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2011年10月24日


◎鬱(うつ)は現代病です。



映画「ツレがうつになりまして。」が上映されると聞いて、現代らしいトピックだと私は思いました。こういったトコロに目を付けた監督や脚本家は流石です。



このブログ記事では、私には専門外のこと故に、難しい話は専門書や専門家のサイトにお任せすることと致します。簡単な身の回りの話や過去にあった患者さんの話など例にお話し致します。

鬱(うつ)といえば、身の回りにこの病を患った知り合いや患者さんが数名いらっしゃいます。
私の周りでも多いのですから、現代社会では余り珍しい病気ではないようです。

最近では、一部では特に隠すこともなく「いや〜ちょっとうつになっちゃってね」などと、言えるような社会になりつつあります。

社会が少しは成熟して、メンタルな病を理解するようになってきた傾向だと私は思います。
特に大きな会社では、幾名かそういった理由で休職されている方がいることをよく耳にするはずです。

◎周囲の人間の理解が一番大切です。

映画でもそうですが、患者さんの周囲(家族など)の理解が一番大切です。
これは、精神疾患のみならず他の病気も同様で、周囲の理解によって患者さんの回復や社会生活への順応や社会復帰が決まります。

特に比較的若い方の場合は社会復帰には気を配るべきです。一番迷惑なのは、家族など周囲が間違った認識で本人の意志に関係なく勝手に誤った判断をしてしまい復帰を阻止されてしまうことです。

病人の心理への無理解や関わったヒトの社会的バランスの欠如、すなわちより良い方法論が考えられない頭の悪いヒトが世の中には沢山います。
そういった場合には患者さんへは道を閉ざされたような絶望感を与えかねません。そういった病人の心理さえ理解できないようなことが一番困ることです。これは、医療従事者にも多く見受けられる事です。臨床心理が理解できない馬鹿な医師が日本の病院にも沢山います。
こういった点で日本は医療後進国です。


一般のヒトの場合は、特に、世の中で充分な仕事を通じた社会経験のない主婦や女性の場合には患者さんへは社会復帰の邪魔をする事にもなり得ます。これは根本的仕事に対する価値観の相違に因ります。
そのような女性の浅知惠は患者さんに迷惑をかけることになる場合があると周囲の男性諸君は心得るべきです。社会性を持って傍らにいる方々はサポートしてあげて下さい。

映画では、奥様のハルさんが、徐々に理解してゆき、ポジティブに夫婦で状況を受け入れることで克服してゆきます。このように心からの周囲の本当の理解が患者さん本人には一番の支えになります。





◎鬱(うつ)だけでなく他のメンタルなトラブル:LOH症候群など。鑑別は難しい



2,3ヶ月前に、松本東日本震災復興担当大臣の暴言が大々的に報じられ、その奇妙な言動が注目され、非難もされました。これは、一種の「気分障害」だとも言われていますが...




重責で精神バランスを壊し鬱症状の1つとしての、暴言(気分障害)であると一部の専門家からコメントされました。とにかく、そういった状態の方にこのような要職は無理なので更迭された訳ですが、松本氏が病人であったとするならば、患者さんとして対応してあげなければいけません。




うつ症状では気力が無くなったといった、ネガティブな側面だけでなく、"色々な症状が表現されてしまうこともあります。




混同されやすい疾患の症状:

・メンタルなバランスの不調から派生する「気分障害」の症状
・いわゆる男の更年期障害(LOH症候群)の症状
・鬱病患者の言動や態度や症状
・内分泌系疾患による特異な症状
・認知症による症状
これ等↑は、一見すると見分けが付かない事もあります。



私は前の医院では、沢山のお年寄りの患者さんを診ていました。
数年間、患者さんとお付き合いすると色々な症状に遭遇することがあります。
多かったのは、明らかに認知症の初期症状の患者さんです



>認知症では、初期症状でも多くは顔貌に良く現れます。
特に"眼"に現れます。魂が抜けたようなボンヤリした表情をされることが多いので、慣れてきたら認知症の初期症状はすぐに解るようになります。




また、一種の妄想が酷くなります。大抵は悪い事を言うことが多くなります。老人会で全くアリもしない事を吹聴して歩くご老人患者さんもいました。私まで迷惑を掛けられました。
ある患者さんに学校の先生をしていた方がいて、認知症初期の頃にあたかも本当のような作り話を近所のヒトに言いふらされて、私も困ったことがあります。
また、多くのヒトは真顔で元先生がおっしゃるので「そうなんですか」と納得されてしまうのでたちが悪いのです。




認知症で特徴的なことは、どちらかといいえば人間の持っている欲とか醜い側面のような"悪い性格"が露わになるところです。ex)嫁がご飯を食べさせてくれない。息子がお金を盗んだ。etc.


ご家族は、多くの場合はかなり症状が進んでも認知症に気づかない傾向があるようです。
私も患者さんが初期の認知症であることは解っていても、そのことをご家族にお伝えするとご家族は否定的で聞く耳を持たないことが多いため、特に交流が深い方以外にはご家族にお知らせすることは止めました。
しかし、高齢化が進む日本では今後ますます認知症が社会的に問題になることと思います。



またこんな事もありました。退職してすぐに診療にいらっしゃったある患者さんは、総義歯が出来上がって当初喜んでいたのですが、ある時に前歯の人工歯が外れて大騒ぎをしたことがありました。
「入れ歯の人工の歯は取れないものだ」
「パニックになった」といって大騒ぎをして、私はすぐに修理したのですが、「入れ歯の歯が取れたなど聞いたことがない」「入れ歯の歯は外れるはずはない」と勝手な事を常識だと延々と言って騒いだあげく、修理が出来てお帰り頂くよう説得して2時間ほどしてやっと帰ってくれたことがありました。



この時の異常性は、勝手に「入れ歯の歯は外れないモノだ」と決め付けて「直したからイイというモノではない」「直せばそれでイイとは変だろう」などと、正常な社会人が言わないような理屈を延々2時間もわめかれたところです。

LLOH症候群だとすれば凄い症状でした。少し早いように思いますが認知症初期のようにも思えなくもありません。
とにかく、専門家ではないので判別は出来ませんが、今後もこういった不可解な症状の患者さんは出てくるだろうと思います。



2011年10月 4日

◎歯科的知識がある患者さんが増えてきた。





この頃、お出で頂く患者さんには良く歯科医療のことを調べて来院される方が増えてきました。

歯科医師や歯科医院実さや安全性に対する姿勢が最も端的に表れるところが歯内療法の治療とラバーダム防湿法の使用有無です。日本の歯科医師の多くはルーティンでラバーダムを使用していません。
  使用していない歯科医院は治療の信頼性や安全性の確保に関する
配慮に欠ける歯科医院であると認識しましょう。 これは世界の常識です。

  あなたは配慮のない危ないそういった歯科医院に好んで通院しますか?



先日お越しになった患者さんは、数軒の歯科医院に電話をかけて確認したそうです。

「ラバーダムを使って根の治療していますか?」
ある医院では受付スタッフ(衛生士らしい)が出て「院長に確認しますのでお待ち下さい」と言われ、院長に替わったら「使いますよ。ご希望でしたらウチは使いますよ」と言われたと語っておりました。
すなわち、こういう医院では"使用していない"という意味です。でもこれが標準的な日本の医院の状況です。そういった歯科医院は色々と治療が危険だと考えて間違いはないと私は思います。




◎ラバーダム防湿法は術野の清潔域の確保のみならず器具の誤嚥防止など安全性にも必須

根の治療でラバーダムを使わない歯科医院へは絶対に行くな!


歯内療法では、根管内を汚染させないためににはまず必須です。
唾液や歯垢に術野が汚染されたまま治療をしているのが、一般的街の歯科医院の現実の姿です。

また、使用しないと予後が悪いだけでなくリーマーやファイルの誤嚥も含めて危険です。
医療事故を生じる可能性もあるため患者さんのみならず歯科医師にとっても一種の自殺行為に等しいのです。そんなことが解らないで対策をしていないのが歯科医師の大多数なのです。

しかし、「大丈夫だ」「使わないでも何も変わらないだろう」と考えるのでしょう。

こういった↑自分に都合の良い勝手な理由をどの分野でも平気で語るヒトが沢山います。

こういった歯科医師は正しい治療ステップを他の点でも割愛する傾向があるため、
その医院で行われる診療全般がイイ加減であることが懸念され、歯科医師の姿勢がオールラウンドにダメな可能性を疑います。   

 では、そういった歯科医院へあなたは喜んで通いますか? 


実は年間,何例かのラバーダムをしないことに因るリーマーやファイルの誤嚥(誤って飲み込むこと)は正確には報告されていませんが潜在的に起きているようです(以前、ある歯科医師会でそういった調査がありました)。

私が学生時代に医学部の耳鼻咽喉科の先生に「この前、細い針みたいな小さい器具を患者に飲まて、おたくのある教授と若い先生が患者とウチの病院へ来たよ」と嫌みを言われたことがありました。このように大学歯科病院でもこういった事故は起こっています。本来は教育機関でラバーダムも使わない治療などあってはいけないはずですが....  

◎患者さんの積極的自己防衛策:医院への質問

電話でラバーダム防湿法の使用の有無を尋ねてくるような患者さんが出てくるとイイ加減な街の歯科医師の多くは焦るのではないかと思います。

twitterでは、お母さん方が安全な食品を求めて素材の放射性汚染検査をしているか否かを食品会社に問い合わせて、食品会社を公開しています。とにかく、電話やメールで会社に質問して公にしているのです。これは食品会社へは良い意味のプレッシャーになっているようです。

もっと、患者さんはこういった正しい問い合わせを歯科医院へすべきだと私は思っています。
そして、積極的に患者さんが歯科医院を選別して自分が受診する医院を正しく選択すれば良いと思います。





◎患者さんの認識の向上で歯科界は変わる!?


世界の教科書に出ている正しい歯内療法の治療には必須な治療方法ですから、歯科医師のみならず、もっと患者さんの認識を向上させてもらいたいものです。
こうした真っ当な患者さんの認識が歯科界を徐々に変えてゆくのだと私は思います。ハッキリとした返答ができない歯科医院は怪しいので受診しない方が良いかも知れません。

患者さんは確実に正しい診療をしている歯科医院を探って、そこへ通院すべきです。そうしないといくらお金と時間をかけて治療をしても後年問題が生じて再治療が必要になります。 



根の治療でラバーダムも使わないような不良な歯科医院を患者さんが避けるようになれば、理屈からは今よりも再治療の発生率は幾分低くなるはずです。
 


「ラバーダム防湿法を使わない歯科医院には危険だから受診しないこと」
を多くの患者さんが理解すれば歯科界の医原性疾患や医療事故も徐々に減少し良くなるはずです。


ただ、カタチだけラバーダムを使用する歯科医院が一部で少しづつ増えていると聞きますが、ただ使用するだけでは全く不十分です。
レベルの高い滅菌消毒やラバーダム防湿法装着後の操作が正しくないと台無しになります。
だいたい、認識の低い歯科医師は手指でファイルの先端を触って曲げたり、う窩(虫歯の穴)を開口させた入り口周囲の軟化象牙質をそのままにして根管治療している先生を大学病院や歯科医院の見学でよく見かけました。これでは治りません。

このように簡単なう蝕治療や根管治療の基本的治療概念を無視した治療を巷では延々と続けています。

もちろん、充分に治癒しませんし再発します。すなわち再治療が後年必要になります。
歯内療法の再治療はラバーダム防湿法不使用や基本的治療方法の割愛に因るところが大きいと思います。ですから、現状では恐ろしい事に、大部分の巷の歯科院はこの状態ですから危険だといえます。


今まで,大学病院や街中の歯科院へ何件か見学に行ったことがありますが、歯内療法ではラバーダム防湿法を使用していないもしくは、正しく効果的に使用をしている先生は皆無に近かったのです。また、滅菌消毒もイイ加減が一般的でした。
ラバーダムだけ使用しても、歯内療法の根管内清掃器具であるリーマーやファイルを適切に滅菌消毒していない医院が過半数でした(全滅(;。;))。

保険診療では、ラバーダムの算定が出来ないから使用しないと語る歯科医師も全くダメです。
ちなみに私が使用している米国製ラバーダムはたったの50円です。
「たったの50円を保険保険請求できないから使用できないと語る医院には危険なので行かない方が良い」と思います。


歯内療法ではリーマーやファイルのみならず、ラバーダム防湿下で使用する器具は全てオートクレーブなどで滅菌する必要があります。そうしないと根管内へ細菌を送り込んで侵入させてしまうからです。
私(当院)は、根管治療の器具は一式セットで揃えて滅菌して揃えていますが、滅菌性が怪しい器具が診療室に散逸していて、治療の度に集めて診療している状態が巷では一般的です。


特に、滅菌により金属疲労を助長してリーマーやファイルが破折しやすく経費もかかると語る先生が多いのですが、全くナンセンスです。
医療機関として最低限の滅菌消毒も充分にしないでリーマーやファイルがダメになる事を惜しんで、もしくは破折を恐れて・日常的ファイルのチェックで新しいファイルに交換できないような最低限の経費や注意をかけられない医院はそれだけで危険で雑な歯科医院といえます。

 街の標準的な歯科医院はその程度ですから、これだけ知っても患者さんは怖くて今まで通っていた近所の歯科医院へは受診できなくなると思います。確実な信頼できる歯科医院を選択するように! 


正しい認識を患者さんが持つことが、すなわち歯科界の内容を改善するのだという事を理解して下さい。


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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。