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2015年10月23日

    

先日、来院された患者さんの保険の金属インレーの下に発達したう蝕が酷かったので、画像で記録しておきました。

日常的によくある事なのでこの頃こういったものは敢えて画像に撮りませんが、街の歯科医が雑に行うう蝕治療の金属インレーの問題を多くのヒトに知ってもらうためにも、ここにブログ記事として今更ながら書かせて頂きます。

巷の歯科医のう蝕治療が不良なために毎日のように保険の金属インレーが脱落して患者さんが来院します。
殆どがインレーが外れた窩洞には茶褐色に変色した感染歯質と軟化象牙質が認められます。
私が幾たびもブログ上でこういった話を書いてきたことですが、殆どのケースではインレーで治療した時に感染歯質を歯科医師が取り残したまま充填しているので後でその中の細菌が活動し出します。そして歯痛が起きたり詰め物(インレーなど)が脱落します。


この症例では、歯痛によって異常感を感じて患者さんが来院されました。

画像:右は保険の金属インレーが歯に収まった状況です。
外面的にはその下がどのような状態か解りません。
一般的に、インレーが脱落していない限りは患者さんはどれほどう蝕にヤラれているのか解りません。

しかし左の画像をご覧になれば歯質が侵されていることがお解りになるでしょう。
細菌感染で象牙質が軟らかく軟化した状態(軟化象牙質と呼ぶ)が解ります。

歯冠部を覆う無機質が97%のエナメル質と違って、その下の象牙質は有機質の塊です。
よって細菌感染すれば腐敗します。
この画像はインレーの下で放置されて腐敗が進んだ危険な状態を表しています。

インレーと窩洞.jpg






下の画像はある程度の軟化象牙質を除去した後、コンポジットレジン充填のためのマトリックス(金属製の囲い)を装着した状態です。
まだ変質した歯質は残っています。う蝕検知液には殆ど染まらない程度に細菌が侵入している歯質は除去出来ていますが、まだ変色した歯質は残存しているので更に歯髄間際まで歯質を除去してから充填します。

*学問的にう蝕検知液(赤色)で染まる歯質は細菌が存在する歯質です。
また臨床ではう蝕検知液で染まる部分は細菌感染層と判断します。しかし慢性病巣では細菌感染していない(う蝕検知液に赤く染まらない層)でも一部に変色した層が存在します。私は露髄する間際まで安全のために出来るだけ変色層は除去するように努力しています。

臼歯部の狭く視野が悪い場所で器具操作をするために、このような治療し直しには長時間を要するケースが多いので治療をお受けになった方々には再治療の困難性や価値をご理解頂けると思います。

不良インレー2.JPG





下の画像は、光重合型コンポジットレジンと呼ばれる歯質色の充填材料で一応充填処置が終わった状態です。

 *この状態で様子を見て問題がなければ、希望に応じて補綴(セラミックやハイブリット冠による自費治療など)できます。


不良インレー3.JPG

 


 

 


下の画像は金属製マトリックスを除去して処置が終わった状態です。
歯痛の原因除去が出来て咀嚼出来る状況になりました。
この状態で一応は治療終了です。


不良インレー4.JPG

更にこの状態を歯冠形成して後希望に応じて歯冠部にセラミック冠などで修復する場合もあります。


ここまで治療を終えれば患者さんのご希望により
セラミック冠など歯質色のキレイな補綴物での治療が可能です。

ここで重要な事は,歯髄(神経組織)を保存して生物学的状態で歯を保存するために上に書いた様な徹底した適切なう蝕治療が大前提だと言えます。
すなわち感染源を除去することがう蝕治療には必須です。

その先に正しい補綴治療も存在します。
画像の例のように歯の局所に病原因子である細菌を放置したままでは正しい治療は行えません。




◎まとめ

重要な事:当院では上に描いた様な治療し直しや窩洞を修整して印象採得しセラミックなどでの再治療も頻繁に行っています。
他院で治療し直して来院された方の中には精度不良の保険インレーで再び雑な治療を受けて以前同様に脱落や歯痛を併発して来院される方もいます。

そういった前医はう蝕治療の基本が理解出来ていないので再び雑なう蝕治療で患者さんを苦しめているのです。不良な治療を日常的に行い続ける多くの歯科医には正しい治療し直しはできません。
実は治療し直しは1番難しい治療分野です。

見識ある良医へ治療し直しを依頼しない限り再び同じ轍を踏むことになります。


☆☆☆
ご家庭にお子さんがいる方は、お子さんにこのような不良な金属インレーを街の歯科医に何のことわりも無く治療されないように、くれぐれも気を付け下さい。
一度削られた歯は戻りません。絶対に可愛いお子さんにはこのような不良治療の危険性を回避して下さい。

危険な歯科治療を避けて是非、治療し直しや正しいう蝕治療は麴町アベニューデンタルオフィスへ!

お問い合わせ下さい。
*当院は電話予約のみです。ネット経由ではお受けしていません。


*治療の詳細は診察をしていない状況ではお答えできません、まずはご来院下さい。
自費カウンセリング(歯科治療相談と説明)も行っていますのでご利用下さい。









2015年10月22日


以前から成人歯科矯正には注意するように当院は注意を促していましたが、また初診患者さんに成人歯科矯正を受けたという方が来院してレントゲンを撮ってみたら下のような状態でした。

この患者さんご本人も訴えているように口腔内全体の歯茎が異様に退縮して歯の動揺が病的な状態になり不安で仕方がない状況です。ハッキリいえば歯周病治療も行わないまま着手された不良な成人歯科矯正で医原性疾患としての骨吸収と咀嚼不良と根面う蝕まで生じています。

また二次的に露出した歯根に多くの根面う蝕まで発症して臼歯部ではこれによって歯髄が失活している箇所もあります。

全て担当した矯正医の学問的認識不足や責任感の無さに因り起された医原性疾患です。

患者さんの言では担当医は海外留学先で矯正治療を勉強した方だと聞いて確かな知識がある先生だと思って受診したそうです。

残念なことに私の周囲でも留学云々といったことを語っていてもトンデモナイ治療をする先生が沢山存在しています。
海外留学した先生が必ずしも良い臨床家だという保証はありませんから騙されないようにすべきです。

harada_tomoko2.jpg


特に下顎前歯部の状況がこの患者さんの医原性疾患を明確に現しています。
すなわち、写真のように下顎前歯部の骨の支持が約半分にまで減少しています(白線の間が吸収した量です;数ミリ〜1センチ弱の吸収)。
矯正医は保定を兼ねてスーパーボンドによってこれ等の歯を固定したそうですが、吸収した大切な歯槽骨の支えはもう戻りません。

結果的に重度歯周炎の治療をした後と同様な状況に歯周炎の下での歯科矯正によって大切な歯の支えになるはずの歯槽骨を人為的に失わせてしまったことになります。
トンデモナイ歯科医原性疾患をその矯正医が人為的に作ってしまったわけです。


harada_tomoko3.jpg

歯周病治療を済ませていない状態で歯科矯正治療した際に見られる典型像の一つの根分岐部病変がこのケースでも下顎大臼歯部に認められました(白矢印部:歯根の又の部分)。

矯正治療の動的期間に歯肉縁上のコントロールの徹底をしないと歯牙移動の最中に歯肉縁上のプラークを歯肉縁下にまきこんでしまうことがあります。よって動的期間中は医院でのクリーニングやセルフケアの重要性は常識のはずです。しかし患者さんによれば、全くそのようなケアをすることも無かったらしいのです。
更に動的期間の後のメインテナンスも無かったようで、無責任な不良な矯正治療にもかかわらずお金だけ矯正医は患者さんへ請求していたことになります。一般の業種なら法的には詐欺です。
換言すれば、医原性疾患を高いお金を払って買っているような状況です。


harada_tomoko のコピー.jpg

根分岐部病変は歯周病治療で最も厄介で治療が難しい欠損ですから、これが進行したら大臼歯の保存が脅かされることになります。

まとめ:

いつも私が書いているように歯科治療は担当の歯科医師(歯科医院)の選択で全て決まります。
歯科医のプロフィールや学問的見識の確かさ、ポリシーや素性を知ってから吟味しましょう。
最低限、カウンセリング時に良心的歯科医か否か確かめるくらいの慎重さが矯正治療前には必要です。

矯正に当たっては歯周病治療を行わないで動的治療をするような矯正の先生は止めた方が良いことは上の様な理由からお解りになるだろうと思います。
また動的期間のケアの方法や矯正医がそれを行うのか?それとも他院へ依頼してくれるのかなど事前に聞いておくことが必要です。これ等のケアが無ければその矯正医は受診すべきレベルにありません。
けしてこの症例のように矯正医に騙されないようにご注意下さい。

矯正前や矯正の動的期間中のクリーニングケアやう蝕治療は当院でもお受けしています。
また成人歯科矯正をお受けになった方は当院で術後の歯周病学的ケアをお受け下さい。
お問い合わせ下さい。










2015年10月15日


先日、カウンセリングにある医療関係者(医師)Nさんが来院された。私のオフィスをSNSで知って私の医院webや院長ブログをお読みになり当オフィスの姿勢に共鳴されて来院した方です。

Nさんは学生時代に歯科矯正を受けた経験があったそうですが、そのため歯列は比較的きれいです。

しかし全顎のレントゲン写真(パノラマ画像)を撮影して、その治療内容に驚きました。


N.MBlog.jpg

全顎のパノラマ画像:歯科的問題が沢山存在する口腔内です。




◎大きなエンドーペリオ病変(下顎右側第一小臼歯部):


今回の症例でたまたまEndo-perio病変に遭遇したので、それについて説明します。
歯周病と歯内療法の両方が上手くいかないとこのような厄介な病変に進展することを知っておくのも歯科医として必要なことです。

Endo-perioーfig1.jpg

上の図をご覧下さい(左:模式図は犬歯側から見た際の像としてご覧下さい)。

下顎右側第一小臼歯部には根尖から拡大する大きな病巣が存在します(右:レントゲン像参照)。

ただの病巣では無く口腔内の診査で歯周ポケットから根尖病巣まで連続して破壊が連結している事が確認できました。

第一小臼歯(4番)は隣の第二小臼歯(5番)や第一大臼歯(6番)も含めてセラモメタルクラウン(金属焼き付け陶材冠)の連結冠が装着されていますが根管充填されていて根管治療の形跡があります。
歯内療法の感染根管治療で根尖病巣が治らなかったのか、もしくは不完全な抜髄で二次的に根尖病巣を作り併せて歯周病治療を行わなかったために深いポケットを形成し根尖病巣と連続してしまったらしいと想像できます。

すなわち、いわゆる"エンドーペリオ病変"という根管由来の病巣と歯周病の病巣とが交通してしまった難治性の状況を作っています(模式図参照)。

とにかくNさんの言では一度も歯周病治療を受けていなかったようで全顎的に易出血性で一部には排膿もある全顎的に中等度歯周炎に罹患しています。







◎上顎前歯部は何故抜髄されたのか:
    〜根拠無く抜髄して補綴する日本の臨床医の危険な典型例


抜髄.jpg

レントゲン像で解るように上顎前歯部は一様に抜髄され、根管充填された後に歯冠がセラモメタルクラウンで補綴されています。

とにかく日本では歯科保存学(歯周病学,歯内療法学やう蝕治療学など)を正しく勉強していない歯科医は前歯部補綴の際は根拠無く抜髄して補綴する先生が21世紀になっても多いようです。

更にこの症例では歯質が割れるほど大きな築造物(レジン系コアか?)を挿入し実際に歯が割れている箇所もありそうです。
何故か歯科保存学が解らない先生ほど補綴で必要以上に太い築造(土台)を装着し歯を割ってしまう傾向があります。これは審美歯科などという造語を医院の看板にしている安易な先生方にも多い過ちです。

Nさんを治療した前医は治療の仕方(治療法のノウハウ)だけは色々学んでいるような形跡があります。
しかし全体的な臨床的かつ学問的正当性などのバランスが尽く悪いと言えます。
実は現在の日本の歯科医はそういった表面的治療方法のノウハウを講習会で得て、やたらに根拠無く歯に侵襲性の大きい治療を行って歯を壊すような治療を行い続けている先生が多い。
そのような危険な自費治療で高額な自費治療費を得ているのが恐ろしい歯科界の一部の傾向です。

歯の寿命を縮めるのはこういった歯科医の臨床的思慮深さの欠如に因ります。
たぶん上顎前歯も抜髄しなければ安全でより長持ちすることでしょう。

抜髄して無髄にしなければ歯冠補綴物装着後に失活(神経が死ぬ)して困ると先生方が考えているフシもありますが、歯髄へダメージがあるような精度が悪い補綴物しか治療した経験がない先生方の勘違いです(=日本では治療精度の重要性の認識が無さ過ぎます)。

確かに希に有髄のまま歯冠形成する際に露髄し抜髄を余儀なくされることはありますが、多くの場合には、このNさんのように矯正で歯軸がそろった症例では有髄(歯髄がある状態)で形成して補綴治療できるはずです。

cf.ここで比較のために、私が歯周補綴で多くの歯を有髄のまま歯冠補綴した全顎症例を参照して下さい。このケースでは有髄のまま保存して歯周病専門医の世界標準のオーセンティックで安全な方法論を採れました。

Nさんにお聞きしても歯科医からの根拠の説明も無くラバーダム防湿法も使わないで術野の清潔性の確保も無い状態で全て抜髄と根管充填など歯内療法の処置を受けたそうです。

レントゲンを良くご覧になれば根尖に既に根尖病巣が出来ている箇所も解ると思います。
これは典型的な根拠が不明な抜髄で根管を感染させた事に因る医原性疾患だと換言できます。

先に言及したエンドーペリオ病変も根拠が無い抜髄で根尖病巣を作ったという同様(医原性疾患)の問題が存在すると思います。



◎残存歯に歯周病治療しないでのインプラント埋入は絶対禁忌:
〜日本の歯科医の典型的過失事例とインプラント周囲炎

peri-implantitisBlog-Fig.jpg

下顎左側第一大臼歯相当部のインプラント周囲にはインプラント周囲炎が併発しています。
周囲から排膿をして深い歯槽骨の欠損(白ライン部=欠損)が生じています。

歯周病やう蝕病巣等の感染叢を放置したままで口腔内にインプラントを埋入する事は絶対に許されない程の禁忌症です。

口腔内はもちろん細菌が沢山棲息していますが歯周病の病巣が存在すれば、そのポケットから歯周病原性菌が唾液を介してインプラント周囲へも移動してゆきます。
よって容易にインプラント周囲でインプラント周囲炎が発症する事は想像できます。
これはインプラントトロジーにおける学問的常識です。

すなわちこの症例のように歯周病治療を終えないでインプラントを同一口腔へ埋入する事は歯科医の重大な過失です。
米国なら数万ドルの慰謝料がとれる法的意味合いでの過失事項です。
しかし皆さんに注意して頂きたいのは、日本では多くのインプラント症例で歯周病治療がなされないもしくは、不完全なままインプラントが埋入されているのが現状です。
私のオフィスに来院する患者さんも歯周治療されていないままインプラント治療されている方が多い傾向があります。



まとめ:

このNさんは現役医師ですから充分に歯内療法でのラバーダム防湿法さえ使用しない術野の清潔性の不確実性や根拠無き治療に知的判断ができる方ですが、このように医原性疾患の多重債務のような治療を受けてしまったわけです。

患者が知識有る医師でも平気でそういった医原性疾患を歯科医が負わせるのだからこの歯科医は頭がどうかしています。
いわんや、素人の患者さんではどれだけの不誠実な治療を被っているかと想像するだけで恐ろしい気がします。

ここで私が言いたいことは、私のブログや医院webで書いているようなチェックポイントを知り
ある程度の知識を持ち良い歯科医療を受けられるような知的勘を養っていただきたいといった事です。日本では患者側で身を守らなければトンデモナイ医原性疾患を被ってしまいます。

この症例のように倫理的真っ当な臨床をしていない危険な状況に騙されないようにして下さい。多くの歯科医が残念ながら患者の歯の予後や患者の事を全くといってよいほど考えていないのです。

全て、歯科治療の成功は医院選択(歯科医の選択)で決まります。


以上。
麴町アベニューデンタルオフィス院長


インプラントが埋入されていて歯周病治療を受けていないで,特にメインテナンスさえしていない方
また過去に受けた治療に不審な点がある方、治療し直しをお考えの方、歯科治療関連の相談(カウンセリング)一般やセカンドオピニオンもお請けしています。
お問い合わせ下さい。











2015年10月 8日


臨床写真を整理していたら、以前治療したある補綴ケースにラボワークも記録があった事を思い出しました。ここでは技工過程の画像も示します。手間のかかる技工過程の概略を知ってその価値をご理解頂くための参考になれば幸いです。
よく患者さんからこういったセラミック冠の価値や値段の根拠が解らないと仰る方が多いので、このような簡単な画像だけですが、ご理解頂けたらと思います。

◎簡単に症例の解説:


この患者さんは30代の女性で主に上顎前歯部と未治療のう蝕病巣による審美障害を主訴に来院されました。

術前前歯部.jpg


上顎左側側切歯は失活(歯髄が死んだ)していたので歯内療法(根管治療⇒支台築造)を行いました。
上顎左側中切歯はレジン冠(辺縁部で不適合)が装着されていました。
また上顎右側中切歯と側切歯は不良なコンポジットレジン充填が成されていました。

OY術前.jpg

上の五枚の画像が口腔内の全体像です。
臼歯部では古い充填物が幾本か咬合面に認められます。
また歯冠部に黒いう蝕病巣が治療しないまま放置されていました。


◎技工過程 :


歯周病治療を済ませて、歯周組織の良い状態になったら、前歯部の補綴のためにシリコン系(ポリシロキサン)親水性精密印象剤で印象を取りました。
この印象に石膏を流し込み技工のための上下顎作業模型を作製して咬合器と呼ばれる機械にマウントして技工作業が始まります。


作業模型(ブログ).jpg

上の画像が作業模型を咬合器にマウントした後の状態のアップ画像です。
写真では写っていませんが咬合器上で口の中と同じ噛み合わせで咬合運動を再現して技工物を作製します。


技工過程1.jpg


前歯部の形成された部分は個別に4つのダイ模型(細い模型)で各々にフィットする赤いワックス製の冠を作ります(ワックスのカタチが金属に置き換わります)。

今回はこれら四つの金属冠に陶材を七宝細工と同様に焼き付けて作製します。
冠作製のためにワックスで外形を作り⇒これを鋳造して金属冠を作ります。

⇒まず金属色を遮断する層(オフホワイトの層)を金属に塗布しています

⇒その上に象牙質やエナメル質に該当する透明度や質感を得る為の専用の陶材を筆で盛り上げてゆきます。
 *セラミックの歯は単調な白い歯ということではなく、解剖学的な層も意識してより本物の歯に近い質感まで出来るだけ近い状態に作製しています。この点が通常の仮歯等との質感の面で全く異なる理由です。

*ただ焼き上げるまでは最終的な色や質感は出ていません(技工士さんはそれが予想出来る)

⇒陶材を盛り上げたモノを炉に入れて焼きます。焼き上げると最初はつや消し状態の白い歯が出来てきます。

⇒更に表面の形態等を付与して再度焼き上げます

⇒艶の出たセラモメタル冠が出来上がります。

⇒セラモメタル冠の裏側は今回は先端側1/3はセラミックでより歯肉側の2/3は金属を残して下顎前歯と金属部で咬合してセラミックの破折を防止する安全なメタルフレームの設計にしました。


◎補綴治療完了


術後前歯.jpg

作製したセラモメタルクラウンをセメントで合着した後、前歯部は美しく健康的な状態です。


OY術前術後白バック.jpg


術前と術後の比較で、主訴の審美障害の治療が達成されたことが解ります。

また今回は黒いう蝕病巣は全てコンポジットレジン(CR)でキレイに修復治療しています。
現在の歯科材料学的レベルからいえば、深在う蝕でも適切な処理をすれば、全く充填処置されたように見えない美しい修復が可能です。

CRでキレイに修復できるのなら積極的にCR充填でう蝕治療して、いわゆるオーバートリートメントにならないコストパフォーマンスが良い適切で低侵襲のう蝕治療が可能です。

もちろんう蝕病巣がある歯にクラウンを装着する事も可能ですが、治療費や機械的侵襲の大きさが適切な治療根拠をオーバーする⇒過剰診療になり得るので、可能な限り侵襲が少なく治療費も節約できて合理的です。

このケースは上顎4前歯以外はCR充填を利用して主訴の審美障害を解決できました。


◎補綴治療は総合的なバランスの良い治療が求められる

 昨今、歯科界は自費治療のネタとして軽薄な程「審美歯科」という造語を多用して患者が望む美容志向に迎合した治療方針で安易に補綴治療する傾向があります
この点には、患者さんの側で注意が必要です。

初診患者の過去の治療に歯周病や歯内療法を適切にしないでセラミック系補綴物だけ装着されている気の毒な症例に度々遭遇しています。

そういった軽薄な治療行為で最も多い問題が歯内療法の不良で歯肉が腫れて来院するケースです。不必要な抜髄で感染根管を歯科医が作ってしまったケースが殆どです(医原性疾患)。

また、未だに日本の歯科医は前歯部補綴は抜髄(神経を抜いて)してから行わなければいけないと間違った考え方をする先生が多いのが現状です。
たぶん、保存関連で正しく勉強をしていない先生達だと思います。歯科医の現状を知らない患者さんが被害を被っていることを知り皆さんは良い先生に受診すべきです。

私は、目に見えない箇所の治療(歯内療法・歯周病治療)をシッカリやることを信条に上の様な概念を大切に治療しています。
私のオフィスでは安心出来る補綴治療で治療のし直しをお受けしています。


お問い合わせは麴町アベニューデンタルオフィスまで!


 

 


 

 

 

 


 

 


 


 


 


 

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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。