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2018年6月13日

   

日本人は民族的に上顎前突の方が多いと思います。このケースも上顎の前歯が前突で適正な咬合もなく、下顎臼歯も欠損していて咀嚼機能が著しく低下していた症例です。
全顎的に補綴物を中心位で噛めるように適切に作り替える計画を立てました。


術前5枚-3.jpg

○仮歯の作製と矯正治療:


  今回は早期に全顎的に既存の補綴物を全て除去し下顎局部床義歯を含む全てをプロビジョナルレストレーション(仮歯)に置き換えました。(下の画像を参照のこと)
下顎左側第二小臼歯は残根状態で歯冠部補綴を失ったままでした. 全体的に古い補綴物は劣化していました。
レジン前装冠は前装部がすり減り殆ど崩壊していました.また全顎的に中等度歯周炎で、全顎をスケーリング・ルートプレーニングの機械的清掃(SRP)で歯周病を治療しました。

咬合器へのマウントは中心位で行ったので、特殊な咬合採得を行いました。もちろんフェースボウ・トランスファーを行い上顎は咬合器にマウントしています。

このように仮歯の作製時も最終的な補綴物作製時と同様に中心位で作製しました。
仮歯でも最終補綴物と同じ顎位で、材質が異なるだけです。仮歯で最終補綴装着時のシュミュレーションをしておき、最終補綴物へ、その咬合状態等の機能的な状況の評価や改善点が良いカタチで反映されるようにしています(*)。
 
*プロビジョナル・レストレーション とは、そういった臨床的フィードバックにより最終補綴物をより良いモノにするための役割があります

DTテック.jpg
上顎前歯部を矯正学的に移動させるので、移動後を予想して仮歯をラボで作製しました。

Doi Teruko008.jpg

上の画像の通り,かなり上顎前歯が前突しています。
前歯部では矯正治療前は噛み合っていません
今回は仮歯を装着後、矯正学的に上顎前歯前突を移動させて改善しました。

DT矯正.jpg

主に前突した上顎前歯を舌側に傾斜させ戻すことで、通常の正常な咬合関係に回復しました。

○支台築造など:

支台築造2.jpg


全顎的に装着されていた歯冠部補綴を全て除去すると、主に金属築造が現れますが、除去した時点では、不良築造の状態、すなわち軟化象牙質が残り歯質と金属築造体の間に隙間がある状態でした。これをアマルガムやスーパーボンドと言われる金属接着性セメント(白い部分)でパテのように埋めて支台築造部の形態を補正しました。
この症例で幸いだったことは根尖病巣など歯内療法学的問題が無かったために、既存の支台築造を上のような方法で修整する事で、全顎補綴治療が問題なく一様に可能になりました。


臼歯コア.jpg
補綴治療し直しでは歯周病や歯内療法の処置と同様に、外面からは見えないこのような支台築造をシッカリ丁寧に作り上げる事が長持ちする安全な補綴治療には不可欠です。
軟化象牙質など感染歯質の有る箇所は充分にそれを除去して抗菌性がある(アマルガム*などの)材料で綺麗に築造し直す事は必須です。

治療し直しで目に付くのが、築造の雑な部分です。⇒支台築造の仕方でその臨床家のレベルがハッキリと解ります。

*アマルガムは、適材適所に利用すると金属同様に扱え、細菌にも銀イオンによる抗菌性が非常に強いので、良い効果が得られます。昨今,毒性云々だけが異様に強調されますが、築造材や金属修復物の咬合圧がかかる部分へ充填するなど、欧米では保存や補綴の専門医が適切に使用しています。

アルタードキャスト.jpg
下顎の金属床局部床義歯の印象は、アルタードキャスト印象法を行いました。
これは機能印象法の一種で義歯床内面と粘膜を高い精度で適合させ、床内面を適切な圧で常に軟組織に接触させるための方法論です。この症例のような金属床パーシャルデンチャー遊離端の場合には、金属フレームを利用してこの印象法を行う事があります。

挺出2.jpg
下顎左側第二小臼歯がほぼ残根状態だったのでゴムで上方へ挺出させて、挺出後は綺麗に金属で築造して歯冠を補綴しようと考え、上の画像のような治療を行いました。
提出後は周囲歯周組織、特に骨の生理学的状態(生物学的幅径の獲得)を修整するために小範囲の手術を併せて行いました。

○最終補綴物作製:

技工.jpg

画像の赤いモノはワックスで作った歯冠(これが金属補綴物に、鋳造によって入れ替わります)
セラモメタルクラウンでは、金属の上にセラミックを盛り上げて、七宝細工のように焼き上げます。

DT.前歯cm.jpgこのようにリアルで綺麗なクラウンが出来ていますが、この段階では連結されていない1歯ずつ個別に作製されて下記のようにロウ着されます。このケースでは連結されたように見えない自然観が表現されるので自然な修復には後ロウ着(下記記述参照のこと)を使用します。

ロウ着コア.jpg
前歯部は矯正したので、矯正が完了した時点の状態(仮歯が互いに接して並んだ状態)で前歯部は連結固定しました。これは矯正の後戻りを半永久に回避させる補綴学的な治療方法です。

ロウ着後前歯.jpg

連結はロウ着する方法を採り、口腔内の状態を石膏で固めて口腔外に取り出して、その3次元的位置関係を高精度にロウ着で再現し固定しました(この方法を後ロウ着と呼びます)。

セラモメタルクラウンはロウ着面を金属部分隣接面に設定できるので、キャスタブルセラミッククラウンなどとは異なり、こういったロウ着による連結冠には、大変都合が良い丈夫で綺麗な審美的なクラウンと言えます。

技工全般は顕微鏡下で行われ、ワックスアップなどは石膏模型と数十ミクロンレベルの精度で形成されたマージン部にジャストフィットする様に行われているのは、当院のデフォルト=お約束です。


○最終補綴の設計など:

術後2.jpg

この症例では、金属で出来た機能咬頭が 下顎の金属咬合面部に噛み合う様に、咬合圧が集中する部分にはセラミックではなく金属同士が噛み合うようにしています。

金属同士で咬合する最も安全性が高い方法は臼歯部に咬合圧が掛かりやすいタイプの方にはオススメしています。

この患者さんは趣味で行っているマスターズ陸上の現役選手であるため、強く臼歯を噛み合わせても心配しなくて済むように、金属同士の咬合形式を採ることにしました。


スマイル&横顔.jpg

矯正治療の効果で上顎前歯部の前突状態は完全に改善されました。

そして、綺麗な笑顔が術後獲得出来ました。患者さんにも喜んで頂けました。


治療へおいで下さい:

我々麴町アベニューデンタルオフィスは、今まで多くの症例で治療し直しを行ってきました。
治療の規模や範囲に限らず、我々は治療が出来るケースと判断出来れば、原則的に
お引き受けしています(症例を検討して判断します)。

治療し直しをお考えの方は カウンセリングを受け、どうか治療をご検討下さい。

最近、従来では起こらなかったような簡単な虫歯の再発が目立ってきました。今後更に再発が安易に生じる傾向が出てくると想像しています。早い治療し直しが将来の悲惨な歯科疾患の再発を防いでくれる唯一の方法です。気になる歯の治療し直しはお早めに!

当オフィスは電話予約制です。

また、過去に全顎的治療し直しを受けた方々は、一様にその後健康で若々しく生活が送れるようになっている様です。

私の全顎的治療し直しは、中心位で機能的な噛み合わせを綺麗に設定することにより、治療をお受けになった方は咀嚼機能の向上と食べる楽しみを得て、より健康的な生活を手に入れているようです。   



















2018年6月 7日

  

  今朝のTV朝日のモーニングショーは、細菌フローラとロイテリ菌の話でした。

我々の体内や体表には。数百種類の細菌が存在して、細菌叢(細菌フローラ)を構成しています。
そして、乳幼児から出来はじめたフローラは、個々人で、全く異なる固有のフローラを構成しています。人間の細菌叢は人間の数だけ存在して全く異なります。


tamakawa.jpeg

京大農学部出身の 玉川徹氏が黙っていませんでした。彼は健康オタクで意外に風邪や病気に弱い。だから腸内フローラには興味津々だったようです。

○ロイテリ菌とプロバイオティクス:

20 世紀のはじめMetchnikoff は、ヨーグルトを摂取すると、腸内にLactobacillus 菌叢ができ、腐敗菌の増殖を抑え自家中毒を防ぐことができると主張した。これは、「プロバイオティクス」の概念の誕生とみることができる
プロバイオティクス (probiotics; PB) という言葉は, antibiotics に対比される言葉で, probiosis (共生) に語源を有する. 最初に PB という言葉が使われたのは 1965 年と言われているそうです。

細菌を体内に加えて、細菌叢のバランスや、ある種類の細菌の死滅、もしくはある種の細菌の増殖や活性化が起きるなど様々な変化が起きることが有り得る。それ等にに派生して疾患の治癒や予防に何らかの貢献が出来るように細菌叢への生菌、もしくは死菌の添加で、保健活動への応用も可能と思われる。そういった細菌の合理的な利用を目的とする方法論と言えます。

img_reuteri_large.png

○バクテリアセラピーの世界:


○ロイテリ菌の効果:


ロイテリ菌は一種の乳酸菌です。細菌叢内に存在する細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類が存在しています。ロイテリ菌には悪玉菌を減らし、善玉菌と日和見菌をバランスよく増やすような働きがある事が解りました。  そうして、細菌叢を安定させることがロイテリ菌の働きには有る事が解っています。


もともと、ヒトの体に存在する菌なので、ヒトの体に住み着きやすいのが特徴です。また、胃酸や胆汁に強く、他の菌よりもヒトの体で生きる力がとても強いといえます。

ロイテリ菌は、ロイテリン(3-hydroxy-propionaidehyde)という抗菌物質を作り、病原菌に対する拮抗作用があります。この機能がピロリ菌を抑制したり、悪玉菌を抑制することで動脈硬化を軽減するといわれています。

免疫システムをコントロールし、アレルギーやアトピーを改善に導きます。スウェーデンの医科大学病院などでは入院患者の免疫向上のためにこのロイテリ菌が活用されています。

ロイテリ菌は、薬ではなく、天然のヒト由来の乳酸菌です。どんなに摂取しても副作用がなく、安心です。


ロイテリ菌は、サプリやヨーグルトとして摂取可能です。以下の製品は都内スーパーやネットで購入可能です。


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○ロイテリ菌を健康管理や歯科疾患の予防に上手く利用しましょう!:

  ロイテリ菌はサプリメントやヨーグルトのカタチで、容易に日常的に摂取出来ます。
副作用もないため,日常的に服用することで、口腔内の我々に不都合な細菌感染症を予防して、口腔内環境を健康な状態でバランスよく保つ事が可能になります。

ただ、あくまでも口腔内疾患は、歯科医や歯科衛生士によって、感染の局所からの除去、すなわちう蝕治療や歯周病治療を行うことが前提です。
その上でロイテリ菌の効果を期待する事が原因論に則る科学的な定石です。  

口腔内局所の細菌叢を放置したまま、プロバイオティックスを利用する事は不充分で、確かな効果が得られないだけでは無く、再発し易いと考えられます。


歯科治療をシッカリ終えた状態で、ロイテリ菌など、プロバイオティックスの効果で健康を維持して、口腔疾患も予防しましょう。

歯科医院でもサプリが置かれている医院もありますが、歯科治療を行うことも同時に必要で、サプリだけで口腔疾患が防げ,健康維持できる訳では有りません。
















2018年5月28日

  


○歯の破折とは?:

  最近は歯科関連記事に歯の破折や歯根破折という言葉が増え始めている点が気になります。
例えばこの記事では破折と歯周病が抜歯で歯を失う原因だと説明されています.
私は、2013年頃から短期間に患者さんに歯根部破折を含む歯の破折が増えていた現象を経験していました。私は当時,この傾向に驚愕していました.しかし同業者に聞いても余り彼等には、そのような破折の増加傾向の認識はなかったようです。しかしこの頃は少し認識が変わってきたように思います。
多くの臨床家が臨床の場で、歯の破折現象に徐々に遭遇する頻度が高くなってきたのでしょう。やっとその異常性を認識し始めたようです。

著名人にも多かった歯の破折は各々が実際に経験したことを素直に語られた実態のように思います。私は当時、こういったネット上の記事やSNSをよく読んでいたので、歯の破折現象が頻発した異様な事象が自分の勘違いでは無いことに自信を持っていました。

歯牙破折.jpg
白矢印部のようなクラックラインがみられます。一般に歯牙破折の場合には、知覚過敏症状が出るのでよく解ります。一方、従来からそういった歯牙破折ではない、高齢者に認められる生理的な問題とならないラインもあります。そういったモノは症状が無いので心配は要りません。

さらに、当時は橋本病の患者さんが沢山来院した経緯を考えると国内は3.11後に政府発表通りに、いつも通りに生活して内部被曝してしまった方々が多かった事が想像されます。

上のリンクした記事にも書かれているように、石灰化組織の骨や歯がCaと親和性が強いストロンチウム(Sr)が入り込む事は私も良く知っていました。
そういった内部被曝で歯の破折を起こす原因になることはチェルノブイリ事故以降は世界的には常識です。私のオフィスにも歯牙破折の患者さんが沢山来院されましたが、その中で従来と異なる傾向に、エナメル質だけがスライスされるように破折するケースが幾例もあった事です
図1-2.jpg
上の図のように、エナメル質がスライスされたように破折するケースも幾例も遭遇しました。


○何故 臨床医は症状を無視するのか?:

むしろ震災後、180度表向きの認識を変えて実態を隠蔽し始めた日本国内の異様な空気では、まるでそういった被曝事実自体が存在しないかのように見えない圧力で国民や医師までも無言で制止していたように思います(未だに続いています)。

または面倒な事に関与したら監督官庁に睨まれて保険報酬さえ奪われてしまいかねないという疑心暗鬼を生じている様にも思います。このような臨床医にも目に見えないバイアスが無関心や無視へ向かせた原因になっていたという実態もあるように思います。これが、私の一医療人としての日本国内の事実隠蔽によって作られた空気に関しての率直な感想です。

今こそ実際に臨床で直面した事実は嘘偽りの無い事実として、認め、その原因と対策や予防策を考えることは医療人の責務のはずです。
安易に上のような世相に流されて、医療人としての役割を忘れてはなりません。

放射性物質のSrは水溶性が強い核種ですから、事故後に大平洋に拡散したものは大平洋を高度に汚染して海洋生物も被曝しました。
すなわち、特に魚貝類は汚染されました。
このような事態を反映して、
検査済み食品を販売する会社でも、政府検査では意図して割愛されるSr検査が真面目に行われています。

特に太平洋岸の魚を食べることからSrなどの放射性物質が我々の体内に入り、内部被曝の原因になることが理解出来るはずです。
そして、Caに親和性が強いSrならカルシウム豊富な硬組織の骨と歯には入り込む事が理解出来ます。このような汚染食材を学校給食や老人施設では多量に使用している悪行が継続している実態を1人でも多くの国民に知って頂きたいと切に私は思います。こういった食材の使用は風評被害払拭策として福島JAなどと福島県が意図して行っていることをよく理解して下さい。これはすなわち、公的組織が作る世界的に蛮行と認識されている傷害行為に成り得ます。
。また、優勝力士が在籍する相撲部屋には福島米1トン他多くの福島食材を贈呈している事実も付け付け加えておきます。
このように我々の体内で放射性物質が内部被曝を起こす状況では、チェルノブイリの経験から人々の歯が割れたり折れたりする現象が多発したことが、東欧の専門家や日本から非政府組織で東欧へ医療ボランティアへ赴いた医師達の経験からも明かで、この事は否定出来ない真実と言えます。


チェルノブイリよりもより厳しい事態に陥った高度に汚染されたレベルセブン(レベル7)の日本では、東欧と同様かそれ以上に多くの歯の破折事例が起きても全く不思議ではありません。
虫歯が無い歯が痛む時には歯牙破折を疑えとのブログを以前私も書いています。このように震災前,従来から有髄歯でも非生理的ストレスが掛かった場合には破折する事がある事実も、歯科医でも認識が低い先生が診断できないので皆さんは忘れないでいただきたいと思います。
またこのように、今日本国内で震災後に頻繁に歯の破折が生じているのは、科学的な根拠のある事実です。

ただ、震災前からごく最近までは歯牙破折が歯を失う原因だといった事が言及されることは殆どありませんでした。
しかし現実に臨床で歯の破折が増えていることを認識すれば、歯を失う原因の一つに歯の破折が有ることが言及されるのも必然性があります。

よって、昨今歯の破折云々を語る歯科医師や医療関係者が多くなっても全く不思議ではなく,むしろ必然性有る現状の反映と思います。


また、先日のブログ記事でも私が言及した通り、歯の破折(歯根は節を含む)が多くなったことから、特に、昨今は歯内療法を行って根管充填された歯を放置して歯冠部補綴をしないままにする患者が多くなっているので、その場合には破折し易いため、可能な限り早期にクラウンやブリッジで歯冠補綴する事の必要性が重要になってきたと考えています。すなわち、根管充填された歯は即刻、歯冠補綴し歯を安全に保存が出来るようにすべきです。

現在通院中の患者さんにも根管充填したまま歯冠部補綴をしない、もしくは補綴を強く勧めても直ぐに治療することを希望しない患者さんもいますが、よく考えて補綴する決意を歯の安全な保存のためにも、是非ご考慮頂きたく御願いしています。

先日まで福島の小児甲状腺がんは、スクリーニング効果で生じたことで原発事故由来の内部被曝により発症したのではないと、言い張っていた専門家もようやく、詭弁を翻して内部被曝に因る障害であった事実を認め始めました。、日本の原子力ムラも少しだけ態度が変化した様に思います。


政治家や官僚が事実隠蔽し責任を誰もとらない事から、日本国内では市民レベルにも同様な無責任で教育でも何でも無い実態が常態化し始めたようです。日大までも組織的隠蔽で真摯な姿勢で記者会見までした二十歳の青年の人格さえも守ってあげられない非情な措置を恥ずかしげも無く露呈しています。

○オフィスにおいで下さい:

我々麴町アベニューデンタルオフィスでは,震災前から破折歯への対応や処置を行い続けています。
歯冠部エナメル質に限局したケースでは即座に歯冠修復物を装着する事で、保存したケースもあります。全くのケースバイケースですが、可能な範囲でより良い歯の保存を目指しています。

広く歯科治療のし直しを行っております。治療の説明や相談だけを行うためにカウンセリングを行っていますので、治療概念をより良く理解して完全な治療を行うためにも是非お受け下さい。電話予約お待ちしています。


*昨今、簡単な治療でも途中で止める方が多数出ていますが、結果的にその歯を失う事に繋がります。最後まで社会人として真っ当な常識をもって、ご通院下さい。

また,免疫力低下を反映してか、過去に治療したう蝕治療の再発が顕著になり始めています。
震災以降、歯科領域での著しい再発や歯科疾患の頻発が近未来に一挙に起き得る状況を想定して、我々のオフィスでは、非常に強い危機感を持っています。

こういったリスクを心配され、気になる部位がある方は是非、治療し直しを早急に行う様に御願い致します。



○SNSから一つ:













2018年5月15日

  


今日は、簡単に重要な歯科知識をお伝えします。

下の画像は、50台男性会社員ですが,歯周病の有無をチェックにおいでになってブラッシング指導の際に口腔内を歯垢染色したところ画像のような状態で歯が染まっていました。
 本人はよく歯ブラシは行っていると語っていましたが、画像のように歯の表面2/3程は磨けていますが、歯肉に近い歯頸部が赤染した歯垢が残り殆ど磨けていませんでした。

こういった結果から、この方は歯ブラシの当て方も確認しないで、横磨きでいい加減なブラッシングをしている事が明確に解ります。→ 歯周ポケット縁上の歯の表面に上手く毛先が当たるように指導しました。


歯垢染色例.jpg

Butler #2111-pics.jpg
当院ではこの歯ブラシ(Butler #211)を推奨しています。これは世界の歯周病医が推奨するブラシです.ブラッシングし易い良い形態とブラシの特徴が有ります。


IT正面観.jpg

上の画像は歯垢染色していない状態ですが,歯頸部に沿ってごく初期の軽いう蝕様の脱灰(白斑)がみられることから、ブラッシングチェックと歯のクリーニング及び歯頸部のためにフッ素塗布を併せて定期的に行うことにしました。

麴町アベニューデンタルオフィスでは患者さん個別に歯並びやブラッシング状況に合わせたブラッシング指導を行っています。お子様からご老人まで丁寧にご指導しています。

ブラッシングは全く難しい作業ではありません。皆さん,早く自分に適したブラッシングのコツを身に付けてう蝕や歯周病の無い健康的なお口を手に入れましょう!

保険でのう蝕治療や歯周病治療を行う場合はもとより,ご希望に応じて刷掃の説明や指導をさせて頂きます。
保険治療のルールに規制され無いブラッシング指導のみ*も自費で行っております。(30分自費5千円〜)

 *保険治療のルールでは歯ブラシだけの予防処置は行えません。また、フッ素塗布も自費治療でのみ可能な処置です。

お子様に特にオススメしています。

う蝕が無いお子さんも今一度ブラッシングをチェックしましょう!


















2018年5月14日

  


  ある患者さんが上顎左側.側切歯(2番)部が腫れて痛いとの主訴で来院されました。
下の画像の白矢印の歯が主訴部位です。写真では根尖病巣はそれ程大きく見えてはいませんが,患者の言では以前他院で治療してもらったが、治療完了しないまま放置していたそうです。そして,「細菌が入り込んで腫れたのだと思います」と語っていました。

画像には写っていませんがこの側切歯の舌側には治療で開けた開口部が仮封材で封鎖されていて、その仮封材を除去したところ、前医が根管に調薬するために入れていた変色した綿栓が出てきました。
このように仮封したまま放置して仮封材の隙間から根管内に細菌が入り込み、併せて歯髄の壊死物質が内部にまだ残っていれば根尖外に移出し、それ等が抗原と免疫細胞に認識され根尖病巣を作ります.そして今回のように急発症状で苦労することがあります。

例え,根管充填されていても歯冠部の変色が生じる事もあります。ましてや根管充填されていないままの場合には褐色に歯冠部が変色するケースもよく遭遇します。

根充後の心得01.jpg


この患者さんのパノラマX線画像を観て解ることは、過去に根管充填された歯が幾つも有りますが、大臼歯だけはさすがに補綴しないと噛みずらかったからでしょうか、一応金属冠で補綴されていますが2,3 本の小臼歯では根管充填された歯は、根管充填だけされたまま歯冠補綴されないでいます。これ等各々の咬合面開口部はコンポジットレジンで封鎖しただけの状態です。歯冠補綴を行わないままで放置されていました(*)。

このような状態で放置された時の問題は以下に述べるコロナルリーケージのリンクを参照して下さい。また、もちろん歯冠部が破折することも多いのが常です。

一般に保険治療主体の治療を受けていた患者さんでは根管充填された前歯部〜小臼歯部では開口部を封鎖しただけで放置されていて、治療が完了したと勘違いしている患者さんが多いように思います。

歯冠補綴治療を受けない患者が多いのは、歯科医が正しく治療概念を殆ど説明しない短時間診療体制が多い国内の保険診療主体の呆れた実態が関係するようにも思えます。

歯冠補綴しないで放置することのリスクを歯科医が一言も説明していないのは、金属とセラミックなど審美修復物を噛ませて、破折する状況にあっても黙っている状況と全く同様だと思います。

そして、今回も(根充後の画像にはありませんが)、上顎右側側切歯は根充後に歯冠部補綴の必要性を説明して、このまま放置すれば歯冠部の破折などトラブルが生じやすいので、今回こそ、歯冠補綴治療完了まで必ず通院して欲しいと常識的必要事項を私は全て説明しましたが、その後来院しないまま今回も放置されてしまいました。この方は、こういった注意に対しても全く危険性への想像力が働かないようです。

この方は、根管充填まで至ったのでまだマシです。最近では、歯内療法の根管治療の途中で通院しなくなる理解不能な妙な患者も多いので、そういった患者の理屈が理解できない幼稚な精神性には呆れ果てます。

適切な根管充填後の前歯部の断面図:

適正な支台築造2.jpg

根管に朱色に色づけされた部分が ガッタパーチャと呼ばれる樹脂製の根管充填材です。根管充填材の一部を除去しその印象を採得し、石膏模型を作り技工所でジャストフィットする金属鋳造支台を作製しておきます。出来上がった支台は根管に図のようにセメント合着で装着します。
 *支台には既製コアとレジンを利用し支台築造(支台を作ること)するケースなど材質や方法には幾種類もあります。

このように、根管充填後は、金属などで支台(いわゆる土台)を作製して根管内へ装着して周囲を適切に形成し印象採得して精度の高い歯冠補綴物を装着すれば、この治療は完了します。 


ここで、支台と供に歯冠補綴物が精度良く出来上がっていることが最重要事項です。


このように歯冠補綴物が支台周辺を形成された部分(マージン)と精度良くジャストフィットで装着されている事でいわゆる コロナルリーケージと呼ばれる歯冠補綴物のマージン部に生じる隙間と支台に生じる隙間から根尖方向へ根充材の隙間を介して続く隙小空間の通路が出来ないで済みます。コロナルリーケージがあれば、この通路を通り口腔内細菌が根尖へ移動して根尖病巣の再発が生じます。


このようにステップワイズに割愛しないで治療が行われて再発リスクが低い安全な治療が完了します。 

歯内療法を始めた場合には、ここまで一連の適切な治療を行って歯内療法に派生する治療は完了します。


これは通常我々が歯科常識として患者さんには説明することです。最後は歯冠部を補綴することは、特に我々がお話するまでもない患者さんにとっても常識のはずです。

この患者さんのように、歯冠補綴治療が必要である事を、全く初めて聞いたようなふりをして来院しなくなること自体が全く恥ずかしく大人とは言えないダメ社会人を露呈しています。常識人なら極めて恥じるべき子供じみた態度です。

例えば、会社で多くのクライアントや同僚と会話をする責任有る社会人なら大切な治療のはずです。前歯1本も立派な大の大人が最後まで治療を完了出来ないで それを放棄するのは、  全く大人として恥ずかしい..... 


この患者さんのように、歯内療法の治療を完了出来ないで平気で放置するような人間は、大人としての常識が無い子供じみた人間です(大人の幼稚化)。今回の治療でも側切歯という他人からみても最も目立つ前歯部の治療さえまともに出来ない訳です。このように子供じみた常識が欠落した大人が日本社会に増殖していて私は大変に不安になります。

この方のように、治療途中で転院して来る方の殆どが、よほどの理由が無い場合以外は、当院でも同じく治療途中で通院しなくなる事が通常です。

このような方は、コンプライアンスが無い人間として我々もそれ相応の扱いで対応する他有りませんが、予約キャンセルして来院しないような社会人は、歯科保健はもとより常識が欠落している人間故に、我々には何もこういった方へは出来ることがありません。 


このような社会人とも思えない方々が患者に最近増えてきたことは、官僚や政治家など公人が平気でワイセツ事件等トラブルを起こす異様な国内環境を反映しているようにも思います。





当オフィスから一言:


 このブログ記事のように、治療概念を皆さんが適切に理解出来よう巷の歯科医院での不充分な説明を補完しています。

   当オフィスにご来院頂いた皆様には、上に描いた様な非常識で社会人として恥ずかしい認識の誤った姿勢を採らないで、治療の重要性を理解して治療完了して頂けるように厳に御願い申し上げます。


























2018年5月 6日

 
 
この患者さんは前歯部の審美障害、清掃困難による補綴治療し直しと義歯を装着していなかったので義歯作製も併せて希望し来院された。

IS 術前5枚.jpg

下顎大臼歯部・頬側面歯頸部には大きなう蝕があります(アマルガム等で修復しています:完成時画像参照のこと)。
また上顎前歯部に限らず、この数年内に作られたにもかかわらず既に削れている不良補綴物(下顎右側)もあり、これら過去の補綴物は全て治療し直しました。
また、上顎の両側大臼歯は重度歯周病(P4)で保存不可能であったために抜歯しています。(この部分に義歯が必要となりました)

TEK.jpg

患者さんはまず上顎前歯の補綴物の審美障害が気になっていたようです。補綴物に通常の前歯の幅径を割り当てられない場合には、このように少し歯がオーバーラップしたように見せて、すなわち側切歯の幅径を細く見せる方法で繕うことが有ります。方法論としては有り得ますが、今回は画像の仮歯が示すように特にこのような方法を使わないで素直に幅径を割り当てることで見かけ上問題のないブリッジになりました(完成した最終補綴物参照のこと、画像の仮歯は補綴物除去直後のものです)。

○最終補綴物:


技工作業模型.jpg
ブリッジやクラウンをセラモメタル(セラミック)製で作製しました。

IS義歯.jpg

そして、上顎臼歯部の欠損部を中心に機能的円滑な咀嚼活動を得る為に義歯は犬歯にIバー(RPI)を設置した維持装置(第二小臼歯には敢えて維持装置を付けないことにした)にし口蓋部を一部覆う金属床を備えた局部床義歯を作製して左右バランスよく高い咀嚼能率を得られるような安全な可撤式義歯を作製しました。

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   *完成時の上顎咬合面観には敢えて義歯は装着しない状態で撮影しました。

完成正面観jpg.jpg
前歯部の審美的でない形態は修整されて、セラミック製歯冠補綴で若々しい印象になりました。60代でも現役で店では綺麗な口元で接客していらっしゃるのでしょう。これこそ歯科治療の効用です。

また、術前の前歯部のカタチでは歯間部に入り込んだ食物残渣や歯垢が清掃困難であったものが歯間ブラシで清掃し易くなりました。今後,口腔ケアが治療の予後を左右します。

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この患者さんは、術前には装着してなかった義歯を使用できるようになったことで食事では不自由なく何でもよく食べられるようになったそうで、我々としても大変喜ばしいことです。
また,上顎前歯部他のセラミック冠による綺麗な補綴も、会社で多くの接客をされる患者さんにとっては好ましい印象を与えられるようになった事を大変に喜ばれていました。
このように、患者さんの生活の質を向上させる(QOL)ことを我々が手助けする事が21世紀の歯科医師に課せられた使命でも有ると私は思っています。

今回の治療では、従来まで世界的に歯科界で長く行われてきた局部床義歯による欠損部補綴を作製しました。もっと若い先生方に正しいカタチでこのような補綴方法で治療してもらいたいと思います。
とかく、欠損部をインプラントで治療することを第一選択にする方針を採る歯科医師が増えているようですが、 今回のような方法では歯周病が発症しても義歯を維持する残存歯や鉤歯は治療出来るし、一方義歯が壊れても比較的簡単に修理出来ます,高齢化社会では最も汎用性のある補綴治療方法だと言えます。

目先の治療費獲得を優先し過ぎて、患者本位の治療方針を採れない同業者には大変残念な思いを抱いています。
今後歯科界がこういった観点から診療姿勢を反省できれば患者さんから信頼される業界として復活できるだろうと思います。歯科医師への反省をこのように促したいと同業者の1人として私は強く思います。


○ご予約下さい:

麴町アベニューデンタルオフィスでは、従来型の安全で長持ちする保守的な治療方法や補綴方法で安心してお使い頂けるこのような安全な義歯を日常的に作製しています。

最新の治療を強調して、長い期間の安全な使用を保証できない治療方法は高齢化時代には誠に不親切で患者本位とかけ離れたものだと思います。
我々の上の世代から行われ続けて良い評価を既に得ている治療方法や補綴方法を第一選択として患者さんにはオススメして,長期の使用に耐える良い補綴方法や治療を行います。
電話予約して下さい。



































2018年4月16日

  

 

  最近のブログでも過去を振り返っていますが、先日ブログで書いたように咬める(噛める)ように口腔内を治療し直した患者さんは一様に皆若返った様に生き生きしてように見えることを一種のエピソードとして書きましたが、やはり噛むこと自体の重要性も問題にすべきだと思います。

   最近では多くの歯科関連の科学的知見が報告されています。その中に、充分食事中に噛むことで刺激が中枢に伝わって脳細胞を刺激してその結果、このように脳細胞が活性化されて認知症予防に噛む行為が非常に有効だと言われ始めています。現在ではこれは科学的根拠には諸説有るようですが、現象面では一種の定説になり始めています。


インプラント治療は他の治療と比較して優位性はあるのか:

  既に私は、インプラント(人工歯根)では噛み応えを感じ無い事をブログ記事で解説していますが,人口歯根で治療するのではなく、まずは自分の歯を残すことはある意味で生物学的に優先されるべき事だというのは今更言うまでも無いことだろうと思います。

では、インプラント治療する事の意義はどこにあるのでしょうか? 
既にかなり科学的研究が進んだインプラントの大きな利点を理解することは前提です。

歯周病治療を故意に放棄し抜歯してまで積極的に人工歯根を顎骨に埋入することが歯周病治療で自身の歯を残すことよりも患者さんに大きな利点があるとまでは未だに言えないのではないかと考えています。

インプラント周囲炎の発症リスクの事や諸々の人工歯根の長短所と治療費など総合的に考慮すれば尚更当然のことだと思います。

たぶんこれをお読みになった方も、担当医に「抜歯して人工歯根を植えるような治療方針」をいきなり聞けば多くの方は、それがかなり乱暴なことだと認識する方が多いだろうと想像します。

物事は天秤で重さを比較するように、物事の大小や重要性を比べることが理屈を考える際には重要です。更に費用対効果も加味すれば、インプラントを行う治療費や例えばインプラント周囲炎が生じたとすれば、それに派生する費用や心労にまで考えが及べばインプラント治療の他の治療に対する優位性が揺らぎ、インプラント治療に対してその優位性へは懐疑的に思えることが普通ではないかと想像します。


  一方,現代では歯周病学は科学的根拠に基づいた治療が確立し円熟した学問体系を構築しています。よって歯周病を充分に勉強した歯科医ならかなり進行した歯周病でも人工歯根を使わない従来の治療方法でも解決が可能なケースも有ります。ですから,昨今来院する患者さんに多くいるように「前医から歯周病の歯を全部抜いてインプラントにしましょう」とまで言われるケースに対しては私は歯科医師として私は強くその方針の正当性を主張できないと考えています。


認知症と噛むことの重要性:

   最近ではかなり多くの知見が介護関連の組織や大学関係者から認知症と歯科治療との関連性に関して報告されています。この記事では細かい出典など割愛しますが、解りつつあることを大まかにまとめてみます。

まず、自分の歯を多く残して使っている患者さん(例えば20本以上)は、歯を沢山失っている方に比べて概して認知症の発症率が低いことが解っています。

また、入れ歯が必要な状態でも入れ歯を実際は使っていない方や入れ歯が口に合わないまま放置している患者さんは入れ歯を上手く噛めるように使用している方に比べて認知症である率が高いことも解っています。
  噛むことと認知症との影響云々と言うよりも、認知症の患者さんは概ね自分の義歯が不調なことの認識が出来ていないことが多いと考えることも可能です。 当院でも認知能力が低下した方では不調な義歯を医院へ行って直す事を考え及ばないことが多いことも私も過去の診療経験から解っています。

また、一部自分の歯を残している局部床義歯(部分入れ歯)でも、また全く歯が無い無歯顎に使う総義歯(総入れ歯)に関しても、充分に機能して噛める入れ歯を使用している患者には認知症ではない健常者が多く、逆に口に合わない総入れ歯を使う方々の場合には認知症患者がかなり多い事も解っています。

すなわち総じて入れ歯を利用する方の場合には、よく噛める義歯を使用する患者では、
認知症の患者は少なく、逆に認知症の患者さんは上手く噛めない義歯を放置して装着し続ける方が圧倒的に多い事が解っています。

一方インプラント使用者と認知症発症率とは関係があるのか?といった事も気になります。
認知症発症率とインプラント使用率との相関性を明言することは難しいと思いますが、日本では全く自分の歯が口腔内に残存していない無歯顎堤に人工歯根だけで上部構造(広い意味での義歯)を支持したタイプのインプラント治療を受けた患者でも、また無歯顎堤に総義歯(従来型の総入れ歯)をいれ使う患者でもどちらの場合でも噛める状態で義歯を使用している方は認知症患者は極めて少ない事が解っています(総じて健常者が多い)。

たぶん、歯が残っていない(残存歯がない無歯顎)方、すなわち歯根膜からの噛み応えを感じ無い状態の方でも何らかの他のメカニズムで脳へ刺激が伝達されて脳の活性化が担保されていることが想定されます。

学会で科学的エビデンス有るコンセンサスはまだ得られていませんが、良く噛める義歯によって咀嚼筋の機能的咀嚼運動が円滑に行われている場合には神経線維により脳へこの刺激が伝達されることで脳細胞への適切な刺激となり脳の活性化や健全性が担保されているのではないかと私は私は想像しています。

よって、インプラントの上部構造でもいわゆる可徹性の入れ歯でも口に合う噛める義歯(広い意味での義歯)を使い適切に口に合った義歯で咀嚼が行えている事が最も重要だと思います。

すなわち、義歯は噛める状態に維持されることが認知症予防には栄養摂取と同時に大変重要だと言えるでしょう。

換言すれば、私は認知症予防のためにも義歯は噛める状態に常に維持すべき だとここで強く主張したいと思います。

 ◎認知症予防の観点から:
もし患者さんの義歯が口腔内で顎堤に合わない場合には、速やかにリベースして修理し噛める入れ歯の状態に維持し続ける事が重要だと考えらます。

皆さんも、もし義歯を使用されている場合には噛める状態の義歯へ今お使いの義歯を修理して良く噛める状態を維持し続けて下さい。

たぶん、こうした極く真っ当なケアが認知症予防にも非常に有効だと思います。

さらに、介護士や医師の方々にも歯科的な認識を高めて頂き、関わった患者さんへ噛める義歯への治療をススメてもらえば、高齢者医療の充実やQOLもより良い状態に出来ると思います。

できましたら、医師や介護師の方々にも歯科的配慮を持つ視点を持って頂けるように歯科医師の私は切に期待しています。

  
   義歯をお使いの患者さんはもし義歯の定期検査を行っていなければ、数ヶ月に1回の定期検診で歯科医院で義歯のメインテナンスケア(調整や修理、リベース)が行えるうように担当の先生へ是非御願いして下さい。

  


















2018年4月15日



昨日,新幹線で西の地域から来院された患者さんは、歯科医の不注意な治療でセラミック冠が破損して困惑しています。

Sjpg.jpg

これ↑が口腔内全体のレントゲン画像ですが,かなり歯周病が進んだ箇所があります。
長い期間通院していながら適切な治療が殆どされていなかったようです。巷に多い口だけで治療したと語る不良な歯科治療を延々と受けていた気の毒な患者さんです。


SI.jpg
今回のもう一つの問題点は、左側のセラミックアンレーが割れて脱落し歯質がむき出しになっている事です(第一大臼歯は歯冠部が欠けて無くなった事が解ります)。

左側下顎第一大臼歯には以前、セラミック製のアンレー(大きな詰め物)が装着されていましたが,噛み合う上顎第一大臼歯の金属インレーと強く噛み合っていたために割れて脱落してしまいました。


日本の歯科医療で奇妙で危険な事は、セラミック冠と金属冠(や金属インレーなど)を咬ませるような治療を平気でする歯科医が巷に多い事です。
かなり前から私は患者さんへ呼びかけている事ですが、昨今の審美志向が強い状況の中,審美修復を希望する患者の意向に合わせて白く自然観があるセラミック冠や詰め物で治療しても咬み合う歯に金属(金属冠や金属インレー)が装着されている時には、同質のセラミック製修復物に交換してセラミック冠同士が噛み合う様に治療するべきということです。
全てこれは歯科医の常識です・歯科医が患者へ噛み合う歯も治療し直す必要性を提案することが歯科治療では正しい道理のはずです。

もしくはそれが出来ないのなら噛み合うポイントだけでも金属にする必要があります。審美性を特に要求しない方の場合には、セラミックなど審美的材料を使わない金属冠で補綴する事が最も破折の危険性が無く安全な治療方法です。
私は臼歯部の場合には審美性の要求が無い方には普通の金属冠をオススメしています。


とにかく金属とセラミックなど白い修復材が噛み合うことは禁忌だと説明する必要があります。
臼歯部にまで一切金属を出さない治療を好む傾向が強いだけに、このような安全な咬合の組み合わせの鉄則を厳守して長く安全に補綴物が機能出来るような補綴治療をする事は現代の歯科常識のはずです。

私は日頃、初診の患者さんの口の中を観察しているとこの鉄則を無視した治療が多く驚きます。
この程度の歯科常識が解らない歯科医院は非常に危険ですから受診すべきでないでしょう





○治療の概要とこれから注意すべき事:


この日の治療は危険な金属と審美性材料が噛み合う状態を改善して噛める状態にするために、上(大臼歯2本)の金属インレーを除去し下(第一大臼歯)にコンポジットレジンを充填して一応の機能的咬合状態を回復しました。これはこの日の応急処置として妥当な方法論ですが、あくまでもこれは最終的なセラミック冠を装着する一過程でこれからそれ等3本を歯冠形成して各々にセラモメタル冠(金属冠にセラミックを焼き付けた冠)を装着する予定です。

一応の機能的咬合を回復できていますが、この状態では下顎の第一大臼歯の歯冠部が長期の咬合圧には耐えられないので、可能な限り早い時期にセラモメタル冠の最終補綴をする必要があります。


昨今,痛い云々と子供のような文句を言って通院を止める患者が多いので、この患者さんも要注意だと思っています。

この患者さんがもし通院しなくなれば、こういった安全な治療は不可能で歯冠破折は、今の状態でも起き得ます。可能ならば早期に特に下顎第一大臼歯の歯冠に最終補綴物を装着することが是非必要です。
この患者さんへは「治療は最後までやり終えないと歯がダメになります」と私は繰り返し説明をしていますが、もし通院を止めたら歯周病が進行するだけでなく,せっかく着手した左の歯までダメになってしまいます。

さて、キチンとこの患者さんはこの道理を理解してくれるでしょうか??



日本は歯科医が歯科常識を無視して平気で治療する様な残念な三流国です。患者さんは最低限の歯科的トラブルの事例だけでも知り不良歯科医から身を守って下さい。
歯科医院へ一度受診してしまったらその歯科医に疑問や不信感を言っても通りませんから、事前に真摯なポリシーや技量を持った確かな歯科医師を探し出して、そこへ受診することしか自分の身を守る手段は無いと言えます。  

*優良な歯科医師探しには、歯科医師の治療方針を文章や臨床写真等で確認する事が最低限必要です。
私がブログを書いているのは、そういった私の臨床を皆さんに開示するためです。



○当院は良い歯科治療を求めるアナタをお待ちしています

  我々、麹町アベニューデンタルオフィスでは院長の私がインターネット上で書いているようなポリシーを実践するオフィスです。  アナタが探していた良い歯科治療を、もし我々の姿勢に見出したなら当オフィスへご受診下さい。
この記事の患者さんのように少し遠くから来院される方も喜んで歓迎致します。
当院は巷の短時間診療の心の無い歯科医院とは異なり重要な説明やお話を充分することから治療を始める事を信条としています。

    遠方からお越しになる方はその旨時間的問題を含めて予約電話時にご相談下さい。


 















2018年4月12日

  

上顎アーチが通常より大きく下顎に対して頬側に位置して充分な咬合関係が無い患者さんに時々遭遇します。
前歯部のオーバージェット(歯の突出)だけでなく、小臼歯や大臼歯部にも上下で咬合していない不調和があるケースもあり、その治療方法には悩む例も多い。

この症例では、前歯部では簡単な上顎前歯の舌側への傾斜移動と下顎でマイナーな歯列補正を行い同時に小臼歯部の歯牙移動では一度外科的に抜歯し抜歯窩の舌側へ骨削除した後、そこへ再植することでより舌側へ歯牙を移動(8mm)することに成功しています。

○初診時の口腔内:

初診OY.jpg
上顎前歯部は10年程前に補綴したそうですが、歯周組織では歯周病が進行しています。前歯部で8mmほどの深いポケット、臼歯部でも根分岐部病変があり歯肉退縮して歯根露出も露わな箇所が有ります。

まず全顎的に徹底的に歯周病治療としてスケーリング&ルートプレーニング(SRP)した後、上顎前歯部と下顎前歯部の簡単な矯正を行いました。矯正前に全顎的に以前の補綴物を除去して仮歯に置き換えました。 同時に、下顎臼歯部で予後が期待できない歯牙は抜歯しています。


TEKjpg.jpg

全顎のプロビジョナルクラウン(仮歯)は矯正後を推定して作られています(前歯部で矯正治療での歯牙移動後を予想し移動完了させた状態を模型上に再現して全てテクニシャンのラボワークで作られています)。すなわち,仮歯が良い咬合状態になるまで歯牙移動すれば良いようにテクニシャンが仮歯を作製しています。


○矯正学的治療:

上顎前歯.jpg

上顎は金属ワイヤーを使用しないで、パワーチェーン(矯正用ゴム)で舌側方向へ前突した上顎前歯を傾斜移動させる方法で煩雑な処置を避けました。 

下顎矯正過程01.jpg
下顎は切端を揃える程度に矯正学的に移動させました

上顎前歯部では、舌側への傾斜移動を終えた後は6前歯をセラモメタル連結冠で永久固定することで、安定した上顎アーチを機能的に調整しました。

*補綴を前提にした補綴治療全般にいえることですが歯牙の歯軸を適切に矯正できれば、後は補綴の形態学的調整で、正しい機能回復が可能にできます。


○外科的歯牙移動:

小臼歯部は歯牙が頬側に変位し過ぎていて殆ど噛み合っていないため(画像参照のこと)、今回は外科的に再植移動させて舌側へ歯体移動したと同様の状態にすることに成功しました。
小臼歯の保定後、形成して他の歯と同様に仮歯を装着しました。

再植01.jpg

上の画像のように小臼歯部で上下の歯牙が上顎の小臼歯が著しく頬側に位置している事で殆ど咬まない状態です。
一般に余り行わない方法ですが、矯正学的方法では複雑な装置になると予想されて、難しさを感じたために外科的に歯牙を再植して移動させることを決断しました。
 
歯牙周囲の歯根膜組織を傷害すると正常な歯周組織の再生が成されないので、歯根膜腔に挿入して歯周靱帯を綺麗に断裂できる特殊なメス(#11の刃を細く加工滅菌し使用)を院内で加工し利用しました。

抜歯窩は、約8mmほど舌側寄りに削りました。頬側の骨片は緻密骨側を歯根膜に向けて戻して歯肉弁を戻し縫合しました。こうすることで、組織再生時に骨姓癒着する事を避けました。
とにかく最初数日間は硬く固定した後、今度は歯根膜に機能圧(咀嚼圧)をかける目的でワイヤーだけのフレキシブルな固定にしました。これにより歯根膜組織の修復が正常に生じて、歯根膜の生理的な再生が生じていました。

HOTEI .jpg

生理的歯根膜再生を期待してワイヤだけで固定して咬合圧が加わるようにした。術後3週目の画像


技工2 .jpg
赤い部分はワックスで、これが鋳造過程で金属に置き換わります。テクニシャンがこういったワックス型を精度高く作製し精度の高い補綴物が出来上がります。

セラモメタルクラウンは個別に作製して超項石膏コアを取り、それに合わせて口腔内での微妙な数十ミクロンレベルの位置関係を狂わずにロウ着することで精度高く後戻りしないように連結冠を仕上げました(画像参照)。

最終補綴治療では先に上顎前歯のセラモメタルクラウン(連結冠)を作製して矯正完了した前歯を連結固定して安定的に綺麗な咬合状態を担保しました。

補綴過程.jpg

臼歯部では上顎を先に作製して、次に上顎に合わせて作製する順序で作製しました。上の画像はその過程です。こうした順序により技工作業時に発生し得る誤差を軽減させることが出来ました。


○最終補綴物装着:

OYファイナル補綴.jpg 
臼歯部の咬合面は陶材にした際の将来に起き得る破折リスクを考慮して、全てメタルにしました。昨今、審美性云々で臼歯部に金属が見えることを嫌う傾向が強いようですが、安全で長持ちする事を第一に考える患者さんには、臼歯部の咬合面は陶材を使わないで金属にすることを提案することが有ります。 この患者さんは元々金属が見えるコトには全く抵抗がない方だったので咬合面のメタルをむしろ快い対応として受け入れてくれました。 もちろんセラミックの咬合面にも出来ますが,この方の場合は初診時の口腔内を観れば軟らかい金合金の咬耗具合でも、セラミックでは破折リスクがある事が想像出来ました。


今回も中心位でキッチリ噛み合う様に、CR=COで全顎補綴が完成しました。とにかく咬合学的に間違いの無い最も安全なコンセンサスに基づいた補綴治療し直しができました。

治療の基準になるこういった咬合理論と精度管理が誤っていれば、患者さんの咀嚼など機能回復と顎関節などの健全性は担保出来ないでしょう。バランス良くコンセンサス有る科学的理論に則る事の重要性が特に全顎的治療では結果的に大きなカタチで予後に影響します。
また、治療を終わってから気が付いても遅いので、我々は学問的知識を適切に臨床へフィードバック出来るように、常日頃から自身の知識と臨床姿勢をブラッシュアップしておかなければなりません。
特にこの頃、こういったことを以前にも増して痛感しています。


○ご予約下さい:

  私のオフィスでは、治療し直しをお受けしています。虫歯一本から治療し直しを誤ったら時間と治療費も無駄にしてしまいます。治療の概念を理解してご協力頂ければ、必ず良い結果が得られます。 放置していた問題が生じた不良な歯科治療は、キッチリと正しいカタチの治療で是非直してください。
 治療の相談など予約制で治療ではなく別個に時間を割いてお話中心のカウンセリングを行います。治療を行う前の診査や治療概念の説明を受けて治療を充分理解してお受け下さい。
カウンセリングは自費(1万円)で行っています、電話予約制です。





















2018年4月 5日

  

今回の症例は、我々の口腔内でチョットした噛み合わせや咬合の要素が大切だということを理解してもらうために書きました。たぶん、素人の患者さんには解りずらいと思いますが、機能的な咬合や咀嚼運動には色々な細かい要素が関連している事を概ね理解して頂ければそれで充分です。

ここでは、余り難しい事を言及する事は控えますが、犬歯一本による下顎の誘導で、顎の運動が規制されている事を知って頂ければ都考えます。

ある患者さんが前歯部4本の歯に虫歯があり、これ等4本の歯をセラミックの歯にしてもらいたいとの主訴で来院されました。

EK.jpg

見逃し易いことですが,補綴する予定の上顎前歯部切端に下顎の切端が強く当たるために、たぶんこのまま前歯を補綴したらセラミックの切端が破折する可能性が高いと懸念しました。

ここで、前歯部のこういった咬合状態を是正するために最も重要で出来るだけ少ない修整で前歯部の機能的な咬合を安全で適切な咬合状態に修整できて切端が破折するリスクを軽減できる咬合要素は何かと考えた末,犬歯の誘導要素=犬歯誘導(犬歯ガイド)を修整することで、可能だと解りました。実際に臨床では犬歯のみならず隣の第一小臼歯も同様に犬歯の補助としてこの誘導に参加しているケースもあります。

すなわち、上顎犬歯舌側面の形態を修整することで可能だと咬合分析の結果判明しました。

上顎左右犬歯の舌側面斜面に金属で厚みを付与する方法(下の画像:赤いワックス部)で解決出来ます。

EK(犬歯メタルワックス想定).jpg


下の画像は下顎の左側方運動時の咬合関係です。上顎犬歯と下顎犬歯が擦れ合って、前歯部の前歯切端も当たる事が解ります。犬歯が更に摩耗すれば、前歯部が側方運動の場合に更に強く接触するようになる事が予想されます。  *


すなわち、こういった咬合関係を修整しなければセラミック冠を前歯に補綴した際はセラミックの破折などトラブル発生が予想されます。

EK(左側方運動).jpg

EK.(右側方運動)jpg

左側方運動時と同様に右側方運動時の咬合緩解は、前歯部セラミッククラウン切端の破折リスクがある点で同様です。

よって上顎犬歯の修整は左右両方とも行うべき事が解ります。

EK(INCISAL).jpg

咬合器に付着した顎模型で犬歯舌面の形態付与(前述)を行った時に咬合器の前方部での機能的咬合記録要素のインサイザルテーブル(上の画像参照)をレジンで記録しました。
インサイザルテーブルの形態に応じた咬合器での運動(犬歯の舌側に厚みを与えた状態)を基に、ワックスアップしてラボで犬歯の舌面板を作製してもらいました。


犬歯に装着する舌面板ための形成を口腔内で行いました(下画↓像参照)。
舌面板には3本のピンを形成したので、これによって舌面板は充分な維持力が担保されました。

EK(形成).jpg

下の画像は、上顎左右犬歯に金属板をセットするための形態を形成した後の精密印象(シリコン印象)の内面です。金属板を維持出来るように犬歯にピン3本で止めるように形成されています。

EK(印象内面).jpg


下の画像は上のシリコン印象に超硬石膏を注入して作った作業模型です(ラボ テクニシャンに渡し技工物作製を依頼しました)。切歯4本は、この時点ではまだ暫間被覆冠(仮歯)です。

EK模型.jpg

EK (メタル模型上).jpg

上の画像は作業模型でのラボで出来上がった犬歯舌面板の画像です。

EK(補綴物MB).jpg
上顎切歯4本のセラモメタルクラウン(セラミック冠)が出来上がったモノ


EK(MBセット後).jpg
競れもメタルクラウンを口腔内にセットした状態(もちろん犬歯舌面板も既に装着されています)

EK(セット後左側方).jpg 舌面板とメタルクラウン装着後の側方運動の状態

Ebihara Kouji014.jpg


正常な咬合状態では、このように犬歯に誘導されて、前歯、及び臼歯部は離開する様に機能的に下顎が運動します。
今回,画像が無いのでご覧頂けませんが、下顎の左右側方運動と同様に前方運動のチェックも舌面板作製前に充分行っています。
下顎歯部が上顎前歯の舌側面を一部滑走して切端同士が一致した後、その後下顎が離れ開口する正常な咬合をシュミレートして犬歯舌面形態を決定しています。

我々は時に多くの歯を補綴する事がありますが,こういった生理的な咬合状態に反するような補綴治療を行ってしまえば,補綴物のみならず顎関節の故障や頭頸部の失調や体調まで障害を被る可能性があります。我々歯科医師とラボで補綴物作製を担当するテクニシャンは、補綴学的な常識に則り科学的根拠により治療に参加していかなければならない。

今回のような基本的咬合論を無視して単に技工物の印象を技工所に送るだけの歯科医師が現状では多いものと想像しますが、どのような臨床的要素から正常な口腔機能が破綻するか解りません。 

  益々用心して臨床に取り組まなければならないとの戒めを私は感じています。












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