未だに3MiXを使ってう蝕治療をする懲りない不良歯科医には要注意!
◎日本では簡単な虫歯治療さえ正しく行われていません・しかもエセ治療(虫歯治療)が自費で行われています
新年、早々来院した患者さんは、日本のう蝕治療さえ正しく行われていない歯科界の酷い状況を現すような典型例だったので、書かせて頂きます。
この記事をご覧になった皆さんは、不良治療を回避して良い歯科治療を受けられるようになって欲しいと思います。歯科治療は医院選択で決まります。
だいたい、どの業界でも、内部から反省の言葉が出なくなったらおしまいです。
これは、昨今の原子力業界や東電問題をみれば皆さん、お解りのことだと思います。
正に、日本の歯科界も同様な末期的状況です。
街の歯科医院へ行っても、極く簡単なう蝕治療(虫歯治療)さえ正しく行われていないのですから。
また、その程度の見識の低い歯科医が数百万のインプラントなど治療する状況は末期的状況としか言いようがありません。
そして、一般的にはその後の責任を放棄したり、誤ったコトにまともな補償もありません。
実は、極く普通のう蝕治療(虫歯治療)のはずが不適切な治療を受けて、その後歯がダメになってゆくのです。
換言すれば、多くの歯の寿命を縮める要因が不適切なう蝕治療です。
保険・自費にかかわらず、一般的歯科医が感染歯質を残したまま充填処置をするので歯はダメになります。
特に、保険算定でできる"銀色の詰め物(12%金銀パラジュウム合金のインレー)"は諸悪の根源です。あなたのお口の中にもありませんか?
皆さんの多くの方の口の中にこのインレーがありますが、大多数は細菌の巣窟の上に乗っているだけの状態で口腔内に存在します。
毎日、インレーが外れて患者さんが来院します。歯根治療(抜髄)が必要になる場合もあります。
結局、歯科医が作る医原性疾患の源です。
街の歯科医院のほとんどは信頼してはいけません。
すぐに、歯を不適切に削りたがります。そして、精度の悪いそういった治療とは言えない銀色の詰め物を不適切に装着しています。そして、後年、歯髄が痛んで抜髄することになり→不適切な歯根治療(歯内療法治療)をされ→ 精度の悪い冠など装着
こうして歯はダメになります。 どんどん、精度が悪い治療が加えられて歯はダメになると思って間違えありません。
数年前には、よく麹町周辺の歯科医院で3Mx-mp法(以後、3MiXと略す)を使ってう蝕治療をした後、もちろんすっかり信用を無くした担当医へ行かず、当オフィスへ痛くなって、再治療を希望し来院する患者さんがいました。
自費治療で、キャスタブルセラミックなどの充填物が装着されている例も幾例かありました。多くは十万円弱の自費治療だったようです。とにかく、患者さんが気の毒でした。
この1年は余りいないなと思っていたら、このところ3人ほど3MiX法を使った充填が外れたり、何らかの問題を起こして来院する患者さんが再度出始めました。
既に私は何回も私のブログやtwitterで書いているように、3MiX法は全くう蝕治療の世界的コンセンサスを得た治療方法ではありません。う蝕治療に3MiX法を使うのは学問的基本を無視した詐欺治療です。
基本を無視するある一部の困った先生方が勝手に行っている方法です。
歯科保存学を研究したまともな先生方からは、馬鹿なエセ治療法として非難されているトンデモナイ治療法です。
このブログ記事をお読みの皆さんは、このような勝手な方法を、さも"良い治療方法"のように宣伝して自費診療を行う歯科医師をどう思いますか?
◎エセ治療法(3MiX法)とは?
感染歯質を全て取り去らない状態のう窩(虫歯の穴)に3種類の抗生物質のミックスパウダーを使用して細菌を死滅させる。歯質を余り削除しないで、場合によっては麻酔さえしないで痛くなく治療できる方法論として行っているようです。しかし、全くナンセンスな治療法です。
自家製剤(歯科医らが勝手に調剤する)の3ミックス(3MiX)と言われるパウダーを使うことでも既に歯科医師会でも警告を出している通り"薬事法違反"と考えられます。
つまり、「痛くなく、歯を削らないで余り注射もしないで虫歯が治療できる」 といった安易なうたい文句で宣伝しています。(そんなはずはありません! 騙されないで下さい。)
簡単に換言すれば、この方法は"自費を稼ぐために間違った認識の歯科医達が行っているエセ歯科療法"です。
ネット掲示板でも、詐欺・ウソ治療・ダメなスリーミックスなどと、色々な掲示板、2ちゃんねるや医療関連のブログで有名になっていることもあって、
一部の患者さんの間でも既に評判が悪い怪しい方法として有名です。
しかし、未だに麹町周辺でもこんなエセ療法を行っている歯科医がいることは驚きます。
試しに、ネットで歯科医院HPを検索すると・今でも3MiXを使う治療を宣伝している歯科医や、街の歯科医院の看板にこの文字(スリーミック:3MiX;3ミックス)を掲げる医院がありますから、注意して観て下さい。
くれぐれも、ご用心を!
◎ 症例の概要と当オフィスでの正しい治療(再治療)過程
この患者さんは、数本の歯に3MiX法を使ったう蝕治療と充填修復を受けています。
実は一昨日も、もう1本3MiX法で充填された歯を再治療しました(臨床画像は無し)。
ネットで私のブログを見て、3MiX法を過去に某歯科医院で受けているので怖くなっていたそうですが、歯痛など違和感のあったこの箇所の充填物がちょうど外れてしまい、当オフィスに治療し直し(再治療)を希望して来院されました。

これが充填物が外れた後のう蝕窩洞です。
「何んだ、これ!?」 と少し驚いてしまいました (@_@;)
*背景に見える青緑の部分はラバーダム防湿法のラバー膜です。
黒い感染歯質(取り残しと二次う蝕)と充填物を接着したセメントの残存が観られます。
元々、充填物が取れること自体が、基本を無視した不良な充填処置をしたコトを疑ってみてよいのですが、 それにしても雑で不適切な治療の痕跡が明瞭です。
これで自費治療ですから、患者さんが気の毒です。
日本では、自費を払っても、まともな治療も受けられないのが現状です。
これをあなたは、どう思いますか?

これがレントゲン像です。
真ん中の白い不透過像(下の写真では中央の丸い部分)は、レジン系セメントで3MiXパウダーの上からフタをしているものと解ります。

上部に見えた黒変した感染歯質やセメントを除去し、う蝕検知液で残存感染歯質を確認したところ。
中央部(丸い凹み)はレジン系セメントで3MiXを封じた痕跡です(レントゲン像の白い不透過像の部分 を除去した痕)。
検知液で赤く染まっている部分は、感染歯質で細菌が侵入している可能性のある部分ですから、取り残してはいけません。
しかし、前医は感染歯質を沢山残していました。

レジンセメントを除去して3MiX貼薬部に残っていた感染歯質を除去し、きれいに清掃された窩洞の状態にご注目下さい。
このレベルに清掃されれば臨床上、安心して充填が行えます。
このように私のように細菌の侵入がある感染歯質を徹底して除去することが、すなわちう蝕治療の基本です。

窩洞を清掃後、エッチングやボンディングと言われる接着処理を正しい方法論で行った後、ハイブリッド型コンポジットレジンで正しく緊密に充填した状態。
窩洞と充填物の辺縁(界面)が確認出来ない程、緊密で正しい接着&充填処理が出来ている点に注目して頂きたい。
う蝕窩洞はこのように、正しい処置過程をステップ・バイ・ステップで厳密に行うことが要求されます。しかし、巷の歯科医院ではこの鉄則が実行されていません。
また、正しい治療にはこの症例のように、ラバーダム防湿法(背景のグリーンのゴム膜)を施して正しい術野の環境を確保することは前提条件です。←当オフィスでは常識として励行しています。
巷の9割以上の街の歯科医院では歯根治療やう蝕治療でもラバーダム防湿法など使わない・いい加減な治療が標準ですから、街の歯科医院が危ないコトを知って下さい。
こういった防湿法(ラバーダム防湿法)を行わないで、唾液や口腔内の湿潤状態などによる処理面の汚染があれば、正しい接着処置は行えません。
すなわち、後に充填物と歯質との境目(辺縁)で隙間(リーケイジ)が生じて二次う蝕の原因になります。
*歯内療法(歯根の治療)のみならず可能ならば、ラバーダム防湿法をう蝕治療の充填治療時にも当オフィスでは使用しています。
さて、あなたはこのような臨床写真を観て、
どのようなう蝕治療(虫歯治療)を希望されますか?


