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2009年4月22日

皆さんに本物の歯科医療を評価して頂けるように努力します


残念ながら、ごく当たり前の教科書レベルの基本に則った歯科治療を丁寧に行うことが、現在の歯科界ではむしろ珍しい事になってしまいました。

*その悲惨な実態は私の院長ブログに色々ご報告していますのでお読み下さい。

これには歯科界の経営的な現実が大きく関与していると私は思います。
日本の保険医療制度は請求すれば原則的に歯科医院の口座に診療報酬が自動的に払い込まれるシステムです。そういったシステムの下,歯科医は経営上の要求性からも出来るだけ沢山治療をこなし沢山請求できるように努力する傾向は極めて強いはずです。

レセプト上には歯科医の技量や治療への配慮は基本的には反映されませんから,よほど悪質な行為でない限りはイイ加減な診療を日常的に行っても基本的には監督官庁にさえ解りません。

そういった健康保険の特性をよいことに歯科医の診療内容は効率重視で雑に成ってしまった現実は想像に難くありません。
そのような嘆かわしい現状にありながら歯科界内部から反省の言が出てこない事こそが,歯科界の現状を象徴していると私は思います。


平たく歯科医療の現状を表現すれば 「素人の患者には本当の歯科治療の内容など解らないのだから黙っていれば解らない。気にしないでどんどん請求件数を増やせば儲かる.」といった状況です.
さらに換言すれば「余計なことを言わなければ患者には何も解らないので悟られてまずいことは黙っていろ」ということです.


殆どの歯科医は10年以上の治療予後を確かめられないのが現状:

現在,首都圏の患者の多くは複数の歯科医院を治療ごとに転院し信頼できる1人の歯科医をホームドクターとして受診し続ける事が希です。
こういった状況下で無責任で無計画な歯科治療は増加しています.そして,こうした背景で歯科医も10年以上経過した自身が行った治療の予後すら知らない状況が生まれています.
こうして歯科医が治療に関する長期予後から反省する機会が無い状況が生まれています.
だからこそ尚更歯科治療に反省が無いのでしょう。

 cf. 幸い私は千葉県開業時代に10年以上の自身の症例予後を沢山観てきました。
また親が行った50年近く経った症例も観る機会に恵まれていました。


1人でも多くの方々に歯科治療に対する正しい認識を持って頂きたいと思います。歯科的知識と供に歯科医学の核心や歯科界の危険な実態を日常的に私は直に患者さんとお話し,ネット上ではブログやSNSを通じてご報告しています。

患者さん1人1人に正しい治療をご評価して頂けるようになれば真面目で丁寧に治療する歯科医が高く評価される事が世の中の常識になるはずです。


まずは目の前にいらっしゃる患者さん1人から丁寧に本物の治療をしてゆきます。
時間がかかるでしょうが、そうなれば必然的に歯科界も徐々に変わってゆくはずです。

全く地味な事ですが、こんな当たり前の事を実践しないから現在のような酷い歯科界になってしまったのです。

*最近、 歯科医院ブログを業者が作成しているケース も存在しています。こういった業者ゴーストライターが作成したブログも存在しますから、そういったモノを掲載する不誠実な歯科医院に騙されないようにご注意下さい。

*当オフィスのHPに掲載するコンテンツは全て院長自ら作成しています。よって院長自らのポリシーを反映しています。お読み頂ければ幸いです。   

院長プロフィール

麹町アベニューデンタルオフィス 院長 戸村 真一

【来歴】
1988年 日本大学歯学部卒業
1992年 日本大学大学院歯学研究科歯科保存学(歯周病学講座)卒業、学位取得(歯学博士)
同年   実家の歯科医院(千葉)で診療開始
歯周病学関連の講習会講師、インストラクターなどを歴任
2007年 千代田区麹町に麹町アベニューデンタルオフィスを開業

【著作】
works01.png日本初のエムドゲインによる歯周組織再生療法の教科書:
2000年2月出版
「生物学的コンセプトに基づいた歯周組織再生療法 ~エムドゲイン®療法~」
戸村真一・弘岡秀明 著
(スウェーデン・デンタルセンター弘岡秀明先生と共著)

【歯科雑誌投稿論文(の一部紹介)】
<2000年>
・戸村 真一, 弘岡 秀明 (2000)エムドゲイン®の有効性と歯周再生療法 DENTAL DIAMOND 25-351, 72-75.
・弘岡 秀明、戸村 真一 (2000) エムドゲイン®による生物学的組織再生法 IV -エムドゲイン®療法の新手法:を併用したCoronally Positioned Flap (弘岡の改良法)の1症例The Quintessence 19-11, 97-109.
<1999年>
・弘岡 秀明、鈴木 敏人、戸村 真一 (1999) エムドゲイン®を用いた歯周組織再生法  -その基礎と臨床術式 dental products news 102, 3-7.
・弘岡 秀明、戸村 真一 (1999) エムドゲイン®による生物学的組織再生法 III -エムドゲイン®療法の歯周治療における臨床的位置づけ The Quintessence 18-5, 55-68.
・弘岡 秀明、戸村 真一 (1999) 科学的根拠に基づいた歯周組織再生療法とその成功への方法論 I 歯界展望 94-4, 801-814.
・弘岡 秀明、戸村 真一 (1999) 科学的根拠に基づいた歯周組織再生療法とその成功への方法論 II 歯界展望 94-5, 1059-1074.
  他-歯周病学関連の論文多数執筆

【歯周病学会誌・投稿論文】
・ニフェジピン歯肉増殖症の関連性に関する研究 : IL-1存在下でのニフェジピンが培養線維芽細胞のウロン酸産生に与える影響
・B-2-910 ニフェジピンと歯肉増殖症の関連性に関する研究 : IL-1存在下でのニフェジピンが培養線維芽細胞のウロン酸産生に与える影響
・ニフェジピン歯肉増殖症に関する研究-歯肉組織中のウロン酸量の比較検討
・B-13-1130 牛歯根面に対する培養線維芽細胞の付着に関する研究
・超音波スケーラーによる歯根面沈着物の除去に関する基礎的研究 : 根分岐部を中心に
・表面粗さの異なるスライドグラスに対する培養線維芽細胞の付着増殖に関する研究
・フッ化物塗布による露出歯根象牙質面に対するプラーク抑制効果について
・B-17-1200 表面粗さの異なる Silde Glass に対する培養線維芽細胞の付着増殖に関する研究

【その他】
・学位トピック: "Nifedipine-induced gingival overgrowth"
・歯科関心事項: 歯周組織再生療法, GPへの実践的教育方法論
            歯科医原性疾患から患者を守る啓蒙的方法論
            ネットリテラシーと歯科医療:歯科医と不良歯科治療に騙されない方法論とその啓蒙法

当院のポリシーのご理解もしくは、歯科治療のご理解にブログ電池ストのお仕事@麹町院長ブログの記事がお役に立ちます。

*この医院HPも歯科治療のエッセンスを理解して頂けるように院長の私がコンテンツを全て作成し、症例は全て当オフィスの実際の治療症例です。巷に溢れる単なる宣伝用の読むに値しない医院webとは全く性質を異にする啓蒙的側面で書かれたものです。

 歯科治療の理解を深めるためにご通読をオススメします。

昨今,業者提供の画像を羅列していわゆる審美歯科治療やインプラント治療を薦めるカタログのような医院HPが多く患者さんへ歯科保健の核心や医院の信条を伝える質の高いモノが殆ど無いのがネット上の状況です。
我々はそういった低レベルのHPによって患者さんが勘違いをされないように本当の歯科医療を理解出来るようコンテンツを作成しています。

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2009年4月17日

治療費の一部が戻ってきます~医療費控除制度について

医療費控除とは、自分や家族のために医療費を支払った場合、一定の金額の所得控除を受けることができる制度です。

矯正治療にかかった費用は医療費控除の対象になります。医療費控除は医療費の負担を軽減するために設けられた制度で、一年間に10万円以上の医療費が必要になった場合に所得税の一部が戻ってきます。

本人及び生計を同じにする配偶者その他親族の医療費(毎年1月1日から12月31日までの分)を支払った場合には翌年の3月15日までに申告すると医療費控除が適用され税金が還付または軽減されます。

ただし、年間お支払いになった医療費が10万円以上でなければ対象となりません。(申告額は200万円が限度です)所得金額合計が200万円までの方は所得額の5%以上医療費がかかった場合に申告できます。

なお、5年前までさかのぼって申告できる場合があります。

控除金額について

控除される金額は下記の計算額になります。

控除金額

所得税率は所得が多いほど高くなりますので、高額所得者ほど還付金は多くなります。

>> 詳しくは国税庁のホームページへ

医療費控除の対象となる医療費の例

・医師、歯科医師に支払った診療費、治療費
(不妊治療、インプラント、子どもの矯正など保険外診療も可)
・通院、入院のために通常必要な交通費(電車賃、バス代、タクシー代はやむを得ない場合のみ)
・介護保険の医療系居宅サービス(訪問看護・デイケアなど)、医療系サービスと併用される福祉系居宅サービス(ホームヘルプ・デイサービスなど)の利用料
・介護保険施設の利用料・食費・居宅費(特別養護老人ホームは費用の半額)
・白内障の術後や弱視の視能矯正用など治療上必要な眼鏡の購入費用
・治療のための、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師による治療を受けた際の施術費
・治療のための医薬品購入費
・療養上の世話のために家政婦などに支払う費用
・寝たきりの人のおむつ代(医師が発行した「おむつ使用証明書」が必要)
・その他

家族の医療費も合算で申告できます

納税者本人の医療費だけではなく、同一生計の親族(扶養親族でなくてもよい)のために支払った医療費も対象になります。

医療費控除は、支払った税金の還付を受ける制度のため、非課税の人は対象になりません。税金を支払っている人が、家族の医療費も合算して申告しましょう。

医療費控除の対象とならないものの例

・保険診断費用(異常が見つかり、通院・入院が必要になった場合には対象になる)
・通院のための自家用車のガソリン代、駐車代
・診断書料
・美容整形、予防接種

還付を受けるために必要なもの

・確定(還付)申告書(給与所得者は源泉徴収票)
・領収書(コピーは×)
・印鑑、銀行等の通帳

*確定(還付)申告書は地元の税務署においてあります。
*申告期間は翌年の2月16日から3月15日の間です。但しサラリーマンの方の還付は1月以降受理されます。

2009年4月15日

医院案内

麹町アベニューデンタルオフィスのアクセスと医院案内です。

医院名 麹町アベニューデンタルオフィス
院内紹介はこちら
医院の外観
住所 〒102-0083
東京都千代田区麹町
3-5-5 サンデンビル2F
電話番号 03-5637-7300
お問い合わせ info@kojimachi-ave.com

診察時間(平日)
午前 10:00~13:00(12:00まで受付・要電話確認)
午後 14:30~19:00 (18:00まで受付・要電話確認)
休診日:土・日・祝日

アクセスマップ

〒102-0083
東京都千代田区麹町
3-5-5 サンデンビル2F


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*遠方より来院される方へ:電話予約の際には、遠方より来院される旨をお話し頂き無駄なく充分な診療が出来るよう是非ご相談下さい。 


電車でお越しの方
電車でお越しの方

東京メトロ有楽町線 「麹町駅」1番出口より徒歩1分 *出口をお間違えなく
東京メトロ半蔵門線 「半蔵門駅」1番出口より徒歩4分

新幹線でお越しの方
新幹線でお越しの方

東京駅より
東京駅(山手線)

有楽町駅(有楽町線)

麹町駅

飛行機でお越しの方
飛行機でお越しの方

羽田空港より
羽田空港駅(モノレール)

浜松町駅(山手線)

有楽町駅(有楽町線)

麹町駅

2009年4月14日

よくある質問:歯周病について

歯周病とは、どんな病気なのですか?
歯槽膿漏と歯周病は違うものですか?
歯周炎と歯肉炎は違うものですか?
歯周病は何歳位から起こるものですか?
歯周病はどのように予防するのでしょうか?
歯周病はどうやって治すのでしょうか?

歯周病とは、どんな病気なのですか?

歯周病とは歯肉炎と歯周炎の総称です。

歯肉に限局して炎症がおきた状態を歯肉炎と呼び歯肉の発赤や腫脹も生じます。この時点では周囲組織の破壊、特に骨の破壊はありません。

ただし、歯肉炎を放置すると正常な歯肉溝に細菌が新しく棲み着いて活動を始め、溝も深くなってゆきますが、こういった病的歯肉溝は歯周ポケットと呼びます。このようになると歯肉炎から歯周炎に病態が変化したと考えられます。

歯周ポケットは次第に深くなり歯周病菌の巣窟になります。これら細菌はヒトの免疫細胞により攻撃を受けます。この結果、戦場となった歯周ポケット周囲は戦場の焼け野原として支持組織の組織破壊(歯槽骨の吸収や歯根膜線維の障害)を生じます。

自己を守るため攻撃したはずが、歯の支持組織(歯槽骨など)を壊す結果になったのです。こういった状態を歯周炎といいます。臨床では歯周ポケットが深くなします。

また、歯周病は主に表から目で見えづらいところで生じ、自覚症状がないため、気付かない間に悪化させてしまうことがよくあります。歯周病は全て、口の中にいる細菌が原因で生じます。よってこれら細菌を除去して治します。すなわち、歯周病治療の基本とは原因除去を徹底的に行うことですものです。

歯槽膿漏と歯周病は違うものですか?

同じものです。

以前は歯の周辺の歯肉が腫れ、膿が出るという症状から「歯槽膿漏」という名称が使用されていました。最近は歯肉だけでなく、歯を支える歯槽骨を始め、歯の周辺に広範囲に様々な症状が表れるため「歯周炎」という名称が専門的に統一され使用されてます。歯周病とは歯肉炎と歯周炎の総称です.

歯周炎と歯肉炎は違うものですか?

歯肉炎は炎症が歯肉に限局した症状で、周辺の歯槽骨など支持組織はまだ正常な状態です。よって、特に初期の歯肉炎では、歯ブラシを丁寧に行うだけでも完全に治るケースもあります。こういった状態でブラッシングなど正しく励行すれば健康な歯と歯茎で生活ができます。歯周炎になると、歯周ポケットが深くなりその中に進行した細菌たちにより歯の周りの支持組織である繊維組織の歯根膜や歯槽骨の吸収破壊が起きます。

当院のトゥースクリーニング時に歯肉炎など見つかる場合も多いのです。例え歯茎から出血しなくとも、一度"お手軽トゥースクリーニング"においで下さい。

歯周病は何歳位から起こるものですか?

歯周病は歯肉炎と歯周炎に大別されます。歯周病は成人してから起こるものと思われていますが、実は歯周炎の前段階ともいえる歯肉炎は幼少期から起こりうるものです。また、希に小学生くらいの若年者でも歯周炎が進行するケースも知られています(当院でも、こういったケース(以前は若年性歯周炎と呼んだ)を治療しています)もあります。

また、歯周炎は痛みなどの自覚症状がほとんど無いために発見が遅れることもしばしばです。歯周病を予防するために、毎日の歯磨きと歯科医院での定期検診が重要です。

また、歯周治療後はメンテナンス(定期検査)が必要です。歯の清掃を怠ると3ヶ月で歯周ポケット内の細菌は治療前の状態に戻ってしまいます。ですから、メンテナンスは3ヶ月に1回行うことが理想です。

歯周病はどのように予防するのでしょうか?

歯周病を予防するためには、虫歯予防と同様に何よりもまずプラークコントロールが不可欠です。歯茎周辺に付着したプラーク(歯垢)を除去し、細菌が歯肉溝へ進行していかないようにします。

原理から言えば、こうすれば歯周病を食い止めることができます。ただし、既に歯周ポケットが形成されていれば、歯周ポケットの深くまで細菌は進行してゆき、容易に細菌は除去できません。

歯周ポケット内の歯垢や歯石は、患者さんのブラッシングだけでは清掃や除去はできません。そこで、歯科医院で原因である細菌(プラーク/歯石)の清掃・除去を行う必要があります。患者さんご自身のブラッシングなどのセルフケアと歯科医院で行うスケーリング&ルートプレーニングなどの相互の取り組みによって歯周病を直してゆきます。さらに、メインテナンスにより再発予防をしていきます。必ず患者さんと我々の両者が継続的に努力する必要があります。

歯周病はどうやって治すの?特別な治療ではなく、学問通り正確に。

歯周病治療のプログラムで行われます。できるだけ抜かない歯科治療

歯周病の原因は細菌です。歯周病になってしまった際には、原因である細菌(歯垢)をいかに徹底的に歯茎から除去するかが重要なポイントです。まず患者さんには毎日正しいブラッシングなどセルフケアを励行していただきます。また、歯科医院ではスケーリング&ルートプレーニングなどで徹底的に細菌を歯茎(歯周ポケット内)から除去します。この両者の細歯を歯茎から除去する努力が必須です。

よくいらっしゃる患者さんの中に前医から「重度の歯周病で治せないので歯を抜きましょう」と言われて驚いていらっしゃる方がおります。確かに、保存できない歯も場合によってありますが、かなり進行した重度歯周炎でも保存できる場合は沢山あります。多くのケースで努力すれば歯周病は治せる疾患で、これは現代の歯周病学の常識です。ですから、治療してゆけば恐ろしい疾患ではありません。
とにかく、当院へご来院下さい。


どのくらいの期間で治りますか?

治療する歯の本数、内容・治療前の状態によってかなり異なります。単純にかぶせるだけなら最短2,3回程ですが、歯周組織なども含めて治す必要がある場合には、回数がかかることもあります。

当院では、なるべく治療期間、回数を減らすように努力しておりますが、逆に中途半端な治療では結局、患者さんに後でご迷惑を掛けることになるので、必要があれば目に見えないところや、根っこの治療などまで高いレベルでキッチリ治療致します。詳しくは受診時、診断後に説明致します。

審美歯科治療に保険は適用されますか?

「審美云々」といった用語には問題があります(別項参照のこと)が、
歯科診療は保険診療と自費診療に分けられます。
いわゆる一般に審美修復や審美補綴物といわれるモノ(セラミック)などは保険対象外です。
保険外ですがセラミックスの方が美しく耐久性があります。
保険では部位は制限されていますが一部認められている"レジン前装冠"の場合は前装部は色素沈着し易く耐摩耗性もセラミックスに比べれば低いという欠点があります。一生使用する前提では難しいとも言えます。
特に若い患者さんにはそういった短所から一般には我々からは敢えてオススメしていません。
必ず長所と短所を知った上でご自身で充分考えて選択して下さい。

最近、CAD/CAM冠といわれるコンピュータを介して技工操作をする方法論で作製される歯冠修復物(歯質色の冠が利用可能)も小臼歯部でのみ保険算定可能になりました。
昨今、早速その冠が破折して他院から来院した患者さんもいました。
新材料は適切な方法論で治療しないと思わぬ問題が生じ得ます。

よくある質問:補綴・修復治療(いわゆる審美歯科治療)について

審美歯科ってなんですか?
どのくらいの期間で治りますか?
審美歯科治療に保険は適用されますか?
銀歯を目立たなくする方法はありますか?
セラミックは変色しませんか?
生まれた時から歯の色が変なのですが......
奥歯を(オール)セラミックにしても割れませんか?
金属アレルギーなのですが、治療できますか?
かぶせものは、歯ぐきが黒く変色するとお聞きしたのですが......
治療期間中、歯のない期間がありますか?

金属の冠や詰め物を目立たなくする方法はありますか?

金属冠やインレーなどの詰め物を一度はずし、天然歯のような透明感の高いセラミック製等の素材に被せ直し詰め替えることにより、自然な色合いになります。

セラミックスの他にもジルコニアやハイブリッドセラミックス等の審美修復材料が現在は使用可能です。

治療部位や症例によって材料は適するモノが存在します。
ご来院頂き、適応出来る材料をご説明できますので、ご相談下さい。

セラミックは変色しませんか?

ここでいうセラミックとは陶材の総称です。ご存知のように食器などに使用されている素材です。当然、陶器と同じように水分の吸収が無いため、変色せず、歯を白く保つことが可能です。

また、セラミックの最大の特長は、他の素材に比べて天然の歯に最も近い色調と透過性を再現できることです。もし、治療後の歯を自然な色合いに仕上げたいとお考えなら、セラミック素材での治療をお勧めいたします(当院では、プロセラによる治療も可能です)。

また、セラミック系の材質にはその特性により適用範囲に若干制限がある場合もあります。例えば、オールセラミッククラウンの場合は、ブリッジができない場合もあります。(メタルボンドでは可能です)詳しくは、受診時におたずね下さい。

生まれた時から歯の色が変なのですが... でもご注意を!

「ラミネートベニア」という治療方法があります。変色歯に対する治療方法です。グレーな色に染まり、縞状の模様にみえるテトラサイクリン先天性着色歯などで悩んでいらっしゃる患者さんには前歯の変色をマスクするために良い選択肢かも知れません。

ただ、某国スター達の治療歴で有名になった治療法でもありますが、笑って見える範囲を全てこの方法で治療していると報道されていましたが、少しくらい前歯の色が余り白くなく気に入らないといった程度で、もしくは、歯に少し隙間がある程度で削除量は他の方法より少ないとはいえ、私は安易に、この方法で治療しない方が良いと思っています。臨床上、精度良く完全な接着をすることは案外難しいことです。不正確な要素があると問題となります。例え精度が高く治療できたとしても、二次的に剥離など生じるリスクも捨てきれません。もちろん、僅かなエラーでも長い間には辺縁歯肉の炎症や時には虫歯の発生も助長し得ます。本数が増えればリスクはそれだけ増えます。

著しい問題が無い限り、天然の歯牙を広範囲で削ったり、極力歯質を修飾するような処置は控えるようにすべきです。歯牙の寿命を考慮するとそれが正解です。これは真っ当な歯科治療の基本的考え方です*。

*歯の寿命を縮めないための合理的考え方ですが、最近歯科医師の中にこういった考え方ができないヒトが多いのです。理由は、とにかく手を加えれば治療費が派生するためです。残念でなりません。
"審美歯科"なる・いい加減な"造語"の下行われる傾向にあるので、気をつけるべきです。

奥歯を(オール)セラミックにしても割れませんか?

セラミックス(陶材系材質)は、天然の歯と同等レベルの物理的強度がありますので適用できます。

ただし、噛み合わせの状態や歯ぎしり等が強い場合は問題になることはあります。
また、 噛み合う歯に金属冠が被っている場合は、噛み合う歯も同じセラミックに被せ直す必要があります。この常識を無視して修復することはいたしません。

また、オールセラミックより金属の裏打ちのあるセラモメタルクラウンの方が強度的に有利なケースも多いと考えます。当院ではセラモメタルクラウンをオールセラミックスよりも臼歯部では安全な修復物として推奨する場合があります。この判断はケース・バイ・ケースです。

セラミックス(ジルコニアやハイブリッドセラミックス)は、多くの被せモノや詰めモノに適用可能です。最近では、奥歯にも審美的に綺麗な白い歯を求められる方が増えてきています。

*あらゆる口腔内に装着した補綴修復物という人工物は、破折など壊れる可能性があります。当院では、ケースに応じて壊れるリスクを最小限にする努力をしています。その上でも、究極的には不可抗力が存在する点を予めご了承下さい。

*昨今,新素材の開発によりハイブリッドセラミックスやジルコニアなど藻登場しています。症例によっては使用可能な時には補綴素材としてそれ等も採用することが有ります。補綴物の素材は要相談です。

金属アレルギーなのですが、治療できますか?

オールセラミッククラウン・セラミックインレー・レジン(コンポジットレジン)などの素材は金属素材を使用しないため、金属アレルギーの方も安心して治療できます。ご希望に合わせた最適な素材を選択可能です。

かぶせものは、歯ぐきが黒く変色するとお聞きしたのですが......

被せたモノや土台(支台築造)に使われた金合金からの金属イオンや削った際の金属の削りカス由来の金属イオンなどが歯肉に移行し黒ずみが出ることがあります。
十分注意するので大きな問題になることはむしろ希です。

また、露出した歯根は無髄歯(神経を抜いた歯)の場合は変色する場合もあります。
特に女性患者さんの場合は気にされる方もいらっしゃいますが、鏡で極近距離から凝視するのでご自身で大変気にされるのでしょう。
通常他人はそのように歯茎の一点を凝視してはいませんので、執拗に心配される必要は無いと思います(他人はそのような細かい部分を気にしていないものです)。むしろ、生体の自然な反応変化です。


特に気になる方には金属を使用しないオールセラミッククラウン(当院はプロセラを使用)も適応症には可能です。更に黒くなるリスクは回避できます。

なお、どちらも金属を使用しないため、金属アレルギー体質の方でも安心して使用できます。
(適応症があるので、それを考慮して可能な場合には治療出来ます)

治療期間中、歯のない期間がありますか?

歯のかぶせものを外したり削った後は、テンポラリークラウン(TEK)と言われるプラスチック製の仮の歯を被せます。

普段の生活には支障はありませんのでご安心ください。また、装着した仮の歯を参考に最終的な歯の形態をご相談することも可能です。

2009年4月13日

個人情報について

麹町アベニューデンタルオフィス(以下、当院)は、ご予約やご相談・資料請求などで皆様に個人情報の提供をお願いすることがあります。当院は、ご提供いただいた個人情報に関して本「プライバシーポリシー」に基づき、取り扱いに細心の注意を払っています。

当サイト上でお伺いする個人情報について

ご予約やご相談、資料請求時にお伺いする個人名、メールアドレス、その他の個人情報は、適切にご予約を受付けたり、ご相談内容、資料請求に適切にお答えするために必要なものです。これら以外の目的では使用致しません。

個人情報の開示について

当サイトは利用者の個人情報を原則として開示することは致しません。

個人情報の利用と提供について

当院では、お答えいただいた個人情報を、販売したり、貸し出したりすることはありません。下記の場合においてのみ、個人情報を外部に提供することがあります。

・利用者の方の同意があった場合
・裁判所や警察などの公的機関から、法律に基づく正式な照会要請を受けた場合
ご利用者にサービスを提供する目的で、当院からの委託を受けて業務を行う会社が情報を必要とする場合。(ただしこれらの会社も、個人情報を上記の目的の限度を超えて利用することはできません。)

尚、ご相談に関しまして、公益性があると判断した内容を当サイト及び当院関連サイト上で公開する場合がありますが、その場合は個人情報が特定されない状態で公開します。

当院の個人情報管理責任者

麹町アベニューデンタルオフィス
院長 戸村 真一

〒102-0083
東京都千代田区麹町
3-5-5 サンデンビル2F

2009年4月11日

本物の治療は確かなモノを選ぶことから

本物の治療は、確かなモノを選ぶことから

痛みを取り除くだけでなく、心から満足していただける治療を提供したい。そんな想いから、当院では技術だけでなく、設備・器材など、「モノ」に対してもこだわっています。

このコンテンツでは、当院の治療環境をご紹介いたします。

<当院の院内設備>
徹底した滅菌処理~オートクレーブ滅菌
世界一の性能を誇るエアータービン
現像0分。スピーディーな診療で患者さんを待たせない~デジタルX線
目に見えないところも見落としません~マイクロスコープ

安全性を提供します:徹底した滅菌・消毒=当たり前を徹底しています

徹底した滅菌処理~オートクレーブ滅菌滅菌・消毒は、歯科医院では極当たり前のことです。しかし、消毒・滅菌を徹底するためには手間とコストがかかるため、各医院で徹底度合いが異なります。


「エアータービン&バー・治療毎に滅菌したモノへの交換」

歯の切削に使うエアータービン類などは、唾液や血液の付着、内部へのこれらの吸引も懸念されるため、患者さん毎に滅菌したモノへ交換しています*。また、先端に付ける切削用のダイアモンドバー等も完全滅菌しております(これがいい加減な医院が多い)。


しかし未だ患者ごとの滅菌済みタービンへの交換を行わない医療機関が大多数をしめます。この理由は多くのタービンを用意する初期投資や頻回の滅菌による器具の劣化に高い経費がかかるものと歯科医が勝手に思い込んでいるからとだとも考えられます。 




「リーマー・ファイルの滅菌消毒は歯科医院の盲点」


files2.JPG
ファイルやリーマーと言われる歯内療法の小さなヤスリ状の器具:
 ラバーダム防湿法を使用しない歯科医院(9割の歯科医院は不使用)では、このような手用器具を誤飲させる医療過誤が年間幾件も起きています。

files box.JPG
当オフィスで使用しているリーマーやファイルのオートクレーブ滅菌されたモノが収まっているステンレス製ボックス。

滅菌性確保のため頻回に滅菌を施しスタンバイする必要があります。
一般的な街の歯科医院=雑な医療機関では滅菌消毒の手間とコストを惜しんでイイ加減に行われているのが現状です。 

殆どの歯科医院では歯内療法治療中の高いレベルでの術野や器具の滅菌性の確保は成されていません。 
そもそもラバーダム防湿法すらしていないので当然です。 

巷の歯科医院を見学するとその酷さに私は危険性を感じます。患者さんに歯科医院の危険性の認識がないことは大変不幸な結果を招くと思います。 

  ラバーダム防湿法を使わない歯科医院は危険ですから絶対に受診しないように!?





歯内療法(歯の根の治療)に使用するファイルやリーマーといわれる細い針金のようなヤスリ状の細い器具(↑写真参照)は使い捨てではないため滅菌消毒を使用前に行う必要があります。器具には齲蝕の汚染歯質・細菌や唾液・血液など付着するため完全な洗浄と滅菌が必須です。

血液とファイル.JPG
ラバーダム防湿法下での根管治療:このようにファイルに血液が付着します(排膿しています)。
よって、リーマーやファイルの洗浄後 オートクレーブ滅菌が必須です。





これはほとんどの患者さんが認識していないことだと思いますが、驚くことに不完全な薬液消毒もしくはそれ以下の医院も現在でも過半数を占めているような状態です。 

臨床家の間でよく器具の劣化が早く進み経費がかかるのでオートクレーブ滅菌をしないといった理由を耳にします。これは歯科医の単なる詭弁にすぎません。その認識の低さに驚きます。

予後が悪いだけでなく、患者間の肝炎ウイルスなど感染症の伝搬も懸念され大変危険な状況です。
 オートクレブ滅菌をしない薬液消毒ではプログラミングされ標準化された滅菌ではないため曖昧で不完全な殺菌状態の可能性が高くなり臨床上は非常に危険です。 


◎ここに書く実態は業界内からは伏せられて滅多に聞けないことですから本当の危険な実態を知って下さい。


認識が甘い医院ではリーマーやファイルは滅菌しないでスポンジなどに無造作に刺されていることが多く、こういったポイントでもその歯科医院の認識の甘さがハッキリ解ります(患者さんは要チェック!)。

皆さんの通っている医院は丈夫でしょうか?
*滅菌・感染予防対策に関してはアナタのお通いの歯科医院へ直接お訪ね下さい。


当オフィスでは使い捨ての徹底はもちろん、治療ごとに口腔内へ使用する器具の滅菌・消毒したモノへの交換を励行しています。

使用後には専用の機械で洗浄・滅菌・消毒をガイドラインに則し徹底しています。これらを怠ると感染症の感染リスクが生じてしまうことはもちろん、特に歯内療法ではその予後に直接反映されます。 ラバーダム防湿法下での高い滅菌性を確保しない治療では良好な予後は望めません。

「安全性に対する基本的事項に必要な投資しは惜しみません。」

当オフィスでは目先の採算性のみを優先する昨今の歯科界の傾向に疑問を持っています。
患者さんへの治療上の安全性に対する基本的事項に必要な投資しは惜しみません。 

こういった対策も患者本位の考え方の基礎であり大前提でもあります。 

世界一の性能を誇るエアータービン

世界一の性能を誇るエアータービン100年の伝統と革新力を持ったドイツ・カルテン・バッハ社(KaVo)製です。

精度の高いブリッジなどの補綴物を作る際や、生きた歯にダメージを与えず切削するためには高性能なエアータービンが必要不可欠。この機器を使用すれば非常に高い切削効率で正確に歯を切削・形成できます。綺麗に形成することで正確な補綴物を作れ精度高い治療になります。すなわち治療の良い予後が期待できます。

実はエアータービンの性能は、歯の寿命にまで間接的には影響を及ぼすものなのです。

◎また、患者さん毎に滅菌消毒したタービンに交換しています。これは多くの医院でルーティンで行われていない、もしくは全く行われていないことも多いことです。唾液・血液のタービンへの付着と内部への吸引もあり得るので、感染症の伝搬が懸念され大変に危険なポイントです。当院は「感染予防に真面目に取り組んでいます」。


現像0分。スピーディーな診療で患者さんを待たせない~デジタルX線

現像0分。スピーディーな診療で患者さんを待たせない~デジタルX線被ばく量は従来のフィルム型に比べて、数分の1以下。デジタル化により現像の手間もかからず、患者さんをお待たせすることなく、スピーディーな診療が可能です。
一般医院用パノラマ・CT撮影用としては最高の精細画像を誇るマシーンです。

X線画像は、正しい基準で撮影しています。

目に見えないところも見落としません~マイクロスコープ

目に見えないところも見落としません~マイクロスコープカメラ好きならその知名度と高い信頼性でご存知の、カールツァイス社製のマイクロスコープ(医科用顕微鏡)です。

使いこなすためにはトレーニングが必要など、ハードルの高い面があり、現在このマイクロスコープを備えている医院はそう多くはありません。
ココでいう"マイクロスコープ"は、細菌を観る顕微鏡ではなく、針の先くらいのところでも拡大して見えるといったレベルの拡大装置です。良く「虫歯の細菌が見えるのですか?」といった質問を受けますが、そうではありません。裸眼ではほとんど見えないレベルの微少部分を拡大して観るといったレベルですので、お間違えなく。

見落としがちな微細な環境下での治療が可能となり、一般の医院で解決できない難症例にも対応できるようになりました。

※マイクロスコープは通常,必要性がある際にピンポイントで使用します。

最近新しくマイクロスコープを購入した先生が医院のウリにするために、よく治療全般で使用しているように誇大に宣伝していることがありますが、実際の臨床では全くそうではありません。
治療の予後に大きく影響するような歯内療法の手術など歯の治療に微少範囲で用います。

歯の形成(切削)や印象操作などではもう少し拡大率の小さい双眼ルーペ付き眼鏡を使用しています。
これは、器具が充分に視野に入り臨床上使用しや易いからです。


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