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2014年6月16日

○根面う蝕とは:



去年、途中で予約をしていたにもかかわらず通院を止めたある患者の口腔内写真を思い出したので記事を書きます。

下の写真に写っている茶褐色の部分(黄色の矢印部)が根面う蝕です。
正確にはこのケースでは根面う蝕から少しエナメル質の境界部を越えて一部エナメル質にまで及んでいます。

一般には、根面う蝕は歯肉が退縮して露出した歯根面にできるう蝕(虫歯)です。
歯肉退縮は生理的には歯周病治癒後やブラッシングなどの機械的刺激意外にも加齢でも生じます。

露出した歯根面は露出初期にはセメント質で覆われています。
特にセメント質は比較的中性域に近い弱酸で脱灰される特性があるために
弱い弱酸を出す乳酸桿菌といった種類の細菌にも容易に侵されてしまいます。
cf.エナメル質に生じるう蝕を作る原因菌はミュータンス菌のように強い酸を出すことでエナメル質が脱灰されてう蝕病巣が形成されます。


セメント質は数十μmの薄い層なので,容易に摩耗してその下の象牙質が露出してしまいます。
さらにその下層の象牙質に至れば大変にコラーゲンが多い有機質故に、細菌感染で変質(腐敗)して茶褐色を呈します。


根面う蝕2JPG.JPG


上に口腔内の側方面観を一枚だけ掲載しますが、口腔内は左右とも同様に根面う蝕とエナメル質う蝕が沢山有りました。 また今回の記事では咬合面や他の口腔内画像は割愛しますが、臼歯は全て重度にう蝕に侵されています。


通常は,歯周病の治療により歯肉が退縮して引き締まった後に根面の露出は生じますが、
そういった歯周病治療後やメインテナンス期に起き易いのがこの根面う蝕です。

歯周病のコントロールは出来ていても口腔内の細菌叢に乳酸桿菌のような弱酸を出す細菌が沢山存在するヒトにはこの根面う蝕歯は非常に起き易いので注意が必要です。

*根面う蝕局所は、ある種のセメント系の充填材やフッ素含有レジン系充填材など適切な充填が可能です。

科学的リサーチによれば、口腔清掃が良好な方にも生じ易い点が大変に厄介です。
すなわち、細菌叢にそういった細菌が多い患者では起き易いので細菌が産生する酸に負けないように歯質側を耐酸性に歯質強化する方法を採ります。

具体的にはフッ素によるう蝕抑止が世界的にコンセンサス有る有効な方法論と言えます。
定期検査でのフッ素剤や日常的なフッ素含有の洗口剤等の塗布や洗口を励行する事が進められています。

特に、根面う蝕が認められる患者はう蝕活動性が高いハイリスクグループと認識して
徹底したオーラルケアを患者がセルフケアとして行うと供に
歯科オフィスで定期的(通常3ヶ月毎)に徹底したプロのオーラルケアを受ける必要性があります。







○歯科治療の成功は患者の性格やコンプライアンスで決まります


写真の患者は30才前の比較的若いヒトですが、う蝕活動性が高い患者でしたが、予約を勝手にキャンセルして連絡不能になって終了した極めてコンプライアンスが低い患者でした。

概して、う蝕多発ケースでは一般的ケースよりも患者のコンプライアンスが低い傾向があります。
すなわち、当たり前の理屈を認識して行使でき無いイイ加減な性格だからこそ、重度の歯科疾患に罹患したと換言できるでしょう。


極言では歯科治療の成功は患者の性格で決まります。


このようにう蝕も歯周病も概して重度に進行した患者ほどコンプライアンスが低く約束を守れないで
中途で治療を止めることが多いのは歯科医師なら幾度も経験する事です。

SNSのフォロワーでさえ、理解して来院されたにもかかわらず途中で通院しなくなる救いようが無い方も幾人かいました。
ちなみに、私はそういった認識が低い迷惑な方々の診療は時間が無駄になるため皆様にはご協力を御願いしています。



































2014年6月12日

相変わらず、毎日のように保険治療の金属インレーが外れて患者が来院します。
殆どが治療の基本が無視された酷い治療ばかりです。

先日の酷いう蝕治療に関するブログ記事にも書きましたが、来院患者さんには安易に歯科治療は受けるべきではないと毎日のように説明しています。




○歯科界の現状を知って自分の身は自分で守ること!

インレー脱落で来院される患者さんの中には同じ場所を2,3回治療し直している方もいます。

インレーが脱落して歯科医院へ受診すると「このまま外れた金属を装着し直すとまた外れるので作り替えましょう」といわれて、また同じように不良な金属インレーで治療されてしまうことが多いようです。

患者さんも歯科界の状況が認識出来ていないのでそんな馬鹿な歯科医の言う通りに雑に治療し直されてまた後日インレーが外れてしまうのです。

馬鹿な歯科医と認識の無い患者さんにより歯科界ではう蝕治療が内部循環し続けています。
これは医療費をドブに捨てるような行為ですし、患者さんご自身も歯をダメにしてしまうので全てが無駄になります。

巷の不良な治療で歯はダメになるので「人生の無駄」だと以前から私は主張しています。


インレー1003.jpg
*臨床の片手間にポケットカメラで撮影したので画像が見づらく失礼致します。

上の写真は、数日前来院された患者さんの臨床例です。

写真下:脱落したインレーです。金属製のインレー体には窩洞に摩擦を持って維持されために必要な厚みが全くありません。だから必然的に削られた窩洞と金属の間に摩擦が無く容易に脱落します。 
写真上:金属インレーが外れた窩洞部です。窩洞底には、黒く変色したバイ菌が存在する感染歯質が残されたままです。

このケースでは感染歯質を完全に除去した後,コンポジットレジンで充填して綺麗に仕上げました。
患者さんにも喜んで頂けました。



上のケースもトンデモナイ不良治療でした。しかし、このような雑な治療は毎日来院するインレーが外れた患者さんの口腔内によく見かける状況です(大変に残念な歯科界の状況です)。

私はいぜんから患者さんへ危険な治療を回避するように
殆どの歯科医が虫歯の治療さえまともに行っていない現状を言及しています。

たぶん正しいう蝕治療を励行している歯科医は数パーセントしかいないと思います。
ですから会社や自宅近くだからと受診すると殆どがハズレます。
インレーで正しくう蝕治療もしていないような歯科医が高額なインプラント治療を
平気で行っている状況を知って不安にならない患者さんがいるでしょうか?


簡単な虫歯の治療でも実際に適切に治療していることを確認できた先生以外には受診すべきではありません。

特に治療し治しは,用心してそういった見識が高い先生に受診すべきです。 















































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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。