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2015年12月 1日

イントロダクション:

現代社会は情報化社会と言われていながら日常的な常識レベルの認識を間違えたまま放置して頑なに信じ切って多くのヒト達がむしろその認識の誤りで損をしていることさえ有ります。

最近は、ヒステリックなまでに神経質な感覚を持つ患者さんが多くなりました。
しかし見当違いで本質的な事を知らないことが多いのが現状です。その代表的な治療用ゴム手袋(医療用グローブ)についてその役割や注意点を解説します。


先日,初診の方でレントゲンを撮影しようとゴム手袋を装着する前に歯列を簡単にミラーで確認したら、「ゴム手袋をしないで触れた!!」と怒り出した方がいました。
見当違いの感情的な文句を露わにされていましたが、そもそもゴム手袋の役目を間違って認識している方のようでした。
もちろん、その時は私は不良歯科医と認識されてしまったので私の治療を喜んで受けてもらえる状況でなくなったようなので、そのまま治療行為を行わずにお帰り頂きました。

この例は患者さんの認識の誤りで事実上真っ当な治療さえ受ける機会を失った例です。
換言すると、このような患者さんにはいい歳の大人なのだから正しく認識を改めて歯科治療をまともに受けられるようになって頂きたいと思い,この記事を書きました。





◎ゴム手袋をすれば安全な訳ではありません:ゴム手袋の正しい認識が重要

ゴム手袋1.jpg

ゴム手袋は第一義的には我々医療従事者を感染症から守る役割を持ちます。
しかしここで注意が必要なことは臨床で使っているゴム手袋自体は汚染を媒介する可能性が高いモノだという認識です。

すなわち汚染された場所に触れた後にはゴム手袋の表面が汚染されます。
当然、汚染された手袋により患者さんの口腔内には雑菌やウイルスなど入り込む可能性があります。いわゆる器物感染を生じ得ます。

一番頻繁に起きる注意すべき危険性は、例えば診療室内で同時に複数の患者を治療する歯科医院では歯科医や歯科衛生士などスタッフが患者の唾液や血液など手袋に付着したまま他の患者に触れる可能性があります。
実は多くの診療室で度合いの差こそあれ、こういった院内感染の危険性があるのが現状です。


短時間診療体制の歯科医院は要注意:

私のオフィスでは、原則的には急患が入らない限りは並行して2名の患者さんを同時に診療しません。通常は完全に一診療時間に1名の患者さんのみを診療するようにしています。

しかし同一診療時間に複数の患者を診療するタイプの歯科医院では1時間の間に数名を処置しているでしょう。ただ患者毎に手袋を完全に交換して処置する歯科医院は滅多にないのが実情です(コストの問題です)。

ゴム手袋を患者毎に交換しないでも、臨床的にはゴム手袋を装着したままで適切な手指の洗浄・消毒が出来れば問題は特に有りません。しかし、そのような手指消毒が殆ど出来ていない場面を院内見学でも普通に見かけます。

特に極端なケースでは衛生士や助手がほぼ半日同じゴム手袋を装着しっぱなしの状態で患者の処置から会計など雑務まで全て行っている光景を見ることもあります。

唾液や血液由来の汚染がゴム手袋(素手でも同様)を介して医院中の接触したあらゆるモノに拡散されます。歯科用ユニットの触れた場所,受付の引き出しやトイレや診療室のドアノブ,レセコン,キーボードや筆記具に至るまで全てに付着し得るでしょう。

現実的にはゴム手袋や素手の手指を介して菌やウイルスまでも診療室〜待合室にまで広く拡散した状態を気づいていないのが歯科界の衛生環境を省みない実情かも知れません。




歯内療法でも危険:

以前から私はラバーダムすら使用しないで歯内療法を行う9割近くの日本の歯科臨床医の危険性は充分にブログや医院HPで指摘してきました。
ところで、臨床現場ではゴム手袋をしている歯科医がリーマーやファイルを指先で曲げて根管に挿入する場面にもよく遭遇します。そうしてゴム手袋表面に付着した菌やウイルスが根管にへ移動します。
人為的に根管へ細菌やウイルス感染させているのだから根管治療の予後は良くなるはずはありません(=歯科医の医原性疾患の典型)。感染症発症の危険性さえもあります。


*歯内療法では、術部である根管周囲にリーマーやファイルが触れる可能性がある環境を清潔な状態に隔絶して滅菌環境の清潔性を確保できるようにラバーダム防湿法を施して歯内療法の根管治療を行っています。すなわち、このような不潔域と清潔域を明確に線引きする正しい認識が歯科医には必要です。

このような清潔域と不潔域の認識はゴム手袋の接触出来る範囲を臨床上で正しく認識することでも同様です。
また、他人の口腔内の汚染を他の患者に感染させないようにする認識と気遣いが
患者さんへの安全性を担保することになります。
極論ではゴム手袋をした医療従事者が正しい認識が無い時に患者は感染という危険に曝されます。






まとめ:

ゴム手袋はただ装着しているから安全というものでは無くそれを装着した先生や衛生士が正しく衛生観念を持ち、それに配慮して初めて患者さんの安全性が担保されます。

現実の歯科臨床の現場ではかなりこのような衛生管理の基本が曖昧になっている事は反省すべきです。患者さんの多くが気に留めていない院内感染の蔓延を防御するには医療従事者の正しい認識に全てがかかっています。

皆さんは正しい認識でより良い歯科医療を受けられるように知的にサバイバルして下さい。
認識を誤って人生を無駄をしないように気を付けましょう。

*麴町アベニューデンタルオフィスは昨今、誤った認識や非常識を流布するマスコミや歯科界のウソで皆さんが認識を誤り大きな障害や損失を被らないようにブログ等で啓蒙しています。

私のブログやオフィスHPは私院長自身が全て作成しています。ポリシーに共鳴して頂けましたら、是非ご来院下さい。

 お問い合わせはこちらまで。






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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

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院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。