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2016年6月29日


週刊ポスト.JPG


週刊ポスト(7/8号)に「やってはいけない歯科治療」という記事が掲載されました。
今回は歯科業界のタブーを全部書くと謳って、色々と現在の歯科事情の矛盾すなわち治療を受けたら歯はダメになることを素人の患者さんにも解り易く書かれているようには思います。

丁度,私も先日ブログ記事で書いた保険治療の"金属インレー"についても書かれています。
インプラントの問題は以前にも週刊朝日など週刊誌ネタになったことが何回かありましたが、意外にもいわゆる"銀歯"(保険の金属インレーなど)についてマスコミでその弊害が書かれた記事を目にすることが有りませんでした。やっと書かれたのかと私は遅すぎたように思いますが、今回記事が公になって多くの方に情報が共有され歯科治療の危険性に危機感を持つような認識を持って頂ければ大変に良いことだと思います。

記事の詳細は週刊誌を購入して読んで頂くしかありませんが,一部概略を解説したネット記事をお読み下さい。


今回の週刊ポストの記事内容は総論的には概ね良いと思いますが,各論では誤った表現や不正確な部分があります.

記事の総論は私も今までブログやSNSで書いてきた通り治療を受けた歯がダメになる日本の健康保険制度下の歯科治療のダークサイドを解説したものです。総論的には概ね同意できます。
しかし、各論的視点では記事が素人用に書かれたためにむしろ誤解を招く部分も多く修整した方が正しい認識を皆さんに持って頂けるだろうと思います。

この週刊誌の記事は素人の記者が解説を書いた部分と大学の先生方や歯科医が語ったものを編集者が誌面用に書き換えた部分がありますが、たぶん登場した先生方が見返したら自分が語った内容が伝わらない(歪曲されたように書かれているなど)と怒るような妙な部分も有ると思います。これは素人用に平易な言葉で書かれた週刊誌記事の限界でしょう。


記事は4つのパート(PART)に別れていたので,それに沿って補足と解説を私の言葉で以下に記します。

PART1:

虫歯を取り残した方が儲かる 歯科医10万人時代の"治さない"治療


私はブログやSNSでは今回週刊ポスト誌上で挙げられている"治さない治療"に相当することを"やったふり治療"と呼んだこともあります。日本国内では年々歯科医院の数は増え続ける一方,う蝕の数が減り続けています。とにかく減ってきた限られた疾患数と患者数を歯科界で取り合うようになり始めています。そして自身の医院内で延々と治療ネタとして循環させるためにはいい加減な治療で疾患の悪化や再発を意図的に起こす・次々に治療するネタを歯科医が意図して起こさせるような確信犯的行為を行っていると誌面では書かれています。
意図してこのような"治さない"治療を行っている歯科医の話が載っていましたが、多くの場合には臨床医は余り自覚しないで結果的に雑な治療を行うことで"治さない"治療を行っている場合が多いと思います。しかし第三者には明らかに意図的に"治さない"治療をしているように見えると言い換えた方が正確な表現のように思います。

今回の雑誌,誌面上の記事では割愛しているようですが歯周病治療は歯科疾患でう蝕治療と共に重要なので私がここに解説します。

  歯周病治療の場合には歯肉炎や軽度の歯周炎以外は歯周ポケット内にキュレット(画像参照)と呼ばれる器具で歯周ポケット内の歯根面に付着する歯石と歯垢を機械的清掃手技で除去しなければ歯周病の原因因子(細菌)を充分にポケット内から除去出来ずに治療は不十分になります。

街に多い短時間診療体制の歯科医院では日常臨床では手用キュレットなど使用しないで超音波スケーラーと呼ばれる器具などで雑に短時間処置する場合が多いと思います。この程度の短時間の治療行為だけでは中等度〜重度歯周炎の歯周ポケットが深い歯周炎には適切な治療が出来ないと思います。
 私のオフィスには巷の歯科医院で治らなかった患者さんがおいでになりますが、世界標準の手用キュレットによる治療で丁寧な歯周病治療を心がけています。

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左がキュレットという治療器具ですが、そもそも医院にこの器具が無い、もしくは全く使われていない歯科医院も沢山有るようです。
右はスケーリング&ルートプレーニング(SRP)を行っている術中の画像です。

ある程度進行した歯周病治療はスキル有る先生や歯科衛生士によって丁寧に時間を掛けて行う必要がありますが、能力が無い歯科医院ではこういった スケーリング&ルートプレーニング(SRP) と呼ばれる基本的歯周病の処置がいい加減で歯周ポケット内に細菌が取り残されるために、その殆どで歯周病は再発します。この状態が歯周病治療に於ける"治さない"治療だともいえます。

一端ある程度ポケット内の細菌数が少なくなって回復したようにみえても定期検査に移行してもまた半年もすれば歯周ポケット内の細菌数がリバウンドして歯周病が再発し再び治療が必要になります。もちろんこうして延々と再治療を"治さない"治療で長期に繰り返せば患者さんから少なからず治療費が入り続けます。
歯周病治療でも故意に"治さない"治療をしていなくても能力がない歯科医院では結果的に"治さない"治療と同様になります。

ただ皆さんに注意して欲しいのは、歯周病治療の場合には適切な治療をして歯周病を治癒に導いた後、定期検査でメインテナンスしてゆくことは世界標準の科学的根拠に基づく正しい歯周病治療のスタンダードです。これと"治さない"治療を続けることとは区別して認識して下さい。 歯周病治療はメインテナンスを含め長期間の観察で意味を持つ、科学的根拠に基づく歯科治療です

ところで、当院には「1年以上ある医院に通っても歯周病が治癒しないので診て欲しい」などと患者さんが来院しますが、そういった患者さんの歯周ポケット内には歯石が沢山残存していて前医が歯周病治療を殆どしていないことが判明することがあります。

私は歯周病の講習会のインストラクターをしていた経験から一般的な多くの歯科医がキュレット(画像参照のこと)を使用した歯周病の基本的治療(SRP)を適切なレベルでできないことを十分知っています(もちろん歯科衛生士も同様)。


○歯学部では患者に一切触れないで学生が卒業する:

歯科大学や大学歯学部では現在臨床教育の時間が減らされています。
これは少子化の現代では国家試験の合格率を上げることが大学の経営上の死活問題になっているからです。すなわち、臨床教育に時間を割くべき卒業前の2年ほどはとにかく国家試験対策に時間を費やす状況で、例えば,う蝕治療や歯周病治療のSRPの臨床実習を殆どしないまま卒業しています。私の大学では学生当時,患者さんを配当されてSRPを実地で幾症例も行って、先生のチェックや口頭試問など受けて及第点を取れないと卒業や進級が出来ませんでした。実は私の大学には、このような患者による臨床実習を行う体制がありましたが、当時から患者に触れさせない歯学部も沢山ありましたが、今では一切患者に触れないで卒業するのが一般的歯科大での常識です。またSRPなどマネキン模型で実習を行えば良い方で、臨床的手技を殆ど実地で教えていない大学さえあります。仲間内の勉強会で全国の歯科大、歯学部出身の先生方と話して臨床実習を殆どさせない驚くような大学がある実態を私は知っていますが、ここでは敢えてそのようなトンデモナイ低レベルの大学の名前は公表致しません。


○歯科界では講習会は花盛り:講習修了証書を飾る痛い歯科医


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大学教育が上に書かれた程度の壊滅的状況ですから、卒後に講習会等で学ぶ必要性があります。
しかし本当にレベルが高い臨床を学べる場も深いレベルで学べる知性がある歯科医も未だに少数派のように思います。

実は歯科界では歯科関連業者が材料や高価な器具を売るために講習会を開いているというのが実態です。多くの歯科医には自費治療のネタになる明日から自費治療で儲けるような即効性がありそうな講習会が人気があるようです。   

歯科業界では、そういった講習会の修了証書を待合室に飾って、いかにも"デキル歯科医"であるかのように患者さんへアピールする勘違いした痛い先生が多いのも、気を付けてもらいたい点です。   講習会の修了証書は歯科医の見識や技量を表すモノでは全くありません。


○健康保険制度の功罪を知ろう:

私は多くの歯科医院で適切に効果的歯周病治療がルーティンで行われていないにもかかわらず健康保険の請求は沢山され続けている驚くべき実態を知っています。

  う蝕治療と同様に実質的治療が行われないまま"治さない"治療が続けられて、こういった実質的治療が成されないまま保険請求されています。
雑な処置しか行われていないにもかかわらず歯科医院の口座には自動的に沢山の診療報酬が振り込まれ続けているのが恐ろしい歯科界の現状なのかも知れません。これは舛添要一氏を笑えない、あたかも歯科界は診療報酬泥棒のようなダークな側面です。 

ここで皆さんにお解り頂きたいことは受診する前に歯科医の素性(経歴・診療方針・治療例など)を知って能力ある良心的な歯科医を探して通院してもらいたいと私は主張しています。 

そうでなければ実質的効果がある治療が受けられないで、アナタの歯科疾患が治らない可能性があるからです。  これは全ての歯科治療に共通する最重要事項です。

歯周病の場合にも,う蝕治療と同様に巷の歯科医がそもそも歯周病を治療する技量が無いことが多いようです。 
今の歯科界では治療できない歯科医が多いために,歯科医院の間を患者さんが一生歯科疾患が治らないまま延々と循環するような状況です。むしろ、この状況こそが能力がない巷の不良歯科医にとっては有り難い状況なのかも知れません。


PART2:

日本人の7割の口の中にある「銀歯」が生み出す"負の連鎖"


この私が先日書いたブログ記事をご参照頂きたい。基本的には異なった切り口で誌上の記事と同じような趣旨を私も書いています。

私が良くブログで書いている"感染歯質の取り残し"に関しては感染の取り残しをすれば、歯科界では治療ネタを産み出すことになります. しかし 私はこれは歯科医の治療放棄と同じ酷い状況だと思っています。
 例えば,う蝕(虫歯)治療なら細菌が侵入している象牙質つまり感染歯質を残せばう蝕は再発します。そしてさらに細菌が歯髄へ侵入して歯髄炎を起こして抜髄など根管治療を行う必要性が派生します。そして根管充填後は冠を被せるような歯冠部補綴が必要になります。
すなわち,このように歯科医師の感染歯質の取り残しをおこなう"治さない"治療で更なる治療と治療費が連鎖して生み出されます. 

誌上記事にも載っているように細菌が侵入した感染歯質はう蝕検知液で局所を染めた後水洗しても、なお赤く染まったままになる歯質(赤く染まった象牙質)ですが、これは非常に客観的に検知できます。当院ではう蝕検知液をう蝕治療時にはほぼルーティンで使用しています。 
このような世界標準のごく当たり前の臨床手技を大切にステップを割愛しないで丁寧に行うことが日常臨床では大切だと私は考えています。 また、こういった基本を大切にする姿勢こそが現在の日本の歯科界には是非必要だと考えています。→当然こういった処置にはある程度の手間や診療時間を要します。=短時間診療体制では適切にこういったことをするのは難しいかも知れません。 



 

ここで、患者さんへのお願いですが・単に短時間で終わる歯科治療を喜ぶのではなく、真摯に丁寧な治療をされている歯科医師を評価して頂くことが、歯科界を変えて行く一歩になるコトを知って頂きたいと思います。




歯と銀歯の隙間が危ない:

先日のブログに書いたように保険適応の銀歯の素材はインレーに適さない硬い合金(12%金銀パラジウム合金)で、経年変化で辺縁に隙間が出ます。そもそも最初からインレーの辺縁部が不一致な精度不良が歯科界では一般的ですが、更に時間と供に開いてしかも歯科用セメントが唾液に溶解して隙間は大きく空いてミクロサイズの細菌が侵入するのには充分すぎ細菌にとっては大きすぎるほどの隙間が出来て細菌が入り放題になります。

このようにしていわゆる二次う蝕(二次カリエス)と呼ばれてインレーの下で新たなう蝕病巣が生じています。

インレーと窩洞2.jpg
二次う蝕が進むと上の画像のように象牙質が腐った状態(軟化象牙質が進んだ状態)になることもあります。

インレー模式図01-1.jpg
上の図のようにインレーの下には取り残された細菌を含む感染歯質が存在すればインレーが充填された後からう蝕が内部で進行します(= "2次う蝕" )。

保険治療の功罪5.JPG
上画像はごく一般的な歯科治療を受けてきた会社員の口腔内写真です。
この画像と同様な精度不良の治療は頻繁に患者さんの口腔内で見かけます。各々のインレー辺縁をご覧下さい。
ほぼ全ての辺縁が精度不良で不一致な状態です。段差や大きな隙間が見える箇所もあります。細菌が入り込んで内部は軟化象牙質と呼ばれる・象牙質の腐敗が進行していると想像出来ます。
インレー辺縁が光っているところは窩洞とインレー辺縁が不適合な箇所です.
 ちなみに私のオフィスでは数例の例外以外には保険の金属インレーは過去20年行っていません。 金属インレーなら可能ならば辺縁封鎖性が良いハイカラットの金合金(自費治療)をオススメしています.



PART3:

1回で済む治療をなぜか避ける・・・ 世界と逆行してきた日本の虫歯治療

現在は保険算定でもコンポジットレジン(CR)と呼ばれる歯質色で機械的強度も充分にある良い歯科材料が存在しています。う蝕の感染歯質を除去した後の穴(窩洞)にペースト状のCRを充填して、強い光線を照射すると天然のエナメル質などと同様に硬い状態に重合し固まる高分子化合素材(広い意味では高級なプラスチックの一種)です。

私の学生時代は咬合面には機械的強度や耐摩耗性が悪いためにCRは長期使用を前提とした場合には利用が推奨されていませんでしたが、昨今のCRはそういった従来の弱点を補うエナメル質と近似した特性を持った製品が続々と市販され臨床に広く利用出来るようになりました。 しかし諸々の臨床家の思惑から歯科臨床で充分にCRの理工学的革新的な恩恵が国内では利用されていない現状があります。

私もその点は以前から不思議でなりませんでした。保険治療ではハイカラットの金合金が使えませんからCRこそ,正しく使用できれば日本のう蝕治療の一部で臨床的な質を高めるものと思います。

大きく咬合面を覆うような窩洞は非適応症ですが、比較的小さめな窩洞ではCRは適応できます。う蝕をCRで充填するならば、即日治療が完了します。私のオフィスでも遠方からう蝕1,2本のために新幹線でお出でになる方もいらっしゃいます。特にう蝕治療なら当日1回で終了し余裕があれば数本でも可能ですから、そういった遠方の方にも都合がよい治療方法だと思います。

(ただし,窩洞の大きさなど条件によって,CR充填が適さないこともありますのでご了承下さい。


CRで治療し直したインレー窩洞.jpg

金属インレーと以前充填されたCR充填部の治療し直し、未修復のう蝕を綺麗にCR充填し修復した症例

特に比較的小さなう蝕窩洞にはCRを第一選択で使用することが常識になりつつあります。

保険制度では金属ならハイカラットの辺縁封鎖性が良い金合金ではなく不適切な硬い金属(12%金銀パラジウム合金)しか使えないことを考慮すれば、従来金属インレーで行っていた窩洞にも適切な術式でCRを使った方が二次う蝕の発生も少なく、コストパフォーマンスもよく臨床的利点は多いと私は考えています。すなわち適応症ならば特に保険診療では正しい手技でCR充填すべきだと思います。精度不良の金属インレーで問題を生じるなら、コンポジットレジン充填こそ患者さん本位のより良い治療と言えます。

一方では使用材料に制限が無い自費診療ではより高価なセラミックやハイブリッドセラミックスなどのインレーも良い選択肢になります。

インレーは適切な症例に適切な手技で治療を行えば良い治療方法です。
適応症と適切な素材を選び精度に気を付ければインレーでう蝕を治療することは正統派の最良の治療になります.
特に咬合面で大きな面積を占める窩洞や咬頭を含む場合にはハイカラットの金合金以外ではハイブリッドセラミックスなども良い選択肢になり得ます。

ハイブリッドセラミックスインレー.jpg
金属インレーを除去してハイブリッド型セラミックスでインレーを治療し直した症例:以前装着されていた金属インレーと比べて遙かに精度が高く辺縁に隙間がなく審美性も高い点も注目して下さい。

 *セラミックスやハイブリッドデラミックスの修復物は破折するために金属と噛み合わせる事は出来ません。対合歯の金属は同じ素材で修復します。


以前から私はブログ記事でう蝕治療に関連してミニマル・インターベンション(MI)という概念を幾度となく言及してきました。これは感染歯質を選択的に徹底して除去し可能な限り健全な歯質を保存するう蝕治療で最も重要な概念の1つです。この概念は歯髄を保存するために非常に有効な方法論です

ところで,このMIを実践するには健全歯質まで便宜的に拡大削除して充填するインレーではMIの概念を充分活かすことはできません。あくまでも現代のCRの理工学的技術革新でMIの概念が活きてくると換言できます。MIの概念とCRの理工学的特性はペアで意味を成すといえます。

 *注意すべきはミニマルインターベンション(MI)とは単に歯を削らない事が良いといった意味ではありません。感染歯質を取り残してはなりません。

最近、来院患者さんの中には執拗に歯を削ることを嫌がる方がいます。歯科分野では感染を除去した後にもある許容範囲で歯を削る必要性が出ることは当然です。見識ある良い歯科医を選べば必要最小限の歯質形成で補綴や充填処置を行ってくれるはずです。
患者さんの立場では良い歯科医を選ぶことこそ歯科治療成功への道で、これが全てです。 

不用意に予防拡大(便宜拡大)せずに健全歯質は殆ど削らないで済むCR充填のような治療方法ではMIの概念を遵守して治療を行えます。こういった側面でもMIの手法によるCR充填を行うう蝕治療は大きなアドバンテージがあります。

現実的な臨床ではCRでMIに則りう蝕治療する時にはステップワイズに確実な治療手技を採る事が必須です。ステップを割愛すると後でボンディング不良(接着不良)等によって隙間が空いたり脱落や破折、歯髄炎など起こすリスクを高めます。治さない治療を日常的にされている先生にはMIで行ったつもりでも高度な理工学的特性を持ったCRも無駄になるだろうと思います。

保険の金属インレーで雑に治療する一般的歯科医院の治療と比べてMI概念に則り行われるCR充填は歯科医師の丁寧な処置過程など手間がかかります。
一方,むしろ窩洞形成し異種をしても慣れた歯科医の手間はかからず簡単です。保険の金属インレーで治療することが手間を省いて利益を出そうとする臨床家に好まれることが理解出来ると思います。

しかし本当に高いレベルでインレー形成と印象を行う時には数倍も時間が掛かります。
 当オフィスに来院される多くの患者さんが今まで受けてきた金属インレーではなくCR充填やハイブリッドセラミクスを使ったインレーによるう蝕治療は意外に時間が掛かると驚かれるのは、巷の15分程度で行われる雑な保険インレーのう蝕治療と比べているからです。

MIに関しては私の過去のブログ記事う蝕治療は大切です!ミニマルインターベンション(MI)は基本ですをご参照下さい。
MIに関する治療過程を臨床写真で解説しています。



PART4:

 インプラントをやる歯医者の「6割」はトラブルを抱えている!

インプラントに関しては以前私はブログ記事を書いていますが、当時かなり反響がありました。そしてSNSでフォローしてくれる方にはインプラントや色々な歯科治療で失敗した方も多く、驚くほど潜在的に訴訟などに至らないまま泣き寝入りしている患者さんが多い状況が解ります。これは心から歯科医として心が痛む実態です。

誌面上ではインプラント治療における医療過誤的側面が書かれているようですが、 インプラントの日本での臨床上の問題点を掘り下げると書ききれなくなるので、ここでは割愛させていただ来ます。今回は週刊ポストで書かれていない側面について私は書くことにします。

まず、私は歯周病を講習会で同業者に教えた経験から歯周病も理解しないでSRPもできない歯科医師が安易に歯周病が治癒していない感染だらけの口腔内へインプラント治療を頻繁に行っている実態を知っています。この倫理を無視した臨床家の暴挙には心から呆れ果てています。

以下に皆さんに覚えておいて頂きたい重要なことを列記します。

インプラント周囲を適切に清掃しないとインプラント周囲炎(peri-implantitis)を生じます。

しかもインプラント周囲炎は未だにその治療方法が確立していないために進行したケースでは進行を止めることさえ充分に出来ません。インプラント周囲炎は学問的に治療方法が未確立なために治療方法が研究し尽くされている歯周病とは異なりインプラント周囲炎は未だに治療不可能と考えてよいと思います。すなわちインプラント周囲炎でインプラントを失う可能性があると換言できます。 

インプラントがケア不足で清掃不良になればインプラント周囲炎が生じ、そのインプラント周囲炎は未だに充分に治療できないという事を患者側が治療前に説明されていない現実が日本では歯科界の現状です。このように日本ではインフォームドコンセントが成立してい無い状態で高価なインプラント治療が行われています。全国で山ほど訴訟が起きていることはこのような歯科界の常識なき現状に原因があると思います。
  アナタはこんなインプラント治療を手放しで喜んで受けらられますか?

 インプラント周囲炎を生じさせないようにその発症リスクを下げるために残存歯があるケースでは歯周病やう蝕などの感染病巣を治療した後にインプラントを埋入することが必要条件で科学的根拠に基づく常識です。 

日本ではう蝕治療は当然行うにしても歯周病治療をほとんど行わないでインプラント治療をする歯科医が多いので驚愕です。
米国なら歯周病治療を行わないでインプラント治療して問題が生じれば数万ドルの慰謝料を請求されることは常識です。それほどまでに重大な過失事項だと皆さんも知って下さい。

当院に初診で来院された患者さんには最近はインプラントが既に埋入されている方がいらっしゃいます。そういった人工歯根で治療された方にインプラント周囲炎に罹患している方も実際に幾人もいました。
そういった方々の治療の殆どがメインテナンスが無い歯科医院で行われていることが特徴です。歯科医のインプラントケアの常識が未だに無い歯科医院がある現実は余りに酷いと思います。

それから、インプラント治療を行っている歯科医には意外に従来型の可撤式の義歯,すなわち入れ歯も満足なレベルで作製できない先生が多いのは恐ろしい現実です。私の知っているある歯科医師は「パーシャルデンチャーの遊離端義歯が作製できないから、インプラントしかないでしょう」と語っている方もいました。すなわちこの方は義歯を作る能力がないから人工歯根を利用すると主張しています。これは本当に恐ろしい歯科医の無能さとその先生の詭弁のように思います。


パーシャルデンチャー.jpg
この症例のように片側遊離端でも遊離端のパーシャルデンチャーは私は沢山作製してきました。この程度の義歯ができ無いような能力のない歯科医にはあきれ果てます。


インプラント治療を受けた経験がある患者さんは普通の入れ歯が出来ないのに数百万のインプラントを街の歯科医が治療している現実をどう考えるのでしょうか? 
入れ歯も作れないでインプラント治療をする歯科医の臨床レベルと倫理観の低さを心配すべきだと患者さんにはアドバイスしておきたいと思います


○高齢の患者を狙うインプラント好きな歯科医:アナタも狙われている:

まず、効率的に収益が得られるインプラント治療が歯科医にとって儲けどころになっている現状こそが患者さんに迷惑を掛けるインプラント治療に関わるトラブルの背景に存在します。

今の日本のように景気も良くない状況下でイケイケドンドン系の危ないインプラント好きな若造歯科医達には、全く倫理観など一緒に話していても感じたことがありません。ハッキリ言えば、こちらから特別に交流を持ちたいとは全く思えないような嫌な類の歯科医師達です。
このような社会状況でも気前よく数百万のインプラント治療を承諾してくれる患者さんは、比較的高齢の余裕がある方々が多いと思います。私は「小金持ちの年寄りを騙すな。」と言っていますし、そのような軽薄な若造歯科医を「歯科医師免許を持った詐欺師」と揶揄しています。

高齢者が口腔清掃が不良になる状況が想像出来るのに、入院したり認知症になったりすることが想像出来るのに躊躇無く「インプラントで失われた歯が甦る」と言ってデメリットも説明しないで治療をしてしまうのは医療人の倫理を喪失した人間の金儲けでしか有りません。

こういったことを平気でする様な人間は従来型の義理の話もしないでインプラントを執拗に勧めます。もちろん義歯もろくにできない歯科医が多いのも現実ですが、選択肢を与えない治療の説明には要注意です。それからアナタが安全に生き抜くためには歯科界の事情を知って、歯科医と話したときに信用できない人間は判別できるくらいの勘は持って頂きたいと思います。

日本ではインプラント治療を安全に行うための正しい認識が歯科医に乏しいので、歯科界の恐ろしい現実を患者さんは知るべきです。

学問的に言及されている通り残存歯の歯周病治療をしなかった事によってポケット内細菌がインプラント周囲に移動してインプラント周囲炎を生じている可能性が予想される例も本当にあると思います。現実的にこういった残念な例に当院でも遭遇しています。


現代社会は専門家、東大教授のような人間や公人が利権や保身のためにデタラメな事を言及して重要な事柄を隠蔽する世の中ですから、今更歯科医師がトンデモナイ治療をしていても誰も驚かないかも知れませんが、とにかく詐欺師のような歯科医師から身を守って健康を正しく維持して下さい。

////////////////////ご予約下さい /////////////////////



昨今,歯科医院が業者に依頼して作成した高額治療に誘導するためのブログ記事やwebサイトが多いのが現状です。

患者さんがそのようないかがわしい思惑の歪な情報に混乱しないよう患者さん本位の視点で正しい歯科知識の啓蒙のためこのブログを作成しています。私がオフィスで実際に行った臨床例をもとに作成しています。
これらコンテンツ全ては私が作成した私自身の臨床姿勢を反映したものです。

最近,歯科治療の方針に関するセカンドオピニオン*や治療に関する説明を行うカウンセリングへおいでになる方々が増えています。充分時間を割いて予約で行っているため(1回,1時間前後自費1万円)で行っていますのでご了承下さい。 *歯科相談,カウンセリング,セカンドオピニオンは保険給付外です.

私の診療姿勢に共鳴され,ご来院希望の方は是非電話予約して、当院をかかりつけ歯科医としてお使い下さい。


保険の金属インレーの治療し直し1本から適切な処置を素性も解らない歯科医院ではなく当オフィスでお受けください。
特に当オフィスでは過去に治療された治療の治療し直しを今まで沢山手がけてまいりました。
そもそも"治さない"治療をしているような街の歯科医に難しい治療し直しが適切に出来るでしょうか? 歯1本から全額にわたる大きな規模の治療し直しまで当オフィスでは行っています。

治療し直しの診査や治療説明など時間がかかる相談や説明,カウンセリングは保険給付外の内容ですから電話予約で自費代金(1回1万円)を頂きます。


診療に関しては麴町アベニューデンタルオフィスへお問い合わせ下さい。

なお,最近予約を守らない方や当日予約時間になってから電話でキャンセルされる方がいて困っています。ご予約を守ってお越し下さい。






/////////////  追記  /////////////


昨日、私が書いたこのブログ記事をお読みになったジャーナリストの岩澤倫彦氏から歯周病に関してのインタビューの依頼を頂いたが、私は所用があるためにお断りしました。









































2015年10月23日

    

先日、来院された患者さんの保険の金属インレーの下に発達したう蝕が酷かったので、画像で記録しておきました。

日常的によくある事なのでこの頃こういったものは敢えて画像に撮りませんが、街の歯科医が雑に行うう蝕治療の金属インレーの問題を多くのヒトに知ってもらうためにも、ここにブログ記事として今更ながら書かせて頂きます。

巷の歯科医のう蝕治療が不良なために毎日のように保険の金属インレーが脱落して患者さんが来院します。
殆どがインレーが外れた窩洞には茶褐色に変色した感染歯質と軟化象牙質が認められます。
私が幾たびもブログ上でこういった話を書いてきたことですが、殆どのケースではインレーで治療した時に感染歯質を歯科医師が取り残したまま充填しているので後でその中の細菌が活動し出します。そして歯痛が起きたり詰め物(インレーなど)が脱落します。


この症例では、歯痛によって異常感を感じて患者さんが来院されました。

画像:右は保険の金属インレーが歯に収まった状況です。
外面的にはその下がどのような状態か解りません。
一般的に、インレーが脱落していない限りは患者さんはどれほどう蝕にヤラれているのか解りません。

しかし左の画像をご覧になれば歯質が侵されていることがお解りになるでしょう。
細菌感染で象牙質が軟らかく軟化した状態(軟化象牙質と呼ぶ)が解ります。

歯冠部を覆う無機質が97%のエナメル質と違って、その下の象牙質は有機質の塊です。
よって細菌感染すれば腐敗します。
この画像はインレーの下で放置されて腐敗が進んだ危険な状態を表しています。

インレーと窩洞.jpg






下の画像はある程度の軟化象牙質を除去した後、コンポジットレジン充填のためのマトリックス(金属製の囲い)を装着した状態です。
まだ変質した歯質は残っています。う蝕検知液には殆ど染まらない程度に細菌が侵入している歯質は除去出来ていますが、まだ変色した歯質は残存しているので更に歯髄間際まで歯質を除去してから充填します。

*学問的にう蝕検知液(赤色)で染まる歯質は細菌が存在する歯質です。
また臨床ではう蝕検知液で染まる部分は細菌感染層と判断します。しかし慢性病巣では細菌感染していない(う蝕検知液に赤く染まらない層)でも一部に変色した層が存在します。私は露髄する間際まで安全のために出来るだけ変色層は除去するように努力しています。

臼歯部の狭く視野が悪い場所で器具操作をするために、このような治療し直しには長時間を要するケースが多いので治療をお受けになった方々には再治療の困難性や価値をご理解頂けると思います。

不良インレー2.JPG





下の画像は、光重合型コンポジットレジンと呼ばれる歯質色の充填材料で一応充填処置が終わった状態です。

 *この状態で様子を見て問題がなければ、希望に応じて補綴(セラミックやハイブリット冠による自費治療など)できます。


不良インレー3.JPG

 


 

 


下の画像は金属製マトリックスを除去して処置が終わった状態です。
歯痛の原因除去が出来て咀嚼出来る状況になりました。
この状態で一応は治療終了です。


不良インレー4.JPG

更にこの状態を歯冠形成して後希望に応じて歯冠部にセラミック冠などで修復する場合もあります。


ここまで治療を終えれば患者さんのご希望により
セラミック冠など歯質色のキレイな補綴物での治療が可能です。

ここで重要な事は,歯髄(神経組織)を保存して生物学的状態で歯を保存するために上に書いた様な徹底した適切なう蝕治療が大前提だと言えます。
すなわち感染源を除去することがう蝕治療には必須です。

その先に正しい補綴治療も存在します。
画像の例のように歯の局所に病原因子である細菌を放置したままでは正しい治療は行えません。




◎まとめ

重要な事:当院では上に描いた様な治療し直しや窩洞を修整して印象採得しセラミックなどでの再治療も頻繁に行っています。
他院で治療し直して来院された方の中には精度不良の保険インレーで再び雑な治療を受けて以前同様に脱落や歯痛を併発して来院される方もいます。

そういった前医はう蝕治療の基本が理解出来ていないので再び雑なう蝕治療で患者さんを苦しめているのです。不良な治療を日常的に行い続ける多くの歯科医には正しい治療し直しはできません。
実は治療し直しは1番難しい治療分野です。

見識ある良医へ治療し直しを依頼しない限り再び同じ轍を踏むことになります。


☆☆☆
ご家庭にお子さんがいる方は、お子さんにこのような不良な金属インレーを街の歯科医に何のことわりも無く治療されないように、くれぐれも気を付け下さい。
一度削られた歯は戻りません。絶対に可愛いお子さんにはこのような不良治療の危険性を回避して下さい。

危険な歯科治療を避けて是非、治療し直しや正しいう蝕治療は麴町アベニューデンタルオフィスへ!

お問い合わせ下さい。
*当院は電話予約のみです。ネット経由ではお受けしていません。


*治療の詳細は診察をしていない状況ではお答えできません、まずはご来院下さい。
自費カウンセリング(歯科治療相談と説明)も行っていますのでご利用下さい。









2015年6月18日


「 症例のイントロ 」

今回、数日前に終わったちょっとした症例をご覧頂きます。

この方は、私のブログを以前から良く読んでくれた読者で適切に治療してくれそうな医院を探していたそうです。
文京区に住み、区内のIT関連会社に勤務する20代の若い患者さんです。


有り難いのはお住まいの周辺や会社周辺でも沢山歯科医院があるのに、千代田区麹町までお通いいただけたことです。
すなわち、ネット上から自分が得た知識で我が医院の治療内容を気に入って通ってくれたのです。逆に、一般的患者さんの場合には会社に近いという来院動機が多いのです。
この場合、どういった医院かも解らずに近いだけで歯科医院を選んでいることになります。

ところで、女性の中には美容室選びに神経を使ってる方は多いはずです。
以前,「私、美容室難民なの」と、ある女性が言っていました。
すなわち、表参道にある美容室の前任の美容師が遠方の美容室に移ったので適当な新しい美容室を探しているが、まだ見つけられないで困っているといったことらしいのです。
このように、女性の多くは美容室選びにはかなり真剣です。埼玉の実家から表参道まで通うこともいとわないのですから。

ここで、私はあえて言いたいのです。
「美容室と同じくらい、歯科医院も真剣に選んだらどうですか」と。

この頃、女性のみならず男性も含めて、多くの患者さんが本当に良い歯科医院を探しているのか疑問に思うことが多いので、もう少し真剣に歯科医院を選択した方がよいのではないかと思っているのです。明らかに怪しい歯科医院に受診して、困ったときには、また違う医院へ転院して複数院を延々と渡り歩いている方が世の中に多いのです。そして、歯の寿命は短くなります。
 これは、時間もお金も無駄になり、歯の寿命は短くなり・人生における大きな無駄です。

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患者:安田祐司さん(仮名)


年齢:25歳


全顎的には、軽い歯肉炎や下に提示するような、二次う蝕(二次カリエス)を数本治療して終了しました。後は、本人のご希望通り、3ヶ月に一度のメインテナンスに来て頂くだけです。



パノラマ臼歯部




下顎右側・第二小臼歯(45)、第一大臼歯(46)第二大臼歯(47)に矢印に示す部分にカリエスが認められます。



治療1~4

1:治療する45,46,47にラバーダム防湿法を施し、外部(口腔内)と隔絶しました。これは唾液汚染、乾いて綺麗な環境の確保、器具による事故防止といった条件を得るために、必須な方法です。*ラバーダム防湿法に関しては、以前のブログを参照のこと

なお当院では、保険・自費にかかわらず、ラバーダムを装着できる時には必ず使用しています。
(現在、ラバーダムは保険請求上算定できません。=医院負担です。)

2:以前充填された充填物とカリエスが認められる部分を切削・削除しました。

3:2の窩洞にう蝕検知液(カリエス・ディテクター)を滴下した後、水洗し赤く染まった感染歯質を確認しました。赤く染まった部分は、細菌の侵入がある部分で、必ずこれは除去しなければならない部分です。
4:検知液で染まった感染歯質を注意深く除去して、窩洞は綺麗になり45遠心にCRを充填する直前。46近心との間に金属マトリックス装着とバイタインリングによりコンタクト部を拡張したところ。
マトリックスと45歯質とは隙間無く適合して、また46とのコンタクトを適切に回復させる必要があります。

こういった方法を高いレベルで再現するには術者のトレーニングによる高い技量が必要です。
詳しくは以前のブログを参照のこと。技術的にいい加減な場合は二次的に障害を与えることがあります。
治療5~8




5:46と47間にマトリックスを装着し、46の遠心~咬合面にボンディング・プライマー塗布前にエッチング処理しているところ。ブルーのジェルがエッチング剤(ortho-phosphate37%)です。



6:エッチング後、ボンディング剤を塗布する前の状態

ボンディング前に、処理した窩洞歯質面に余計なモノ(唾液・呼気・その他汚染物質)が付くと接着が阻害されます。この点からも,このようなラバーダムによ
る術野の隔絶が必要な理由が理解していただけると思います。処理面が汚染されると接着が不十分になり、後で亀裂などが生じ、二次う蝕や時には充填物脱落
などの懸念があります。



7:これが充填完了時の状態です。綺麗に充填完了したことを確認してください。この後、注意深い充填部辺縁の診査、形態修整、咬合調整、最終研磨、クリアコーティングを行い完了します。

8:次回来院時に、撮影した口腔内での修復物像 
適切なコンタクトの付与(接触点回復)、咬合回復が得られています。

術前・術後


術前・術後の拡大像での比較

46は、辺縁不適合で充填物(CR:コンポジットレジン)と歯質のマージン(辺縁・境目)に黒く色素が入り込んでいます。ここから、細菌が入り込み二次う
蝕(充填後二次的に生じる虫歯)が生じます。また、47は保険のパラジューム合金によるインレーが装着されていますが、肉眼では解りずらいですがマージン
部に隙間や不適合があります。これら充填物辺縁(マージン部)の隙間は、う蝕を作る細菌レベルでは大変大きなモノになるのです。我々は細菌レベルで、マージン部からの細菌進入を防ぐ方法をとる必要があります。

上のような観点から、47のような雑な金属充填や46の不適切なCR充填では処置したことにならず、むしろ二次的なう蝕(二次カリエス)を誘発させていることになります。
私が行ったこのようなCR充填と同じように、厳格な環境や条件で治療されたときに安定した予後の良い修復が可能になります。
一般的な医院で行われている唾液が術部を汚染するような充填では、予後の良い治療を達成するのは困難です。

多くの患者さんが、「虫歯治療なら、どこでも同じだろう」と考えているようですが、全く間違っています。これは、上の例を見ていただければおわかり頂けると思います。不十分な治療は歯の寿命を縮めます。

現在、一般的歯科医院でみられる治療がそのレベルで、大変いい加減です。より精度の高い安全な方法での治療を望む方は高いレベルの治療をルーティンで実践している先生を捜す必要があります。
  さて、皆さんはどちらの治療を受けたいですか?

* う蝕治療の充填処置では、ラバーダムは条件により使用できない時や他の方法で術部を汚染しないで治療出来る際には行う必要はありません。
ただし、歯内療法(神経の治療)ではラバーダム防湿法を使わない方法は一切行っていません。


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「 いかに正しい知識や技量を習得しているか 」

<
先進的欧文教科書

私が使用している先進的歯科修復学の教科書(の一例)

こういった修復方法は、学校では教えないモノです。ですから、欧米の教科書を取り寄せて勉強しています。また、歯周病学は著名な教科書以外に欧文学会誌を3誌購読しています。学会誌は、特に最新トピックに関しては必須です。


世界的にインパクトファクター*が高い学会誌や著名で上質な教科書は、ネット経由もしくは専門書店で購入や購読が可能です。ですから、日本中どこにいても
世界標準の歯科医療は勉強できるのです。利用しない方が可笑しいと思います。講習会に頻回に通っている先生が周りに沢山いますが、どれだけ身につくか疑問です。
また、これらは主催の先生の我流の治療法など、指導する先生方のフィルターが加わっている講習が大半で怪しいモノが多いのです。やはり、歪曲されていない欧米研究者のオリジナルを勉強しなければいけません。
ある程度基礎を身につけたら、くだらなく怪しい講習会に何万円も払うよりも、教科書や文献を取り寄せた方が沢山の情報が得られ、それを使って繰り返し勉強が可能になるため、よっぽどマシだと思います。(良い講習会や勉強会を判断して、そこで基礎固めをすることは、もちろん若い先生方には必須です)
インパクトファクターとは、どれだけその雑誌(Journal:学術雑誌)から論文の引用があるかといった、引用率のことです。これが高いということは、多くの研究者がその雑誌の論文に注目していることであり、それだけ学術的信頼度の高い良い雑誌であるということです。

「 自分の目で歯科医師を選択するのが基本 」

残念ながら、医療機関には"ミシュラン"のようなモノは存在しません。いわゆる「全国名医辞典」といった本も医師自らが掲載料を払って載せているので、良医選択の客観的基準ではあり得ません。ですから、そういったモノを鵜呑みにしないで下さい。

このブログを書くきっかけの一つに、こちらの診療内容やレベルを開示し、患者さんに広く見ていただこうということがありました。もちろん、これで何らかの
信頼を持っていただけたなら、ご来院いただきたいのですが、いい加減でウソの多い一般歯科診療を避けて、良医に巡り会っていただきたいという一種の啓蒙的
意味合いもあるのです。

これをお読みの方々は、今回この症例の安田忠夫さんのように、よく勉強してから良医を選択して歯科医院へ通った方がよいかも知れません。

◎このブログを初めてお読みになった方へ・是非、以前書かれたブログもお読み下さい。

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◎当院・院長手製の小冊子↓



syousassi

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◎当院では、虫歯1本から徹底的治療を致します。

歯でお困りの方は、是非ご相談下さい。

ご予約は、お電話でお願いします。


2014年11月20日


 巷のう蝕(虫歯)治療は危険です。

毎日のようにインレーが外れたり再治療を希望されて患者さんが来院します。

先日のある症例を撮影したので掲載します。

(治療の合間に口腔内専用カメラではなくポケットカメラで撮影したので見づらく失礼致します)

スライド2.jpg
左上:辺縁の不一致が明確な不良な金属インレー

右上:ラボで作ったハイブリッドセラミックスインレー(模型上の写真)

右下:ラバーダム防湿下で厳密な条件でインレーを接着・装着した直後の写真

患者さんも大変に喜んでおられました。


art2.JPG

最近、当オフィスでは同様な治療法が好評を得ております。

こういった治療をご希望の方は当院へお問い合わせ下さい。



















2010年8月10日

ー3MiX-MP法は何故人気?ー
 3MiX-MP法は、かなり以前から私も知っておりました。なぜか、この頃TVや雑誌などマスコミで大々的に3MiX-MP法が紹介されています(誰が売り込んだのかは解りません)。その際、「無痛治療」「麻酔なしで出来る虫歯治療」「虫歯が薬で治る」など、全く見当違いの売り文句が使われています。これは、患者さんの多くが歯科治療で"痛い"という事を嫌がる傾向が強いため、"無痛"や"痛くない"などの文句を加えるとそれだけでセールスポイントになるという、全く安易な作戦を使ったわけです。しかし、こういった患者心理につけ込まれ、踊らされている患者さんも多いように思います。3MiX-MP法では、"全く痛くない"といったこと自体が嘘です。確かに、有る程度"無痛"と言ってよい状態で治療できるケースは多いとは思いますが、麻酔を使用しない方法で行うなら、深い齲蝕(虫歯)のケースでは程度の差こそあれ、疼痛が生じます。逆に、通常の齲蝕治療(虫歯治療)は麻酔下で行うので麻酔が効いていれば術中の痛みは特にありません。
 また、時に"麻酔薬が毒なので使用しない"といった理由を言う先生がいますが、麻酔をしないことで痛くて完全な治療が出来ないのなら、この方が遥かに害があります。
それよりも何よりも、この方法やその扱われ方には、根本的におかしな部分が沢山あります。ただの小さな事とお思いになるかも知れませんが、実は歯科医師の倫理的でない姿勢までもが露呈してくる事柄なのです。
以下は、少し自分のことを棚に上げてお話ししますがお許し下さい。

回りくどいお話なので、ご興味のない方はお読みになれないと思います。これをご理解いただいた上で、読み進んでください。また、歯科医師の方にこそ、お読みいただきたいと思います。

ー歯科医師の多くが、正しく虫歯治療を行っていない可能性があるー
 私も、齲蝕治療(虫歯の治療)を日常的に行っておりますが、一般の歯科臨床医のかなり多くが真っ当な齲蝕治療さえ行っていないだろうということを日常的に感じております。

この理由は、かなり多くの充填物(インレーやコンポジットレジン)が適切に充填されていないかつ精度不良である点と、充填物を除去すると、二次齲蝕(充填物と歯の間から細菌が侵入して虫歯を作ったもの)のみならず、軟化象牙質(細菌に侵され、軟化・変色した象牙質)の取り残しと思われるモノが多く観られ、歯痛の原因はこういった不完全な処置が原因と考えられるからです。

 私の臨床経験からは、深い齲窩(虫歯の穴)でも、軟化象牙質など齲蝕検知液(細菌が侵入している歯質が染まる液)で真っ赤に染まった層とその下層の薄いピンクに染まった部分まで除去し、必要が有れば覆罩(歯髄保護)し、露髄(神経組織の角が露出)していないのなら、適切な充填処置をした後は歯髄炎(歯髄の炎症、ズキズキ痛み出す)に移行することはむしろ希です。

ですから、齲蝕処置では多くの場合、初めから3MiX-MP法など薬剤を使用する必要性がない
と考えています。また、再石灰化などの修復機転が3MiX応用にのみ生じるような印象をうけますが(そうは書かれていないかな?)、そうではないと思います(*)。



*再石灰化など齲蝕処置後の硬組織・修復機転自体、他の無菌操作(化学的処理や機械的除去のみ)によっても生じると思います。換言すると、齲蝕の際に観られる透明層は、生体防御反応による高石灰化層であるといえます。これは、細管が閉塞しているので、検知液では染まらない健全な層です。この層を上手く残せれば、問題になりません。
理屈から言えば、象牙細管が完全に閉塞していれば痛みもありません。逆にこの層がキレイに残ったような状態では、抗菌成分の帖薬に何も意味はありません。3Mix-mp法は、こういった側面からも方法自体に矛盾を含んでいます。

ー当院での齲蝕処置の一例 (3MiX法など使いません)ー

 3MIiXーmp法のような詐欺療法を使わないで世界標準の正しい治療方法でう蝕治療をした臨床例を画像と供に提示致します。


これは、数日前に行ったある患者さんの齲蝕治療です。日常的に行っているケースを例として提示しました。特に3MiX-MP法に対し比較するためにお見せする訳ではありませんが、当院での基本に即したスタンダードな処置の一例と思ってください。当然、3MiX-MP法など使用していませんが、予後は良好で術後に疼痛もありませんでした。
す。
1

001.jpg


下顎左側第二大臼歯には、金のインレーが充填されていますが、辺縁が不適合な不良な充填状態です。詰め物と歯との間から細菌が内部に侵入していることも疑われます。このような不良修復物に、金合金であるというだけの理由で数万円の自費治療費を支払ったのですから、この患者さんは気の毒です。

歯の背景の緑色の部分は、ラバーダムというゴムの膜です。これを使用しないと唾液や呼気の湿気などで術野が汚染され、処置(接着にも障害があります)が適切に行えません。当院では、歯内療法やこのような修復処置時には必ずラバーダム防湿法を使用しております。残念ながら、日本では多くの医院でこれが実践されていません。特に、歯内療法(根の治療)時にラバーダム防湿法を使用しない先生は、適切な診療をしていないので上手く治せないと思います(予後不良)。医院を変えた方がよいでしょう。
3


金インレーを除去したら、近心側(歯の前側のコンタクト部)に齲蝕が見つかりました。下層には齲蝕が大きく広がっています。写真では隠れていますが、遠心側にもコンタクトから波及している齲蝕がレントゲン上で確認できました。これも(写真には出ていませんが、)近心側と同様に治療しました。
近心側に齲蝕検知液に赤く染まる感染巣が確認できます。感染歯質の除去と検知液での染色・水洗を何回も繰り返しました。
検知液で赤く染まった感染歯質を完全に取り去った後の様子です。術中には超音波器具に小さいダイヤモンドチップを付けたモノを使用したり、エキスカベーターという耳かきのような小さな先端部をもった手用器具で丹念に除去してゆきました。 実に、この操作に時間がかかるのです。この時は近心側と遠心側合わせて30分ほど時間を要しました。最終的な除去状態の確認と取り残しの除去は、マイクロスコープを使用し拡大下で行いました。また、近心側コンタクト部には、メタル製隔壁(マトリックス)を挿入しました。 さらに、クサビ(写真ではブルーのモノ)やリングでコンタクト部をわずかに離開させて充填し、コンタクトが喪失しないように形状を再現しました。

充填後

コンポジットレジンという強い可視光線で硬化する材料により天然歯のように綺麗に充填を完了しました。この時、解剖学的形態を再現し、硬化時収縮など生じないように注意するため、小部位に分けて充填してゆきました。このため、充填操作に20分ほどかかりました。

このように、正しい方法の丁寧な齲蝕処置では、たった1本の歯にも麻酔を施す時間を含めればチェアータイムが1時間以上かかります。齲蝕処置では微小部分を丁寧に治療する必要があります。どうか、繊細な操作を必要とする治療の価値をご理解いただきたいと思います。

健康保険での診療は、負担金が少なくてすむため、患者さんにとっては有り難い制度です。しかし、採算性から十分に時間をかけられないことが多く、結果的に不十分な治療となり、この症例のように感染巣の取り残しなどが原因で後で虫歯が進行する事が起きるかも知れません。そういったことと、対価を払ってこの治療のように十分な時間をかける良い治療(自費治療)を受けるのとではどちらをあなたは選びますか?


ちなみに当院では、これは3万円の自費治療*です。技量や治療時間など考慮されていない保険治療ではこれは行えません。ご理解いただき、真っ当な歯科治療をさせて頂きたいと思います。

*治療費は、ケース(虫歯の状態)や充填物の種類により異なります。また、充填する範囲によって、充填方法などが変わります。詳しくは、来院時にお尋ね下さい。

ー歯科における薬剤療法は正しく研究されるべきことー



 ところで、私の父親は以前ある保存学系学会の会長をしておりましたが、大学研究室も介した研究テーマの一つには、難治症例における抗生剤などの使用によ
る研究が有りました。根管(歯の中心にある歯髄が入っているところ)に感染した細菌に関して、寒天培地で感受性試験(薬剤効果の有無の判定)をして、抗生
剤の効果などの研究をしていたわけです。感受性試験は、一般臨床家がチェアサイドで簡易に行えるわけではないので、研究目的での方法論の域を出ませんでし
たが、難治性といわれたモノに対しては、有効な場合が多かったのです。あくまで、ルーティーンで薬剤療法を行うわけではなく、一般的治療法で治癒しない、いわゆる"難治性の症例"に対して、感受性試験を行って有効な抗生剤を局所に使用する療法であったと認識しています。

cf. 3MiX-MP法による歯内療法への適応では、3MiXのカバーするスペクトルが広域(多くの菌に効く)で万能であるような前提で使っているように思います。先の研究での難治症例では、こういった三剤に感受性のない細菌や真菌感染(抗生剤は効かない)による症例が幾例も存在していました。3MiXが歯内療法でも万能であるような考え方は、少し安易であろうと思います。


 3MiX-MP法のオフィシャルサイトに書かれている事柄は個別に観れば全くの間違えではないと思われることもあります。しかし今のように臨床で全く根拠なく自費診療のネタとして使っている現状は非難されるべき行為です。絶対にこのような馬鹿な臨床家に騙されてはいけません。


 ところで、3MiX-MP法のサイトでは、この療法を完全にマスターした先生が10名足らずと記されています。では、マスターしていない先生は、勝手に診療室で"治験のようなこと"を日常的にしていることにはならないでしょうか?"治験のマネごと"や、正式な"治験の結果を得ていない療法"を、臨床医がオフィスで行うべきではありません。ですから、集団で"根本的に過ちを犯している"と思います。

 もう一度言っておきますが、私は歯科における薬剤療法自体には賛成です。もっと研究されて良いと思っています。しかしこれは、科学的根拠を探求できるだけの資格のある歯科医療機関、すなわち主に大学で正式に行われるべきことで(開業医中心の研究グループではなく)、決して一般開業医の個別オフィスでいい加減に行われるべき事ではありません。

さらに治験は、倫理規定をクリヤした科学的プロトコール(研究計画)に則り行われるべきです。そして治験結果から、確固たる科学的根拠に基づく治療方法が確立し、認可が下りた製薬会社の製剤を使用して、その治療法が一般臨床医に正しく使用されるようになる事が医療倫理を考慮すれば、正しい手続きだと思います。そういったステップに時間がかかると言うかも知れませんが、ステップを飛び越えたら過ちを犯すことになりかねません。これは、素人でも解る簡単な理屈です。(正式に研究機関の治験で行われるのならば、製薬会社から正規に入手した抗生剤の原抹を混合して使用すべきです。)

 新潟大学の先生らの基礎研究は、ある程度行われているようなので(論文が出ている?)、もっと確かな方法論でこの治療法を臨床面で確立すべきだと思います。学内での何らかの問題がネックになって出来ないことは多いと思いますが、巷の臨床医に野放しで臨床応用されている現状は誠に残念です。
(もっとハッキリ言えば、この方法を著しく"怪しく"かつ"ナンセンス"な方法としか学内でも受け取られていないので、治験が出来ないのだと言えます)。この方法の表層だけマネをして、"無痛治療"などと宣伝している医院がかなり増えてきことは危険な傾向です。患者さんは、こうした似非専門医に騙されないようにご注意願います。そして、こういった状況では薬剤を使った歯科治療自体の評価が著しく落ちることは必至です。

ー3Mix-MP法は、薬事法違反では?ー

 3MiX-MP法で使う薬は三種類の抗生物質を乳鉢などで粉砕し、各医院で調剤されたモノです(いわゆる自家製剤を使用する治療法)。
しかも、これらの調剤法が研究学会で説明や指導もされていました(関連HP参照)。本来の使用法が粉にして虫歯などに使用する目的で作られていない薬剤であり、かつ勝手に調合や複数の薬を調剤しているため、明らかにこれは薬事法違反だろうと思われます。
10年以上前ですが、この自家製剤を作っている事実を外国の教授陣が知って"信じられない"、"日本人はクレイジーだ"と驚いていました。このような"自家製剤を臨床家がかってに作る事"が、医療人としてトンデモナイ行為だという認識が、日本では全く歯科医師にないのも情けない限りです。
 すでに数年前、千葉県の歯科医師会から自家製剤を使用する3MiX-MP法に関して、薬事法違反の可能性など数項を載せた通達文が配布されたことがあります。歯科医師会の見識がいつも正しいわけではありませんが、この件に関しては、歯科医師会の薬事法違反の可能性を示唆した見解については私も賛成しています。なぜ、医療の論理的筋道や医療倫理を見識があるはずの先生までが理解していないのか?誠に不思議でなりません。


 一事が万事です。すなわち、現在の日本では医療倫理に即しポリシーを持って行動できる歯科医師が指導的立場にいる先生でも非常に少ないのです。このように、残念ながら日本の歯科医療は全く信用できない状況に陥っているのです。
他業界のヒト達から歯科医は馬鹿だと言われるのはその程度の倫理観しかないからです。


ー最後にお読みいただいた患者さんへの一言ー


 3MiX-MP法は、まだその効果や臨床手技が確立されたものではなく、また研究機関で臨床面での正しい治験が成されていないようです。すなわち、まだ未知数な治療法で、本来これを一般医が臨床に応用してよい時期には未だ至っていないはずです。
というより、基本的に間違った治療の方法論です。
ですから、もし患者さんが"ボランティア"のようなカタチでこの治療を受けるならば、問題が生じる可能性があります。特に、術者が齲蝕治療の基本を忘れて、3MiX-MP法の効果を過信するならば、リスクはさらに大きいと思います。そして、何よりもこの療法をウリにする歯科医師の医療倫理的に問題がある姿勢にこそ、日本における歯科界の根深い問題があるという事を忘れないでください。


当院にも年間に何人も3mixーMP法を受けたという方がお出でになります。多くは治療を受けた部位に疼痛があるので来院しています。そして、変色した軟化象牙質が窩洞から発見されます。はっきりと原因除去しないまま薬剤の効果を期待する原因除去療法の基本を間違えた治療法です。そして患者さんへ迷惑をかけています。

 上のような理由から私は、この方法を全くオススメいたしません。これをお読み下さった皆様には、怪しげな効果を宣伝してすり寄ってくる療法に惑わされることなく、慎重に歯科医院を選択され、基本に忠実な正しい歯科治療をお受けになるようお願いいたします。


○3MiX-MPオフィシャルサイトHP:http://www.3mix-mp.com/ 

↑この方法を研究されている先生方のHPです。



○mixiのニュースでも この問題が冷静に書かかれていますので 、mixi会員の方は是非お読みください。



http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=44&id=507416

2009年2月10日

この頃、審美的歯科治療が脚光を浴びています。いろいろな場所で、いわゆる"審美歯科"なる言葉を私はあえて使わないと主張していますが、歯科の審美的側
面に無関心いったことではありません。むしろ、審美性には常に気をつけております。ただ、"審美歯科"という安易な使われ方や、多くの臨床家が使う"上部
だけの語感"を嫌っているのです。



女性や人前に出る患者さん、審美的要求が高い方には、健康な歯周組織のもと綺麗な修復ができるよう努力しています。



今回の症例は、口腔内の不良金属修復物で口の中が暗く見えることを主訴に来院された患者さんのお話です。



[ 症例 H.Y. ]



45歳女性



主訴:「口の中が暗く見えるので綺麗にして欲しい」





術前・正面



前歯部から不良なコンポジットレジンの充填が目につきます。こういった指で詰めたような充填がされていること自体、担当医の責任感を疑います。また、下顎
左側側切歯には、4/5冠という金合金の充填物が見えます。これもやけに目立ちます。金属と不良充填物、欠損の放置で、失礼ながらはっきりと言えば大変に
品のない口元だったと思います。





術前・5枚法







この患者さんの場合、お話をしていて前歯のみならず、口の中の充填物がかなりよく見えるしゃべり方をしています。同じような治療をされていても、それらが
目立つヒトとそうでないヒトがいます。例えば、タレントの久本雅美さんのように、歯茎がむき出しになる笑い方をされるヒトは、口の中の治療状態が他人に露
わになります。ですから、そういった方の場合はしっかりと恥ずかしくない治療が必要です。また、そういったケースでは、金属の露出は避けたいと思うのは,
特に女性では当たり前だろうと思います。



先日のブログでは、ご老人の修復で審美的側面を問題にしないので、金属冠で奥歯を修復した例をご呈示しました。反対に、今回のケースのように"金属が見え
る"といったことを"審美障害"とする場合もあります。この判断は、結局患者さんによります。すなわち、ケースバイケースであり、主観的判断も介在しま
す。同じ修復でも歓迎される場合とそうでない場合があるということです。









術後・正面







術後の正面観です。

この患者さんの場合は、前歯はコンポジットレジン修復で、臼歯はアートグラスという第三世代のレジン系修復物でインレー、クラウンとブリッジのいずれも対応しました。左右中切歯は、充填のみです。右側中切歯は、遠心の豊隆部を修整することで左右対称観を出しました。



費用の問題は別として、例えば前歯をセラモメタル冠などで修復する方法論もあります。しかし私は、まず侵襲の少ない修復方法をファーストチョイスにする考え方を基本的にします。もちろん、患者さんが見かけに不満な際は、そのまま形成すればセラミック系の冠も装着できます。



大変に口元がキレイになりました。

修復物だけでなく、歯周組織も健康的になった点もご注目下さい。









術後・5枚法







全顎的に歯周治療を施し、以前装着されていた金合金の修復物を全部除去して、アートグラスで再修復しています。二次カリエス(二次う蝕)が沢山見つかり、
かなり時間が掛かりました。ブリッジも、金属のスケルトンを作り、その表面に同材料を築盛して仕上げています。アートグラス修復では、セラモメタルクラウ
ン(メタルボンド冠:瀬戸の歯)やキャスタブルセラミックなどと比べ、少し安価になります。さらに、セラミックで生じる破折が、起こりずらいといった点も
利点といえます。一方、ステインやプラークが付き易いという欠点があります。とはいえ、口腔ケアが良好な患者さんでは、綺麗な修復がセラミック系と比較し
て安価(三割ほど)で達成できて良い材料の1つであると思います。









上下顎比較









これは術前・術後の口腔内の比較です。



術前、品のない暗い感じの口元だったのですが、金属が露出していないので明るい口元になりました。







臼歯だけ比較









第一小臼歯~第二大臼歯までの4本をアートグラス修復しました。以前の不適合・金属修復物と比べ適合も良好です。これで、審美障害は解消できたようです。



*第一大臼歯の色合いが少し白くなりましたが、シェード調整がセラミックとは違うためです。このケースは、技工所のS歯研に依頼しました。こういったカ
ラーマッチングなど、前歯部に比較して臼歯部ではさほど問題にならなかったようで気になりませんでした。この患者さんの主訴を解決するためには、前歯部の
ような色調の厳格さは必要なかったようです。







患者さんご自身が大変に喜んでいただけたことが、何よりと私も嬉しく思います。









2008年12月18日

患者さんの口の中に装着されていた金属修復物(インレーなど)を取り去ると虫歯の感染巣が出てくるようなケースが多いのです。金属などが装着されているか
ら治療が出来ていると思ってしまうのは大間違いのようです。ここでは、そういった症例でCR修復で対処したものをご覧頂きます。



充填物の下にう蝕を発見した場合、既存の充填物を除去して充填し直すのですが、そういったときにはCR修復は都合がよいのです。(もちろん、金属やセラミック製の修復方法も行えます。)

[ 症例1 ]




1



下顎左側第二大臼歯には、金のインレーが充填されていますが、辺縁が不適合な不良な充填状態です。詰め物と歯との間から細菌が内部に侵入していることも疑
われます。このような不良修復物に、金であるというだけの理由で数万円の自費治療費を支払ったのですから、この患者さんは気の毒です。



2



金インレーを除去したら、近心側(歯の前側のコンタクト部)にう蝕(虫歯)が見つかりました。下層にはう蝕が大きく広がっています。写真では隠れています
が、遠心側にもコンタクトから波及しているう蝕がレントゲン上で確認できました。これも(写真には出ていませんが、)近心側と同様に治療しました。



3



近心側にう蝕検知液(虫歯に侵された部分を染める液)に赤く染まる感染巣が確認できます。感染歯質(虫歯に侵された部分)の除去と検知液での染色・水洗を何回も繰り返しました。繰り返すことで、細菌に冒された部分と細菌を除去できます。



4



検知液で赤く染まった感染歯質を完全に取り去った後の様子



術中には超音波器具に小さいダイヤモンドチップを付けたモノを使用したり、エキスカベーターという耳かきのような小さな先端部をもった手用器具で丹念に除
去してゆきました。この時は25分ほど時間を要しました。除去状態の確認は、マイクロスコープ(医科手術用顕微鏡)を使用し拡大下で行いました。

また、近心側コンタクト部には、メタル製隔壁(マトリックス)、クサビ(写真ではブルーのモノ)やリングでコンタクト部をわずかに離開させて充填し、マトリックス除去後にコンタクトが喪失しないように形状を再現しました。(←この方法が正しくできる先生は実に少ない)



5



充填を完了し、水洗した後



コンポジットレジンという強い可視光線で硬化する材料により天然歯のように綺麗に充填を完了しました。この時、必要な解剖学的形態を再現し、小部位に分けて充填してゆきました。このため、充填操作に30分要しました。



ちなみに当院では、これは3万円からの自費治療*です。技量や治療時間など考慮されていない保険治療(3000円くらい)では著しく不採算になり、この方
法は行えません。治療価値をご理解いただき、真っ当な歯科治療をさせて頂きたいと思います。この症例のような方法では来院1回で充填は完了します。この点
は、綺麗な仕上がりと共にこの方法のアドヴァンテージです。特に余り大きくない虫歯治療ではオススメです。



*この治療費は、虫歯の状態や充填物の種類により異なります。また、充填する範囲や噛み合う歯によって、充填方法や材質などが変わります。詳しくは来院時にお尋ね下さい。







[ 症例2 ]


この方は、下顎右側臼歯が痛むことを主訴に来院されました。

症例1と同様に、保険適応12%金銀パラジューム合金によるインレーを除去して、CR充填にて修復した症例です。





古いインレー除去前



第二、第三大臼歯に金属インレーが装着されています。第二大臼歯も辺縁に歯質と金属間に著しい間隙を持っています。

(第二大臼歯は、第三大臼歯修復後に全部被覆冠で補綴修復予定)



インレー除去後



インレーを除去した状態です。黒く変色した感染歯質が認められます。

この症例では、二次的に進行したう食よりも、むしろ元々十分なう食感染巣が除去されることなく金属を充填したものと考えられます。これは、歯科医師(破壊者)による医原性疾患と言えます。



検知液で染まっています



既に、4,5回染色と除去を繰り返していますが、まだう食検知液に染まった部分が残っています。

う食検知液で何回も染色して、赤い染色部を丁寧に除去してゆきます。この操作に大変時間がかかります。



エキスカベート後



ほぼ染色部分が除去されたところ。古墳発掘現場のように穴が空いています。この後、症例1と同様にマトリックスを介してCRが充填されました。



頬側から生じたう蝕も見つかったため、深い穴が空いたように見える部分もあります。少し着色が残っているように見えますが、検知液非染色部まで除去しています。



充填後



術後の状態:天然歯のようにきれいに仕上がっています。

もちろん、術後痛もなく良好に経過しています。



充填後 ラバーダム下で



これは、ラバーダムを外した口腔内での状態



下に舌が写っています。このように舌がすぐ傍らに存在する環境を想像してください。とても、安全でドライな環境ではありませんよね?ですから、ラバーダム防湿はこの点でも必須な方法であることがご理解いただけると思います。



この症例は、自費治療です。技量や治療時間など考慮されていない保険治療ではこれは行えません。

本当の治療をご理解いただき、真っ当な歯科治療を受けて頂きたいと思います。





・・・・・



[ 自費治療費とは対価です ]



日本では、健康保険でかなりの治療が出来るようなシステムが出来上がっています。

ここで、注意が必要なのは、"治療を受けたということ"と"十分に治療が成された"ということは全く違うということです。何を言いたいかといえば、例えば
症例2の様に保険の充填物を歯医者さんに装着してもらっても、金属の下にはう蝕を起こすバイ菌が沢山取り残されていれば、再度痛くなって来院することにな
るのです。平均すると、採算の合わない保険治療では、十分な時間が取れず、"短時間診療"="雑な診療"となる傾向があります。症例2のケースは、ごく普
通に毎日のように患者さんのお口の中に見られることです。たぶん、保険ベースの荒い治療の多くで取り残しや適合不良による二次う蝕が存在するモノと考えて
います。



そのような不十分な治療と、対価を払ってこの治療のように十分な時間をかける良い治療(自費治療)を受けるのとではどちらをあなたは選びますか?



今回のような正しい方法の丁寧な齲蝕治療では、たった1本の歯にも麻酔を施す時間を含めればチェアータイムが1時間以上(平均1.5時間)かかります。う
蝕処置では微小部分を丁寧に治療する必要があります。どうか、繊細な操作を必要とする治療の価値をご理解いただきたいと思います。





*もちろん、当院も保険治療を行っておりますが、"時間がかかる治療"や"完全な治療をお望みの方"には、自費負担での治療をお願いしております。







[ ラバーダム防湿は必須 ]



○ラバーダムを使わない医院では治療を受けるな!



歯の背景の緑色の部分は、ラバーダムというゴムの膜です。これが正しい保存療法では必須であることは、世界中のコンセンサスです。世界中の教科書に"使用しなければならない"と載っています。

これを使用しないと細菌を含んだ唾液や呼気の湿気などで術野が汚染され、無菌的処置や接着が適切に行えません。当院では、歯内療法やこのような修復処置時
には必ずラバーダム防湿法を使用しております。しかし、残念ながら日本では多くの医院で(95%とも言われている)使用されていません。さらに、健康保険
の点数改正で、ラバーダムの点数が無くなりました。これも更に追い打ちをかける結果になったように思います(もともと算定だけして、実際は使用しない医院
が多かったようですが...)。





*当院では、保険・自費の区別無く、使用できる場合には必ずラバーダム防湿法を行っております。安心して治療をお受けになって下さい。





○ラバーダム防湿法の励行は、真っ当な先生の印



特に、歯内療法(根の治療)時にラバーダム防湿法を使用しないような歯科医師は、適切な診療をしないダメな先生だと思います。細菌を歯の中から除去すべき
処置なのに、逆に細菌感染を新しく起こしているのです。危険ですから、そんな医院で治療を受けない方が賢明です。真っ当な治療をしている医院を探してくだ
さい。



*歯内療法時に使用するリーマーやファイルという(ヤスリ状の針のような)小器具の誤飲防止にも必須です。誤飲して、気管に入ったら大変です。毎年かなりの数の誤飲例が全国で報告されています。ですから、ラバーダムはそういった観点からも使用しないと危険なのです。



◎当院では、多くの歯科医院でいい加減な処置をされている部分を、丁寧で正確に治療しております。これはラバーダム使用の励行だけではなく、治療全般にわたります。すなわち、後日患者さんへ迷惑をお掛けしない充分な治療のためには正確な治療過程が必須だからです。



歯茎、歯の根の治療など基礎的な治療の多くは、保険の治療が可能です。ただし、この治療のようにお時間と技術を使う治療では自費治療費を頂きます。充填方法・材質や補綴方法など選択肢が複数ある場合も多いので、治療方法や治療費などは個別にご説明・ご相談いたします。



また、巷でみられる、いわゆる「15分治療」などの短時間で雑な診療は一切しておりません。初診時には、お困りの部分のみならず、お口全体の状況を診察す
るために、多くの場合1時間以上お時間を頂いております。丁寧で安全な精度ある治療をお望みの方は、是非当院へお越し下さい。



・ご予約は、電話(03-5637-7300)でお願いします。



              麹町アベニューデンタルオフィス院長

2008年12月16日

ここに、ちょっとした治療の一例を示します。光硬化型コンポジットレジン(CR)という材料を使って、見かけ上も美しく即日完了するちょっとした治療の一例です。このケースのように問題が生じずらいシンプルな方法論を患者さんへ提示ですることも、我々歯科医師のつとめであると考えています。


[ 症例1 ]



この患者さんは、上顎の左側前歯(左側中切歯)と右側前歯(右側中切歯)の先端部(切縁)のカタチが揃っていないことによる見かけの悪さの改善を希望していました。

治療方法は以下のように幾つかあります。



1.左の歯を削り(形成して)、白い歯(セラモメタルクラウンやキャスタブルセラミック)をかぶせる方法
2.左側中切歯の表層だけ形成しラミネートベニア(薄い瀬戸モノの歯や合成樹脂や競れミック系の薄い歯を貼る方法)を切端まで処理する方法

3.切端部をCR充填して処理する方法



等々が考えられます。



このうち、1と2の方法は歯の前面の表層もしくは全周を形成する事になり、しかも費用は比較的高額になります。また精度が良くないと歯周炎やう蝕といった問題も起きるリスクを含んでいます(逆に、精度ある仕事が成されれば長持ちのする良い方法でもあります。)

一方、3の方法は変色や摩耗などは1,2に比べ劣るものの、治療費は安価であり、修整・やり直しも容易です。



注意:1~3は、ある確かな意図があればどの方法を選択しても良いわけです。その意図するところが、適切であれば問題ではありません。



tezuka1



術前:左右側の中切歯の切縁が不揃いで、審美的に問題があります。



左側中切歯の切縁から続くやや茶色い部分は深部から生じておりますが、患者さんが気にされていないので手をつけないことにしました。



tezuka2



術後:左右側の切縁が自然観を持って揃い、かなりきれいに修復できました。



左側切縁の透明感も再現されています。現在材料の向上とテクニックでこのくらいは可能です。



歯をほとんど削らずにしかも、形態や色の再現もかなり出来て治療費も抑えられるので左側中切歯切縁部にCRを充填しました訳です。





[ 症例2 ]


この症例では、患者さんは前歯切縁近くの白斑が気になり、この改善を希望して来院されました。





furomoto術前



切縁近くに白濁した白斑*があります。

(白斑周囲の黒い線は、鉛筆で書いた線が写り込んだものです。)

白斑削除後.jpg

歯を余り切削したくないという意図に沿って白斑の層のみを一層切削しました。



furomoto充填後



白斑があった部分へCRを充填して研磨を終えたところです。





*白斑とは歯を覆うエナメル質の表層から数十~数百ミクロン下の層に軽い脱灰を起こした状態ですがこれは臨床的にはう蝕(虫歯)ではありません。よって、
ブラッシングなどコントロールをしていれば、う蝕とは違って特に進行しません。そういった白斑ですが、審美的問題(観た目が悪いこと)の改善を希望されました。



他医院でパーシャルベニアやクラウンで修復する方法を奨められたそうですが、私のすすめる侵襲が少ないCR充填法を希望され修復に至ったわけです。



敢えて顔の間近で手鏡でよく観察するとCRを充填した部分は一応は判別できます。患者さん本人はその点を少し気にされるかもしれませんが、他人からはそういったことなど全く解らないと思います。このようなケースとしては、臨床上は十分成功したケースと考えています。

また、クラウンなどで修復する方法はありますが、十数万円の自費治療費が派生します。しかし今回のような低侵襲の方法で、もし将来更に希望する場合はより侵襲が多い方法を行えば良いと思います。
基本は出来るだけ侵襲が少ない方法を第一選択にしてより侵襲の多い方法はその次のステップと考えるのが合理的だと思います。


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現在、やたらに歯科医師が歯牙を切削する傾向が見られます。臨床家は補綴・修復をするときにはもちろん形成を行うわけですが、必要のない事をするような、いわゆる"オーバー・トリートメント"を行う傾向が巷に散見されます。この背景には、歯科医師側の高額治療費を得ようとする思惑があると思います。
また、例えオーバー・トリートメントであっても精度が高い仕事であれば良いのですが、精度不良では治療したこと自体が結果的に歯の寿命を縮めることになります。それは一種の医原性疾患です。



私の学生時代にはCRは強度や耐久性に劣り、安物の修復材料のように見られていました。しかし、現在では接着歯学歯科材料学の向上からケースによっては金属やセラミックに代わり得る歯科材料として推奨できるものと考えています。

修復学
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麹町アベニューデンタルオフィス 麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村真一

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村真一

こんにちは、麹町アベニューデンタルオフィス院長 戸村 真一です。

街の歯科医院へ行くと感じる嫌な感覚を皆様が受けないような雰囲気にしました。 スカンジナビアン調に私自らがエントランスから室内の隅々に至るまでデザインし、 患者さんがリラックスできる清潔で清々しいセンス溢れる空間をご用意しました。

 巷の歯科治療の嫌な記憶を思い出すことのない快適な環境でお持ちしております。気持ちよく治療をお受け下さい。

日本の医療機関のホスピタリティーは低くセンスが感じられないのが現状です。 当院の室内環境は、私の診療哲学の現れです。 また、私のオフィスでは正しく丁寧に本当の歯科治療を致します。 正に、日本の酷い歯科医療のアンチテーゼを具現したのが私のオフィスです。