性的に続くと歯髄腔側に象牙細管を封鎖するために石灰化層を形成して象牙質末端で外的刺激をブロックします(図  )。この層を二次象牙質 と呼びます。



また,細菌がエナメル質を破壊しエナメル-象牙境を越えて象牙質へ広く拡散します。また象牙細管に細菌が侵入すると象牙細管を介して進行することもあります。このような2つの拡散で象牙質の有機質が細菌の感染で大きく腐敗してしまいます.
臨床的に医院で遭遇する齲蝕の多くは、既に象牙質に細菌が拡散した後です。 このステージのう蝕は象牙細管に潜んでいる細菌も含めて、感染歯質の完全な除去が治療のキーポイントになります。

 臨床では細菌感染で象牙質のコラーゲン骨格が崩れて軟化した状態を"軟化象牙質"と呼びます。
時として金属インレーの下が軟化象牙質で埋め尽くされている例にも遭遇します。


インレーと窩洞2.jpg
インレーを除去したら、そこには茶色い腐敗した象牙質=軟化象牙質が沢山存在していた。
軟化象牙質は可能な限り除去すべき部分です。


細菌が象牙質へ入り込むといわゆるこのような一般的なう蝕になります。
象牙質に残る取り残された変色した歯質には細菌が沢山潜んでいる可能性があります。齲蝕の再発はこうした感染歯質の取り残しに主に原因があると思われます。よって,もしエナメル質内に限局している時点でう蝕を発見して適切に表面処理して接着性が良いコンポジットレジン等で充填封鎖できれば確実でう蝕再発が起きづらい理想的なう蝕治療が可能です(当オフィスのミニマルインターベンションを意識した接着歯学に基づくコンポジットレジン修復は、エナメル質と象牙質の性質を熟知して行われています)。


根面う蝕:エナメル質はpH5.5で脱灰を始めてう蝕を作り始めます。セメント質やセメント質が剥離した後の露出歯根面の象牙質上に生じるう蝕は 根面う蝕と呼ばれてpH5.5よりももって弱い酸でも脱灰し始めます。

根面う蝕2JPG.JPG

画像の黄色矢印が根面う蝕部です。


以前にもブログに記載しましたが、実はう蝕の中では根面う蝕がよりタチが悪いモノと言えます。
歯根の途中で出来るために治療の仕方が難しく予防も難しいことから、特に比較的高齢の方や歯周病治療した患者さんでは重要な予防対策が肝要になります。

*一般的に,根面う蝕は口腔内の細菌叢に依存して生じ易い方とそうでない患者さんに大別されます。 比較的口腔清掃が良好の患者さんにも生じ易いことが知られています。よって,歯質を強化することが効果的と考えます。臨床的には定期的なフッ素剤の根面塗布が行われます。


















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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。