«  2017年4月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
2017年4月15日

  

  先日,全くう蝕(虫歯)治療さえ受けた経験が無い患者さんが歯周病治療を希望して来院されました。特に左側上顎の側切歯(2番)が動揺が強くなったため不安に思い、慣れない歯科医院での治療を決意したそうです. 
そして早速,ある歯科医院へ来院されたそうです.その歯科医院では、自費治療費の高額治療のメニューを見せられて歯周病の歯を抜いてインプラントを埋入して補綴する計画などいきなり大がかりな希望ではないインプラントの治療計画を聞いて大変に不安感を感じたそうです。

自分の考えや希望と遠く隔たりを感じある種の危険性を感じたため,その医院へ受診し続けるのを止してインターネット検索の結果,治療方針がその医院とは対極にありそうな私のオフィスへ来院するに至ったそうです。


以前,私はブログ記事に書きましたがう蝕治療の経験が無いう蝕罹患経験が無い方の場合でも歯周病には罹患します。これは歯周病とう蝕の原因菌が異なるためで、う蝕の罹患経験が無い方でも歯周病には高い確率で罹患します.(これは重要な歯科常識です!

この頃,歯周病治療を希望されて来院される方が口々に語ることは、前医に真っ当な歯周病治療ではなく真っ先にインプラントの話をされて抜歯すると言われ高額な治療費の提示をされた云々といったことです。

日本の歯科界が安易に高額な治療費を患者さんから頂こうとする思惑ばかりになっている現状が解ります。  
そして,患者さんがそれに恐怖を感じているようです.
 日本の歯科界には歯周病治療を先行して行う世界水準のスタンダードを行う方針を持つ歯科医が滅多に存在し無くなってしまったのでしょうか?

歯周病治療を行うことよりインプラント治療を真っ先に勧める歯科医の思惑に反省を促すために患者さんだけではなく暗に歯科医師にも啓蒙的意味合いのブログ記事を書いています。
私のオフィスにネット検索でたどり着いたこの患者さんは,ある意味では歯科医院を数軒彷徨っていた方かも知れませんが、患者さんの希望に私の臨床姿勢が合致して幸運だったのかも知れません。

しかし一方では歯科界の黒い思惑に気づく事が全くなく未だに多くの患者さんが歯科医のいかがわしい治療を言うがままに受けて,歯科医師の都合だけで行われる治療行為で大きな問題を負ってしまう方が後を絶ちません(今までに私がブログに書いてきた通りのことです).

S.T.jpg

何よりもこの患者さんにとって幸いな事は、今まで大きなう蝕が無かった故に全く歯に歯科治療の物理的侵襲を受けていない点です。

私が日常的に歯周病の治療をしていて残念に思うことは、多くの患者さんが来院前に雑なう蝕治療を沢山受けて来院時には既に歯の寿命を縮めていることが多いという事実です。

そしてそういった精度不良の治療の場合には歯周病治療のスケーリング&ルートプレーニング(SRP)など重要な歯周病治療の妨げになって非常にキュレットなどの器具操作が困難で苦労することが多いです。→今回はそれが無くて至極幸いです

今回の患者さんは全顎では中等度〜一部重度歯周炎ですが根分岐部病変に派生する複雑な補綴処置も特に行う必要性もなく、今までもう蝕治療のため行われた補綴物や充填物など全く口腔内に装着されてい無いので歯周病の治療のみをただ素直に科学的根拠に基づいて行えば良いことになります。

 この症例の歯周病治療の成功が私のSRP等の技量に直に依存することになり私の基本的SRPの技量が試される良い症例になると思います。




  

○何処へ行ったら良い歯周病治療を受けられるのか?

 まず歯周病治療が高いレベルで行える歯科医院へ行かなければ歯周病は治せません。
巷の歯科医院では高いレベルの基本的原因除去療法(SRPなど)が日常的に殆ど実践されていないので街の歯科医院では,軽度な歯周病では無くある程度進んだ歯周病を治せる歯科医院を探すのは患者さんには大変に難しいことだと思います。


  中年以降の患者さんは歯周病治療を適切に行える医療機関を探している方が潜在的に沢山います.日夜ネット情報の氾濫する中で自分の希望に添うような良い医療機関を探しています。
最近,私の医院web,院長ブログやSNSの私の書き込みを読んだりフォロワーの紹介でオフィスに多くの方が来院されます。 全国的範囲で遠い地域からも来院される方が多いことは、ネットを観て来院する来院形式の特徴です.

  もし私の治療に近所の歯科医院とは異なる期待と良い評価をして頂けるのなら大変に光栄です。
日本の一般的歯科医師は保険中心で患者数を増やすために短時間の効率的治療をして保険点数を増やすような傾向が強いために、その結果、雑で再発し易い不良治療となり易いと思います.
歯科医師が短時間診療下での雑な治療をすることでまた多くの患者さんは後年治療し直しが必要な再発の発生がし易いとも思います。私のオフィスへ来院される補綴物などの治療し直し希望の患者さんは日本の歯科界で多い短時間診療体制から派生する不良治療の犠牲者とも換言できます。 


 日本の一般的な
短時間診療体制では世界的標準となっている歯周病治療用キュレットを使用して一本一本を丁寧に治療(SRP)する"歯周病治療と呼べるレベル"の適切な治療をしている歯科医院は極めて少数派です。

私は歯科医師に講習会で歯周病治療を指導した経験からも卒後間もない若い先生のみならずベテランの先生でも全くSRPできない先生が多く、また歯科大の教育では実際にSRPを患者で行う臨床実習を通して行っている大学は現在では極めて希です.

例えば歯科界ではある意味で有名な公立の某歯科大のようにキュレットのセットを見せるだけで終わるような雑な臨床教育をしている公立の大学まであります。

卒直後はSRPなど歯周病治療の臨床手技は全く身についていないのが日本での歯科大卒業生の標準的な情けない姿です。

またその後、そのような若い先生方は短時間治療体制の歯科医院では臨床で1時間単位でチェアータイムが必要なSRPを行うことが無いために、日常臨床を通じて技量を磨く機会が殆ど無いのでSRPの技量は当然向上しません。
ハッキリ言えば一般的な街の歯科医院では標準的教科書レベルの歯周病治療を行っていないのが実態です。
ですから中等度以上の歯周病患者の歯周病は巷の歯科医院では治す事は困難だと思います。

○歯周病治療は出来る歯科医に受診しましょう!


  このように歯周病治療は一般的に行われていないのが実態ですが潜在的には数千万人以上歯周病の患者さんはいるでしょう。この内,本当に積極的な歯周病治療が必要な中等度以上の歯周病患者さんも沢山日本には存在しています。

それ等の患者さんは歯周病治療を受けていない方々・歯周病治療を受けても雑で不完全な治療を受けた方々・良い歯科医院を探している患者さんなどに分けられます。
 今回の患者さんは私のブログ等を観てご理解頂いた上で来院されています。


私はオフィスのwebやブログで実際に治療した歯周病治療や補綴治療などの臨床写真を掲載しています。これを観て"私のオフィスが歯周病治療できる歯科医院"だと理解して頂けるように啓蒙的な意図で臨床写真やその解説を記事に書いています。

私の実際の臨床実績を観て頂き、歯周病治療や歯周補綴を受けに来院して頂きたいと思います。

   歯周病治療にはその治療概念を理解する事が必要条件です.歯周病治療をするためには患者さんの治療への協力が最重要だからです. 

歯科治療は患者さんの理解力にも依存します。患者さんで私が説明する概念を理解していない場合は治療を完結できないと考えていますが、これは本当です。聞いているふりをする様な方も同様で良い治療は不可能です。

また,最近はいい加減な大人の幼稚化を懸念する患者さんは困った事に数回の通院や少々の術後性疼痛さえも我慢できないほど劣化しています。
すなわち,こういった幼稚化した子供のような患者さんは一生歯周病治療が出来ない患者さんだといえます。

我々麴町アベニューデンタルオフィスでは,歯周病の真っ当な治療を日常的に行っています.また歯周病と同様に歯内療法(神経の治療)でも巷ではラバーダム防湿法さえ使わない危険な治療をする歯科医院が大半ですが、当院では使用を当然励行しています。
巷では希でも真っ当な世界標準の歯科治療を励行していますので、どうか安心して当オフィスで治療をお受け下さい。

我々麴町アベニューデンタルオフィスは電話予約制です。我々の臨床姿勢に共鳴して頂けたのならどうか迷うこと無く当オフィスへおいで下さい。

治療するという重い腰を上げるのはたいへんです。
思い立った時が吉日です。アナタは治療動機を無駄にしないで是非ご来院下さい。

    *予約電話は診療時間内にお掛け下さい。













































 

2017年4月11日

色々な歯科的事柄を沢山述べてみたところで実際に行っている臨床家の仕事は基本を無視した酷いものが多いのが日本の歯科事情の実態です。
日本では基本的なう蝕治療さえ街の歯科医院では行われていないのは、もし例えばアナタの口の中に金属インレーが装着されていればその治療を見れば、歯科医の実態がそういった粗末な診療に集約されていると考えて過言ではありません。欧米の大学の先生方にお会いして1番恥ずかしいのが日本では歯科医の基本的仕事であるう蝕治療がデタラメだという点です。

私は既にそういった金属インレーの隙間だらけで窩洞底に感染歯質を残したまま金属充填している実態を皆さんにブログ上で観て頂いていますが、絶対に歯科医のそのような雑な治療を受けないように私は前々から主張しています。


齲蝕の細菌学・その基本:


う蝕の発生は歯質面例えば,エナメル質に歯垢という粘着性の塊を形成して付着すれば、歯垢中に存在するう蝕原性菌によって一種の酸が放出されて、その酸によってカルシウムを97%含む石灰化物のエナメル質はボロボロに脱灰し始めます。酸によりエナメル質の最小の結晶単位であるアパタイト結晶が崩壊して穴が空く状態が臨床的に見えるう蝕の実態です。

Kayes circle 3.jpg
細菌(Bacteria)・食餌(Diets:砂糖など)・歯質(Tooth)の3要素が存在して齲蝕が形成されます。

エナメル質脱灰.jpg
歯の歯冠部のエナメル質に歯垢が付着して細菌が出す酸でエナメル質は脱灰されます。

*エナメル質脱灰部はノコギリ状を呈します。このエナメル質の脱灰された組織学的形状を利用すれば、接着時にこの脱灰されたノコギリ状の構造にレジンタグが陥入すれば接着力が得られます。この性質を使用してコンポジットレジンなどのエナメル質との接着に利用しています。  




人間の歯の歯冠部は主に組織学的にエナメル質と象牙質という2つの全く異なる組織によって構成されています。すなわち下の図に示すような2層により構成されています。


歯の解剖学.jpg


カルシウムを多く含む石灰化物のエナメル質と異なり、象牙質はカルシウムのような無機的物質ではなく主にコラーゲン線維などの有機質により構成されています。また組織学的にはエナメル-象牙境から歯髄方向へ放射状に細い管状の象牙細管と呼ばれる中空の管のような形態がカタチ作られています。実は歯痛が感じられるのはこの象牙細管を介して歯髄側に存在する末端受容器により刺激を感知しているからです。

二次象牙質:知覚過敏や外部刺激が慢性的に続くと歯髄腔側に象牙細管を封鎖するために石灰化層を形成して象牙質末端で外的刺激をブロックします(図  )。この層を二次象牙質 と呼びます。



また,細菌がエナメル質を破壊しエナメル-象牙境を越えて象牙質へ広く拡散します。また象牙細管に細菌が侵入すると象牙細管を介して進行することもあります。このような2つの拡散で象牙質の有機質が細菌の感染で大きく腐敗してしまいます.
臨床的に医院で遭遇する齲蝕の多くは、既に象牙質に細菌が拡散した後です。 このステージのう蝕は象牙細管に潜んでいる細菌も含めて、感染歯質の完全な除去が治療のキーポイントになります。

 臨床では細菌感染で象牙質のコラーゲン骨格が崩れて軟化した状態を"軟化象牙質"と呼びます。
時として金属インレーの下が軟化象牙質で埋め尽くされている例にも遭遇します。


インレーと窩洞2.jpg
インレーを除去したら、そこには茶色い腐敗した象牙質=軟化象牙質が沢山存在していた。
軟化象牙質は可能な限り除去すべき部分です。


細菌が象牙質へ入り込むといわゆるこのような一般的なう蝕になります。
象牙質に残る取り残された変色した歯質には細菌が沢山潜んでいる可能性があります。齲蝕の再発はこうした感染歯質の取り残しに主に原因があると思われます。よって,もしエナメル質内に限局している時点でう蝕を発見して適切に表面処理して接着性が良いコンポジットレジン等で充填封鎖できれば確実でう蝕再発が起きづらい理想的なう蝕治療が可能です(当オフィスのミニマルインターベンションを意識した接着歯学に基づくコンポジットレジン修復は、エナメル質と象牙質の性質を熟知して行われています)。


根面う蝕:エナメル質はpH5.5で脱灰を始めてう蝕を作り始めます。セメント質やセメント質が剥離した後の露出歯根面の象牙質上に生じるう蝕は 根面う蝕と呼ばれてpH5.5よりももって弱い酸でも脱灰し始めます。

根面う蝕2JPG.JPG

画像の黄色矢印が根面う蝕部です。


以前にもブログに記載しましたが、実はう蝕の中では根面う蝕がよりタチが悪いモノと言えます。
歯根の途中で出来るために治療の仕方が難しく予防も難しいことから、特に比較的高齢の方や歯周病治療した患者さんでは重要な予防対策が肝要になります。

*一般的に,根面う蝕は口腔内の細菌叢に依存して生じ易い方とそうでない患者さんに大別されます。 比較的口腔清掃が良好の患者さんにも生じ易いことが知られています。よって,歯質を強化することが効果的と考えます。臨床的には定期的なフッ素剤の根面塗布が行われます。




















  先日のモーニングショーでは歯磨きのし方(ブラッシング方法)が紹介されたので早速患者さんから反応が有りました。
モーニングショー(旧モーニングバード)は以前から歯科関係の話題を取り上げています。

ところで,今回の番組では東京医科歯科大学歯学部の助教のコメントが紹介され、オーラルケアに関して「歯ブラシの正しい磨き方の手順としてはどういう仕方で磨き始めることが正しいのか?」といった事が話題になりました。

実は、この番組の提供がサンスターなので、歯磨き粉と歯科関連商品が売れるように意図して説明がなされているという事実を知り商品を売ろうとする思惑が番組自体の誇張を産む点を知って聞いて下さい。

とにかくサンスターは歯ブラシと歯磨き粉を沢山売れるように番組でも宣伝しているので、沢山歯磨き粉のペーストを歯ブラシ上に乗せている場面が出てきます。あれだけ沢山歯磨きのペーストを出せば、指で歯ブラシに擦り付けなければ流しに全て落ちてしまうのは当たり前です。  わざわざ歯磨き粉のペーストを歯ブラシに指で擦り付けるようにすべきだと紹介されていました。またブラシを水で濡らすとペースが薄まるので水で濡らさないようにすべきだともわざわざ説明もされていました。これは少し笑えます。


私のフィスでは,成人を中心に治療していますが,番組でやったようには歯磨きペーストを沢山使用するような指導はしていません。
あくまでも う蝕の原因論を知れば、歯垢除去が第一ですからフッ素の補助的薬理効果を過大評価しなければペーストレス(磨きペースト無し)でブラッシングしても良いと思います。


ところで,メディアでも,つい最近まで「歯磨き粉を余り沢山使うと磨いたような気になって充分に磨けていないうちにブラッシングを止めてしまうので、歯磨粉のペーストはほんの少しにしてブラッシングしましょう」とサンスターやライオンなどの宣伝でも言及されていたはずなので、今回のブラッシング時に歯磨き粉を沢山使い指でブラシに擦り付けるという妙な磨き方は、変だと思った方が多くいただろうと私は想像しています。 

このようにブラッシング方法自体が変わったような印象を受けるのは当然です。その背景には昨今は市販の歯磨き粉に薬理効果を期待して、フッ素が添加されるようになったため、その効果を利用するために磨き方まで少し変えた指導をし始めたというのが大まかな理由です。 

特にイイ歳の中年以降の成人なら口腔内を磨き粉だらけにする必要は特にありません。
う蝕傾向が強い方や根面う蝕がある患者さん以外には既に大人は充分フッ素他ミネラルをエナメル質に含有してエナメル質の結晶が成熟しています。よって歯表面には既に耐酸性が充分備わっているので、敢えてこのようにフッ素を積極的に染み込ませる方法を採る絶対的必要性はありません。

一方,私のオフィスでは患者さんの口腔内の状態に適したブラッシング方法やケアの工夫をテーラーメイドで指導しています。
TVのような紋切り型の説明(今回のTVのように)をすることは一切ありません。 

個人的に薬理効果を充分に期待したい方は番組のような磨き方で、どうかご自由に磨いて下さい。 

さらに、サンスターは誇張したCFを最近テレビで流しています。

私がいつも言及するように歯ブラシでは歯周ポケット内が原則的に磨けませんが、サンスターの細い毛なら充分磨けるような誇張する表現をしています。
そして自社製品の歯ブラシを売りたいがために誇張CFを流し続けます.

誇張CF.jpg





○最近の歯科界でのコンセンサスとサンスターの商業ベースの目線

最近では日本国内でも歯磨き粉に微量ですが厚労省に認可されて抗菌剤やフッ素を添加出来るようになりました。これにより,その薬理学的効果を期待して使用すべきだとする歯科界の方針が強くなりました。
しかし、あくまでもそれ等は補足的な効果の域を出ていないので過大評価してはいけないと私は考えています。
しかし逆に、年少者に対するう蝕減少にはある程度意味があります。
 

日本では,従来アレルギーなど心配される症状を考慮してはそれ等の歯磨剤への添加が躊躇されていた経緯があります。
その延長上で未だに世界標準より低い濃度で含有しています。効果的至的濃度に至らないレベルに控えられていて世界標準の有効濃度以下である事実を考慮すれば、余りその薬理効果自体を過大評価しない方が良いとも思えます。

上の様な事を考慮しF(フッ化ナトリウム)は歯ブラシ後に歯表面に長い時間留まるようにすべきと考える様な考え方が出始めたわけです
すなわち,充分量の歯磨き粉のペーストを歯ブラシに付けて歯全体に長く行き渡るように薬理効果を期待できるようにペーストを歯表面にとどめるべく水で余りゆすがない方が良いだろうとも考えた訳です。


ハッキリ言って口を余り濯がないで歯磨き粉だらけのまま就寝する事を意味していて、私的には気持ちが悪くまともな人間では殆ど不可能な方法だと考えています。

 世界でも日本でも、もし数百円で購入可能な市販歯磨きペーストでう蝕や歯周病を効果的に抑制できるならば最もコストパフォーマンスが良く国家レベルで医療費節約になるので、敢えてこういった方法論を歯科業界でも啓蒙し始めためたという背景があります。

ただ、中年以降の成人では、う蝕傾向が高い方や根面う蝕が出来やすい方以外には、無理に行う必要は全くありません。

成人では特にう蝕になり易い方がこのようなブラッシング方法の対象と考えて良いでしょう。




○最後に一言:

歯科の情報は商業的思惑や歯科保険制度などを背景にして妙な情報が国内には溢れているので注意深くそれ等を認識すべきです。

これからも私達 麹町アベニューデンタルオフィスでは、患者本位で皆さんが誤りやすい歯科情報を適切に解説してゆきます。




















































2017年4月 9日

    私のオフィスではカウンセリングを始めてもう8年目になります。

カウンセリングの中で患者さんから多くクレームを頂く事に以前受診した短時間診療体制の歯科医院の雑な歯科治療に派生する様々な問題があります。

一般の歯科医師に比べて,我々のオフィスではカウンセリングを行い他院で過去に受けた治療のし直し(再治療)もお受けしているので、遙かに歯科界の不都合に遭遇する事が多いと思います。この記事では,それ等の見逃せない実態とその解説を書かせて頂きます。


私のオフィスは,そういった短時間診療の医院とは真逆にあたる診療姿勢を貫いているので私のオフィスで患者さんに驚かれることが多いのが日常的です。


すなわち,特に初診では世間話してから、主訴に関して色々とお話を聞き,行う治療に関する治療概念の説明を解り易く説明した後,ゆっくりと治療を開始します。

更に,例えば歯根の神経治療(根管治療)では巷の9割の医院で使用すらしていないラバーダム防湿法を当院では必ず使用していますが、殆どの患者さんはラバーダム防湿法を経験する事が初めてだと驚くことが誠に多いのが実情です。
今までどれだけラバーダムも使わない危険な治療を受けてきたのか以前の歯科医に騙されていたことを想像して患者さんは非常に恐ろしくなる訳です

私的見解ですが、そもそもラバーダムを使わない根管治療をしてよく怖くないものだと先生達の気持ちが理解出来ません。 もしファイルやリーマーを誤嚥させてしまったり、ヤケドさせてしまうリスク(医療過誤)を考えれば、ラバーダムを使わない事が異常だと患者さんでも理解出来るはずです。




○短時間診療体制の歯科医院の特徴と治療内容:

特に首都圏では街中の歯科医院の大多数が、ここで触れるいわゆる"短時間診療体制の歯科医院"に該当します。

日本の保険診療と経営的側面で,こういった診療形態が必然的に作られてしまう強い傾向は理解でしますが,問題はその状態に意識を持って可能な限り医療として恥ずかしくない工夫やポリシーを持って立ち向かっているのかという点で、余りにも情けない馬鹿馬鹿しい状態が惰性で存続し続けていることが医療人の怠慢だと私は考えています。


①先生が殆ど話をしない・治療の説明が殆ど無い(=すぐに治療を始める):


   歯科治療はまず患者が治療内容を知って理解し承諾を得る事でインフォームドコンセントが得られます。

治療の説明と同意が無い歯科治療は歯科医師法に抵触する恐れがあり,もちろん全く適切な治療とは言えません。
 
 
  話をしない歯科医院は診療上必要な話をする時間さえも沢山治療費を稼ぐために邪魔になると考えているのでしょう。

そういった歯科医院は、もはや歯科治療が患者のためでなく歯科医院の経営に沿わせるだけの本末転倒の経営システムの歯科医院に過ぎないと露呈しています。

実際,私のオフィスへ転院してきた方の話では私のオフィスのある麹町周辺の歯科医院でも残念ながら殆どがこういった雑な診療方針の歯科医院だと解りました。

患者さんはそういった診療姿勢を疑問を持ちながら漠然と通院し後年,再発や歯に問題が生じた際に初めて過去の治療に疑問を持つ事が多いようです。





②雑に思える短時間の治療:  

これが最も一般的な街の歯科医院の診療の特徴です。
15分で感染歯質を残したまま雑な形成や印象を採得する保険の金属インレーの治療がその代表例です。

私のオフィスに保険の汚い精度不良な金属インレーを審美的修復に治療し直すことを希望されて来院される患者さんがいますが、そういった方の多くは私のオフィスが時間のかけ方が今まで受診した医院と全く違うので、始めて世界標準の適正な治療は丁寧に行うことだと当たり前の治療を初めて認識されます(日本の歯科治療が雑過ぎます)。

だいたい私のオフィスでは印象する修復治療は15分などという短時間では無理なので簡単な咬合面のう蝕治療でも少なくとも30分以上45 分程は掛けています。これは治療の説明をして丁寧に行えば必然的に費やす最低限の真っ当な時間です。
皆さん、是非短時間で行われた雑な歯科治療と感じたら歯科医に直接クレーム*を付けるようにして下さい。


* 但し一方では再治療によって条件が悪く時間をかけても充分な治療が不可能な場合もあります。最近,患者の希望に沿っても充分な治療が出来ない再治療のケースで無理な治療だと理解出来ない患者さんが一方的に勘違いしてクレームをを言ってくるケースもあり患者さんの理解力不足に苦労するケースもあります。




③会社の同僚が皆通っている歯科医院だから自分も通院する:

街の短時間診療体制の歯科医院へ行く患者さんの平均的な心理です。

 どういう訳か周囲の人間が通っている歯科医院が"良い医院"だと漠然と勘違いする様な根拠が無い思い込みを多くの患者さんが持っているようです。

特に若い会社員は短時間で済む治療を有り難がる傾向は多いと思いますが、ではそういった皆が通う歯科医院は良い治療をする医院と言える根拠は何処にあるのでしょうか? 

上の様な根拠が無い事を思い込んでいる方が多いようですが、たぶん多くは短時間診療体制で沢山患者をさばく患者が待合室に幾人か常に待っているような歯科医院は流行っている医院だから安心だと勝手に思い込んで安心するのでしょう。

これだけ短時間診療体制で問題が生じている昨今の保険歯科医療の実情が露呈しているにもかかわらず認識するのは難しいのでしょう。

このように素人の患者さんは全く医療の本当の実態を感じ取るほどの認識が無いのかも知れませんから当然の考え違いなのかも知れません。  しかし本当の事を知って頂きたい。


ですから、私が認識を誤った患者さんへこのような勘違いが何処にあるのかを説明しているわけです。





 

○短時間診療体制の街の歯科医院の見過ごせない罪:

  まずこの数年、私のオフィスでは雑な金属インレーを治療し直し(再治療)続けています。
中年以降になって雑な金属インレーやコンポジットレジン充填などの不良な治療で歯が痛んだり,詰め物が脱落して不良な治療だった事が発覚するのが通常です。

そういったアナタは今まで雑な治療を受けて治療が済んだと当初喜んでいたのかも知れませんが、
トンダ不良治療を受けていた現実を受け止めたのなら、適切に治療し直して下さい。

但し,また同じような街の歯科医院へ行っても同じ事を繰り返すだけです。
普段から保険の金属インレーで雑に治療し続ける様な3流歯科医院では自費を払っても
また自費で同様で不良な治療を行われてしまうのがオチです。
→ 本当に良い治療を受けたいのなら、歯科界で上から5%の優秀で良心的な歯科医院を探して受診して下さい。




まず私が語ってきたような真っ当な治療をする良い歯科医院なら、
     ↓      ↓       ↓

ラバーダム防湿法を使わないような根管治療も絶対に行いません。

雑に感染歯質を残して精度不良な金属を詰めるようなインレーの治療も絶対に行わないでしょう。

歯周病の治療もする気も無く、高額自費治療費しか頭に無いから真っ先に自費料金表を見せて歯周病の歯を抜歯して顎堤に高額なインプラントの埋入を勧めるような良心の無い様な馬鹿げた事を言わないでしょう。

また付け加えると  良心的な歯科医師は例えば保険治療も適切に行い手を抜くような雑な治療はけしてしません。  




真っ当な血の通った治療さえ巷の歯科医院では殆ど実践されていない日本の一般的歯科界の状況と同業者の劣化に私は呆れ果てて絶望感一杯で全くコメントのしようもありません....




私が今までブログやSNSで繰り返し語ってきたことは残念ながら全て真実です。

一度,不良歯科医師に侵襲性の誤った治療を受けてしまったら削られた歯は元に戻りません

自分の身は自分の頭で考えて守る他ありません。 

馬鹿げた日本の歯科界の犠牲にアナタは絶対にならないで、自身で身を守って生きぬいて下さい。

以上,雑な治療を続ける軽薄で良心や倫理感さえも忘れて患者を騙すような不良な歯科医を避けて、真っ当な歯科治療を受けて下さい。















2017年4月 3日


石坂浩二は大丈夫なのか? 

 



昨日、一つ前のブログ記事に書いたように昭和を代表する知性派で博学な二枚目スターが俳優の宝である前歯の治療やたぶん奥歯の治療もすること無しに放置してルックスだけで無く滑舌さえ悪い状態でいるこの状態こそ彼の一流のスター性からいえば、大変妙で信じられない事だと考えています。

 もしや、石坂浩二の人格や頭の中に妙な変化があるのでは無いかと懸念しています。
テレビ東京の「お宝鑑定団」がらみでは制作側とのトラブルを起こした件でも、彼のような俳優が起こすトラブルとしてはどうにも釈然としない事を私は感じていました。

確かに"扱いずらい俳優"だというのは制作側の視点では一理あるように思いますが,石坂浩二にはもっと真っ当な道を歩んで欲しいと思うのは私だけではないでしょう。

そしてあの口元のまま放置している現状は老化による性格の変化とも思えないように感じます。 
更に昼帯ドラマ「やすらぎの郷」の共演者加賀まりこに彼の二枚目スターらしからぬ「シャツを半分ズボンから出したまま,髪の毛を寝癖の立ったまま楽屋には行ってくるのよ」とダラシナイ楽屋入りの状態など聞くに付け、かなり心配をしなければならない彼の中の変化を私は感じています。

私は、3.11後の人々の異様な変貌と同様なモノさえ感じてしまいます。
たぶん,仮に治療を始めたとしても今の石坂浩二には治療さえ完結できないように思いますし、最近増加している治療を完結できない患者と同様な異様なものを感じています。これ等の患者の変化を臨床で沢山観てきた私の臨床家としての真っ当な勘です。


こういった俳優人生にも関わる石坂浩二の異様な変化にはファンとしてだけで無く医療従事者としても私は今後も注目してゆきたい。





















   既に数年前から気が付いていたことですが、石坂浩二の上顎前歯部が離開・前突しているようです。彼はそれを見せないように上唇で意識的に隠そうとしています。 

石坂浩二はTBSドラマ「ありがとう」時代からTVではよくお目にかかる言わずと知れた一流の二枚目スターです。私は「ウルトラQ」のDVDを見ていて石坂浩二のナレーションだったのを見つけて改めて、昭和40年代から多義に渡り良い仕事をしていたことに気づかされ驚いたのを思い出しました。

石坂浩二の異変に最初に気づいたのは、テレ東の「お宝鑑定団」で、彼が話している様子をみてその口元の異様さを感じた時でした。


 



○歯周病による前歯部離開・前突


一般に、歯部離開・前突は歯周病の患者さんに多い症状変化です。

  歯周病を治療しないで放置すると臼歯部で重症化し大臼歯を抜歯するか自然脱落する事が起こり得ます。それによって臼歯部の噛み合わせが低くなって顎間距離が近づいて→結果的に上顎前歯部の歯の裏に下顎前歯の切端が強く当たり上顎の歯は前突と同時に離開し歯と歯の間が空いてきます。 

ですから、石坂浩二さんも大臼歯を複数本喪失し臼歯部に局部床義歯(パーシャルデンチャー)も人工歯根も埋入していない状態を放置しているものと予想します。


一般的にはこのような前歯部の前突・離開を防止・治療するためには臼歯部にパーシャルデンチャーやインプラントなどで咬合を確保して治療することが考えられます。

この時,歯周病のまま人工歯根を埋入してはインプラント周囲炎を生じるリスクが格段に高くなる(インプラントの禁忌症です)ので充分に残存歯の歯周病を治療する事が肝心です。
危険ですから誤っても,歯周病治療をしないまま人工歯根を埋入する様な巷に多い馬鹿な詐欺歯科医に治療を任せないようにご注意下さい

私的には多くの患者さんは、 従来型の局部床義歯でまずは咬合の安定を確保する手段が安全だと推奨しています。その後の選択肢にインプラントも有り得ますが。



ここからは、石坂浩二さんの口腔内を予想致します

石坂浩二前歯離開.jpg

この写真は,数年前の石坂浩二さんですが、この時にはもう写真のように上顎前歯部の歯と歯の間に隙間が空いて離開し前突し始めています。 

テレ東の「お宝鑑定団」で数年前に観た時には上の写真以上にもっと大きく離開しているようで痛々しく思いました。
それから少しは治療を受けたのか否かは解りませんが,今日,TVで観た石坂さんもやはりそのままの状態(前突・離開のまま)でした。



石坂浩二若い頃.jpg

上の写真は20代の若い頃の石坂浩二さんです。もちろん ご覧のように歯が綺麗に並んでいました。




石坂浩二口を結ぶ.jpg

上の写真は意識的に石坂浩二さんが前歯部が見えないように、そして前歯部が前突して出っ張りが気になるので口輪筋に力を入れて歯を戻そうとする特有の口元をされている様子です。
たぶん、前歯部でも歯周病が重度に進んで動揺度が大きくなっているので尚更かも知れません。
これは多くの同症状がある患者さんに共通する症状です。

それから、前突や離開で問題になるのが、発音が不明瞭になる事です。
特にサ行の発音が不明瞭で綺麗な発音が困難になります。
現に,石坂さんの発音やセリフが以前の様な滑舌の良いキレがありません。 

皆さんも、本日(4/3)12:30から始まるテレ朝,昼ドラマの「やすらぎの郷」をご覧になり石坂浩二さんを観察してください。



○上顎前歯部離前突・離開の治療方法:

・とにかく歯周病の治療をする
・まずは仮義歯で顎間距離の確保と前歯部の局所的な矯正力による傾斜移動をする

これ等を同時に行って、前突と離開の改善を行い、最終補綴物としての義歯や歯冠修復物が必要ならそれを作製し装着して咬合の安定と咀嚼運動を正常に行えるよう改善します。

バランス良く咬合の確保と歯周病治療を行うことが肝要です。同じような症状で悩む多くの患者さんが潜在的にいるので、もし同様な症状の方がいれば是非我々のオフィスまでご来院ください。
















« 2017年1月 | メイン | 2017年5月 »

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。