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2016年5月29日


最近,かかりつけ医かかりつけ薬局を持つように厚労省は積極的に広報で勧め出し始めています。

従来,自身の健康や身体を理解してくれるかかりつけの先生を持つ事が常識だったと思いますが,現代社会ではそうしたかかりつけの先生に診てもらうようなことが少なくなり病気の時にその都度色々な医院へ行く傾向が強くなってきました。また,一方では医療への不信勘が強くなる傾向もあり患者側では自分に合った医師を選ぶため複数軒の病院を渡り歩くことが多く、いわゆる"ドクターショッピング"する患者さんが増えてきました。


特に,首都圏では一度来院しても再来院しないで転院してしまう傾向が強く臨床医側でもそのような患者が多い中,患者の未来を考慮し患者本位の生涯を通じてより良い治療方針を行う歯科医も減ってきています。
すなわち患者さんを通りすがりの二度と来院しないような存在として捉えているとしか思えないような雑な治療を日常的に見かけるようになりました。

このような悪循環は患者と歯科医の両者がシッカリ責任を取らないでは永遠に続きます。
歯科医と患者の両者が責任ある行動すなわち治療や受診行為を行わなければ達成できません。
残念ながらこのように現在、歯科界は極めて無責任で異常な状態に陥っています.

今まで私がブログで言及してきた不良な歯科治療の原因の根底には上に述べたような背景が強く関係すると思います。
本来、歯科医が患者の事を未来まで見越して妥当な治療をしないのは可笑しな事です。しかし初診患者の歯科的トラブルが正に医原性疾患であるため患者側も受診医療機関を選ばざるを得ません。
ドクターショッピングしないで探せ出せるように医療機関選択のためのエッセンスである知的観点を今まで私はSNSやブログで言及してきましたが、ある時点でシッカリ治療を受けなければやはり患者さんは悲惨な状態に陥ってしまいます。患者さんは,ある時点で主治医としてお願いできる良い先生がいなければ永遠に治療できない患者になります.

特にこの数年、以前では見られなかったように、治療期間中に勝手に患者さんが来院しなくなる事例によく遭遇しています。例えば,歯内療法の根管治療では根管充填前に来院しなくなる方がいます。1年以上経ってから再来院して歯冠部の破折や再度感染根管が再発して再治療により多くの時間を要するのが通常です。また中等度以上の歯周炎のSRPでは最後まで受診できないで途中で来院しなくなる方が多くなりました。
このように,少しの我慢が出来ないで治療中断した方は極く普通の治療ができない方で,換言すれば一生良い治療を受けられない患者さんかも知れません。  

かかりつけ歯科医を持つこためには患者さんが転院しないで治療を最後まで受ける極く常識的な努力は是非必要です。


○かかりつけ医を持つとは定期検査を受けること

とにかく治療は最後まで受けること。 そして定期検査を受けること。
これがすなわちかかりつけ医を持つことを意味します  

私のオフィスでも、定期検査の際に何らかの問題を発見したり、またその機会に患者さんが気になる部分を診てもらい治療の必要性を聞くことは自然に出来るはずです。
このように敢えて受診する機会を持てなかったような患者さんが意外にも多いようです。
実際に、  定期検査を機会に治療を始めるヒトが沢山いるのは事実です。 

3ヶ月に1回の定期検査を受診する事はかかりつけ医とのコミュニケーションを保つこととも換言できます。その中から互いに信頼関係が産まれます。

口腔内の健康を担保するためには是非かかりつけ医が必要です


/////////////////////ご予約下さい /////////////////////



昨今,歯科医院が業者に依頼して作成した高額治療に誘導するためのブログ記事やwebサイトが多いのが現状です。

患者さんがそのようないかがわしい思惑の歪な情報に混乱しないよう患者さん本位の視点で正しい歯科知識の啓蒙のためこのブログを作成しています。私がオフィスで実際に行った臨床例をもとに作成しています。
これらコンテンツ全ては私が作成した私自身の臨床姿勢を反映したものです。

最近,歯科治療の方針に関するセカンドオピニオン*や治療に関する説明を行うカウンセリングへおいでになる方々が増えています。充分時間を割いて予約で行っているため1時間自費1万円(税抜き)で行っていますのでご了承下さい。 *歯科相談,カウンセリング,セカンドオピニオンは保険給付外です.

私の診療姿勢に共鳴され,ご来院希望の方は是非電話予約して、当院をかかりつけ歯科医としてお使い下さい。

診療に関しては麴町アベニューデンタルオフィスへお問い合わせ下さい。

なお,最近予約を守らない方や当日予約直前にキャンセルされる方がいて困っています。
   ご予約を守ってお越し下さい。




















2016年5月 9日


今回のブログも最近来院した患者さんの症例を例に挙げて解説します。
3.11以降増えている歯牙破折が上顎犬歯に生じて来院された患者さんですが,主訴部位に着手する前に基本的歯周病治療をおこなった後に補綴治療を行う予定で歯周病治療を行い始めましたが途中で止めてしまった患者さんの話です。


 ○歯周病は歯肉を観ただけでは解らない:この方が歯周炎だと解りますか?
まず正面観をご覧下さい。



 今正に多くの患者さんに受けてもらいたいのは歯周病の適切な治療です 
 巷にはイイ加減な歯周病治療が多いのでご注意下さい。  
   


 mh01.JPG

我々歯科医師のような学問的知識と臨床の経験がない患者さんには一見,歯周病に見えないかも知れません。もちろん歯科医でも観ただけで確定するわけではなくプローブでプロ-ビング等の客観的診査(下のプロ-ビング画像参照)で歯周病だと診断します。


probing2_bop.jpg
プローブで歯周ポケット測定すれば容易に出血するので炎症の存在が解り歯周炎であると診断します. (今回の症例ではありませんが,これはプロ-ビンで出血する例として掲載します)

しかしこの方はプローブで歯周ポケットをチョット触れただけでも出血するような、全顎的中等度の歯周炎の患者さんでした。

もちろん、患者さん本人は歯周病であるという認識は全くありませんでした。
ブラッシング時も歯周ポケットに沿って毛先がポケット周辺に刺激を与えるような磨き方もしていなかったでしょうから出血さえ日常的なブラッシングでは無かったと思います。
この患者さんに限らず、多くの患者さんは重度に歯周疾患が進行した患者さんでさえ全く歯周病である自覚が無い事は珍しい事ではありません。
ですから、歯周疾患は潜在的に進行してしまうので、診断された時点が良い治療機会になると考えるべきでしょう。


上顎右側犬歯が破折して頬側歯肉が腫脹しています(歯肉の膨らみに注目)。
そもそも主訴部がその歯でしたが、これを抜歯してブリッジを製作するにも歯周組織が歯周炎では治療が出来ないので歯周病の治療を先行して行い初期の歯周病の治癒が得られたところで抜歯とブリッジの仮歯を装着して歯周組織の治癒を待つような計画を考えました。カウンセリングでその旨を1時間以上にわたって説明しました。その計画を同意されて今回は歯周病治療に着手しました。


全顎5枚症例MH.jpg

上の全顎5枚法の口腔内写真を観れば、全顎的に色々な精度不良の治療が成されている事が解ります.
とり分け上下顎前歯部のセラモメタルクラウンのマージン部の不適合な精度不良が気になりました。削った歯とフィットしていないで歯肉に害を与え、不適合部に細菌の繁殖を許す不良補綴物が極めて問題です。この精度不良な補綴で前歯部の歯周炎が助長されたことは疑いのない事実です。

このケースは精度の悪い補綴で患者に医原性疾患を惹起させた最低の症例でした。

この患者さんのSRPを1回行いましたが,それで解ったことは今まで歯周病治療を全くする事なしに自費治療の補綴物が装着されていたことです。
これはこの患者さんに限ったことでは無く初診で来院する患者さんの殆どが今まで適切な歯周病治療を受けた経験が無いという事実です。また精度不良の補綴物で更に二次的歯周組織の環境悪化が多くのケースで起きています。

  このように多くの不良歯科医は面倒な歯周病治療をしないで補綴治療をします。
歯周病の状態で印象を採得するのでマージンが適切に印象されていないために、技工士がマージン部が解らない作業模型で極めていい加減な補綴物を仕方なく仕上げて納品している実態が解ります。→その結果,それは口腔内では不適合な補綴物になります。今回の症例が正にその典型です。
以前,技工所に見学に行った経験がありますが、どんな酷いマージンが不明な石膏模型や印象でも、それで補綴物を作っているので技工士という仕事は大変なお仕事です。保険の雑な治療は更に酷い状況は想像に難くありませんが、そういった実態を知らないで治療が終わったと喜んでいる患者さんが本当に気の毒でなりません。



     


    
○当たり前の治療が受けられない幼稚化した大人:

この患者さんには早速4分割に分けて全顎的スケーリングとルートプレーニング(SRP)と呼ばれる歯周組織のポケット内歯根面に付着した歯石を除去して原因因子の歯周病菌を除去する治療を始めました。

SRPは歯周病治療の最も大切な基本的治療です。これが歯周病治療の核心でありこれを全顎的に行って初めて歯周病の治癒が適切に起きる環境ができます。よって途中でSRPを止めては全く意味がありません。

最近、いい歳の大人が歯周病治療の合目的であるSRPを最後まで受けられないで勝手に止めてしまう事例が多くなり困っていますが、この患者さんも1回目のSRPを受けた後、術後疼痛を嫌がって勝手に通院を止めてしまいました。治療に派生するある程度の術後性の疼痛がある事は当然で、これに文句を言う様なら全く治療は出来ません。よってこの方は子供レベルの思考の患者さんです。

そもそもこの患者さんは今まで受けてきた他院で行われたイイ加減な歯科治療を疑問に感じて真っ当な治療を受けるためにブログをお読みになって来院されたはずが、
科学的根拠に基づいた歯科治療を理解出来ないで、SRPを最後まで受け入れられないで止めてしまいました。すなわちこの方は、一生まともな治療は受けられない患者だと換言できます。

更にこの困った患者さんは術後性の疼痛が数日間治らないと執拗に電話を掛けてきて、挙げ句の果てに「痛みが取れないのは医療ミスだ」と見当違いのクレームまで言ってきたので呆れ果てました。

3.11後に、こういった簡単な歯周病治療の理屈や二次的な疼痛さえ我慢できない異様に子供じみた幼稚化した患者が増えてきました。さらに自分勝手な解釈や思い込みをしてクレームは自身に都合が良い見当違いな認識で執拗に続ける迷惑な人々です。

3.11以前なら殆どの患者が当然受け入れられた簡単な歯科治療すら理解して、やり終えられない患者ばかり増えているこの状況は極めて危機的状況です。

私の臨床経験の過去25年でこんな当たり前の治療が受けられない患者が沢山いる状況は全く経験がありません。極めて異常です。

東日本大震災(3.11)以降,信じられない事が多く起き始めています。今更敢えて日本の危機的状況を言ってみたところで認識が高い方々なら、今更誰も驚かないでしょう。


すなわちこういった患者が増えた背景には我々歯科医がどうにも出来ない重大な原因が存在する事は言うまでも無い事実だと考えています。


とにかく,まともな感覚が大人から喪失し始めています。

認識が高いアナタならこれを理解出来るでしょうか、それとも...



     

 /////////////////////  あぺんでぃっくす  /////////////////////


昨今,歯科医院が業者に依頼して作成した高額治療に誘導するためのブログ記事やwebサイトが多いのが現状です。

患者さんがそのようないかがわしい思惑の歪な情報に混乱しないよう患者さん本位の視点で正しい歯科知識の啓蒙のためこのブログを作成しています。私がオフィスで実際に行った臨床例をもとに作成しています。
これらコンテンツ全ては私が作成した私自身の臨床姿勢を反映したものです。

最近,歯科治療の方針に関するセカンドオピニオンや治療に関する説明を行うカウンセリングへおいでになる方々が増えています。充分時間を割いて予約で行っているため1時間自費1万円(税抜き)で行っていますのでご了承下さい。

私の診療姿勢に共鳴され,ご来院希望の方は是非ご予約下さい。
診療に関しては麴町アベニューデンタルオフィスへお問い合わせ下さい。





     


     


     


     


     


     


     


     


     



     


     


     


     




     


     


     


     




     


     


     


     




     


     


     


     



     


     


     


     


     


     

     


     


     


     


     


     


     


     


     


     


     


     

     


     


     


     


     


     


     




     


     


     


     

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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

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日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。