再治療(治療し直し) :
【 再治療とは 】
ここでいう「再治療」とは、以前治療した歯が二次う蝕や歯周病、根尖病巣が再発した、もしくは歯冠補綴修復物(インレーや冠)等が壊れてしまって再び治療が必要になった場合、もしくは患者さんが治療途中で放置した治療などの治療し直しのことをこう呼びます。
健康保険診療中心の採算重視による日常的歯科治療では、一般的に雑で必要な学問的配慮を無視した不良治療が巷の歯科医院では毎日行われています。
残念ながらこれが日本での歯科界の医原性疾患(歯科医がつくった疾患)を作る酷い現状です。
また、一部の患者さんでは、治療途中で通院しなくなり治療完了しないまま放置しているモノも潜在的に多く認められます。実はこれが頻繁に認められますが、この場合は病態が進行して再治療に多くの時間を要する典型的ケースです。
厳しく言えば、現在患者さんのお口の中の過半数の治療部位にはいい加減な治療や二次う蝕、根尖病巣、治療途中で放置され進行した病変、これらの慢性的病巣すなわち細菌が潜んだ場所(病巣)が存在しています。
◎治療不完全な部位は時限爆弾です
ただ、多くの場合には治療後に生じたそういった病巣は慢性で経過する事が多く、特に症状がないため自覚されない傾向があります。しかし、疼痛や急性症状が生じた時に歯ぐきが腫脹したり、排膿(うみが出る)したり、顕著な違和感といったカタチで初めて疾患が自覚されます。
これらはお口の中にある時限爆弾と同じです。 いつ爆発するか解らないモノです。多くの皆さんはこういった「時限爆弾」を口の中に持っています。
3.11以降、免疫力低下に因るものか不良な治療部位の再発が顕著になり始めています
当オフィスで患者さんの最も多い来院動機が「再治療希望」です。最も潜在的ニーズが多い割に適切に再治療を行う医院が少ないのも現状です。
また、一方では丁寧で正しい歯科治療を受けた経験のない方にはその治療に対する価値や治療意義を理解されづらい診療分野です。
再治療には、少なくとも最初に治療する場合の2〜3倍以上の多くの時間を要し技術的にも難しい傾向にあります。 このような 再治療の特性を理解した上で治療をお受け下さい。
また、再治療は日常的に丁寧に正しく治療しているスキル有る歯科医が行うべきことで、再治療を必要とするような医原性疾患を日常的に作り出している歯科医には適切な対応は無理です。(=適切な歯科医院選択がキーポイントです)
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治療し直し=再治療は時間と技術を要するため、最低でも治療時間相応な対価としての自費治療費が派生します。=自費診療でお受けします。 ただし、再治療でも比較的簡単なケースは保険診療で承ります(* 参照 )
当オフィスの定めるこういった自費治療費は、基本的には手間(治療時間)ベースで設定されています。そこには技術やキャリア等を過大に評価して加算する意図は基本的にありません。こういった額を最低限の対価として設定した自費治療費をご理解の上治療をお受け下さい。 これは、ご来院前にご承知の上お出で頂きたいと思います。
価値ある当オフィスの再治療の治療費の根拠と価値をご理解の上ご来院頂き、正しく丁寧な治療で嫌な症状を払拭しましょう。
///////////////////////////////////////////// う蝕 再治療の概略 /////////////////////////////////////////////
〖 う蝕(虫歯)再治療の場合 〗
インレーなど詰め物が外れた時や詰め物が装着されていても、充填物下にう蝕病巣が存在することが確認できる場合(歯痛がない場合もある)には、充填物を除去してコンポジットレジン(CR)やアマルガム充填で正しくう蝕治療を完了する・もしくはインレー等の金属充填物を再作製します。特にコンポジットレジン充填の場合、即日に治療完了が可能です。
既に、 私のブログを多くの方がご覧になり、おいで頂いている最も希望が多い再治療タイプがCR充填によるう蝕再治療です。 毎日のように患者さんがお出でになる人気の再治療法と言っても良いでしょう。
ちなみに直接充填するコンポジットレジン充填による修復の場合、1歯30,000円からです(難易度等により)。この方法では、即日治療が完了しますのでお忙しい方には好評です。
また金属色を嫌う方には、治療部位がセラミックスと同様に歯質色で目立たず、セラミックスなどの材質に比べ費用が1/2〜1/3の安価で好評です。さらに、感染(ばい菌に侵された)部位のみを除去・削除して健全歯質は可能な限り除去しない治療方法(minimal intervension:MI)です。
CR以外の充填物の場合には、治療方法には適応症もありますから要相談です。
その他、充填物にはハイカラットの金合金インレーやアンレー、セラミックやハイブリッド型コンポジットレジンでのインレーやアンレー(印象を採得して技工所で作る詰め物)など選択できます。
当オフィスのう蝕治療のポリシーは有髄歯(活きた歯)のまま適切に保存する点にあります。
私は歯周病・歯内療法など歯科保存学を中心に研究してきたので、生活歯のまま歯牙を保存することには、極めて積極的なこだわりを持っています。
生活歯(神経が活きた状態の歯)のままレジン(CR)やアマルガム等で充填し、これを形成して支台として、クラウン(冠タイプの補綴物)を装着する事も可能です。
一度、充填して生活歯のまま保存してセラモメタルクラウン等でさらに綺麗に補綴するこのような方法は、当オフィスでは頻繁に行っております。生活歯(抜髄されていない活きた状態の歯)での補綴処置が長期では歯牙を安定して保存させる最良の方法と考えています。
これを、「生活歯築造処置」と当オフィスでは呼んでいます。保存学的に有利なアプローチといえます。
〖 根管治療(歯内療法=歯根の治療)の再治療の場合 〗
歯は初めて治療する場合には、治療に際して術者による自由度が一般的にはかなりある場合が多いと思いますが、以前治療されたモノを治療し直す時には最初に治療する場合よりも少なくとも2〜3倍以上の時間を要し、諸々の条件が悪い場合が多いため、治療の難易度はさらに高まります。
時には前医が誤った治療で作ってしまった不適切な治療痕も見受けられる場合も多いので再度の失敗を誘発され易く術者にとっては大変に危険な状態です。
時には前医が根管内にリーマーやファイルなど器具の破折物(根管内異物)を残して放置した際には、除去にもかなり時間を要し難易度の高い技術が必要です。
歯内療法時に、ラバーダムを使用しない歯科医は不法行為を行う悪い歯科医です!
特に根管治療(歯の根の治療)では、根管が根管充填材で充填されている場合には、再治療時には、まず根管充填材を時間をかけて除去します。これにかかる時間は時には1根管あたり1時間近くかかることもあります。除去後は根管内壁にリーマーファイルなどで充分に時間を費やして正しい手順で機械的清掃(根管治療)を行う必要があります。また、支台築造(コア)が装着されている場合にはその除去は難しい場合が多く更に時間を要します。
再根管治療は一般には、その状態を放置された時間が長いほど治療は困難になり、治療時間(来院回数)も沢山必要になります。
根管治療の再治療には、治療時間や来院回数も充分に必要になります。そういった前提でご協力下さるよう御願い致します。
再根管治療は、1根管あたり、根管治療費23,000円(根管充填含む:難易度に応じて)、を頂きます。また、歯冠部補綴物や支台築造(コア)の除去には除去料(難易度に応じて)を頂きます。
cf. 時間を要する再治療や難症例の場合以外は、原則的に保険治療で保存治療(歯内療法・歯周病。う蝕治療)を承っております。 歯が痛くなったら将来後悔しないように、当オフィスの丁寧な保存治療をお受け下さい。
基本的に保険と自費で区別無く同じセットアップで行っております。
もちろん、特に世界常識のラバーダム防湿法も歯内療法では区別無く行っております(区別がある医院こそ問題です)。
このように安心出来るスタンダードを遵守しております。



